3年間働いたWEB広告代理店を退職しました。
一昨日の金曜日が最終出勤日だった。
入社したのとほぼ同じタイミングで海外旅が出来なくなり、そして退職するタイミングで私は世界一周旅に出る。
この3年間をポジティブに変換しようとしてみるけど、やはり私にとってこの3年間は「我慢」の3年間だった。
今までは仕事でのイライラやもやもやを海外旅で全てリセットし、このリセットがあるから仕事を続けてこれたんやけど、約3年前、海外旅が難しくなって、さらに新しい環境での仕事という要素が重なり、2020年は私にとって辛い一年だったのを覚えている。
海外旅に代わる何かを探してみたけど、やっぱり私にとって海外旅に代えられるものは無いことがこの3年間で分かった。
Go toキャンペーンで沖縄に行ったり、東京に遊びに行ったり、ちょっと遠出したりもしたけど私は国境を超えないと幸福感を味わえないみたい。
何かの番組で移動距離が長いと幸福度が高くなるという話をしていたけど、まさしくそれ。
この3年間を取り戻すように地球一周、約4万Km移動してきたいと思います。
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私が勤めていた会社は創立10年にもならない若い会社で、入社した3年前は社員数も少なく、今でこそちゃんとしたオフィスだけど当時のオフィスはマンションの一室のような場所で、入社3年でも私は既に古参社員。
入社時はWEB広告やマーケティングの知識なんてほぼゼロで、ほぼ赤ちゃんの状態だったので、当時は社長が隣の席で一から教えてくれていた。
その社長や、組織編成が変わって直属の上司となった人ともそりが合わず、態度を全面的に出してしまったり、トゲトゲしい時期があったんやけど、それでも見捨てず頼りにしてくれていた社長や上司には今思うと申し訳ないし、感謝するべきやったなぁと思う。当時は自分の感情をコントロールできないくらい、いっぱいいっぱいやったのかもしれない。
今では後輩も増えてきて、新人研修をしたり仕事のレクチャーをしたり入社時と比べるとずいぶんと丸くなってきた。
この3年間は赤ちゃんから始まり、思春期の反抗期を経て、大人になって丸くなるという人生の全てを経験したような気がする。
職歴に一貫性がなく、途中で海外逃亡（という名のワーホリ）したり、たまにニートになったりフリーターになったり、こんな変な私をよく採用してくれたなぁと思う。本当に感謝だ。
ベンチャー気質の人が多くて、合わないな、しんどいな、と思ったことも何回もあったけど根は悪い人たちではない。いい人達ばかりだったと思う。
ありがとうございます、しかないよね。
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最終出勤日までの数週間は死ぬ間際なんか？ってくらい気持ちが落ち着いていて、W杯で寝不足気味やったけど自分の中で楽しい期間やった。やっぱり終わりがあるって分かると気持ちがだいぶ楽になる。
ありがたいことにこの2週間で、ほとんどの社員とランチに行ったり飲みに行ったりして、しっかり話してお別れと感謝の言葉を直接伝えることができた。
数週間前にカレー好きだと判明した後輩とカレー会なるものを結成し、2週間のうちに3回カレーを食べに行った。一応私が会長で後輩は副会長らしい。会長と副会長に加えて有志のメンバーで会社周辺のカレー屋を制覇した。私は金曜で引退したので、会長は副会長の後輩に託そう。私の会長就任期間は2週間だった。
最終日は仕事も落ち着いていて、パソコンの中身やデスクを整理したり半年前から書き留めていた引継ぎ資料の最終チェックをしたりなどしていた。
とあるクライアントから相談された内容に私が淡々と答えたことに対して、少しチクリとくるようなメールが来ており、いつもの私ならキィー！となっていたはずやけど、最終日の私はもう心が穏やかなので、何も気にならなかった。終わりがあるって本当に素晴らしい。
最終日のランチもカレーを食べに行った。
会長として最後のカレーだ。
副会長の後輩にいらなくなった炊飯器をあげたので、その日は後輩に奢ってもらった。奢ってもらえるのでちゃっかりトッピングを全部のせにしてみた。
夕方、みんなへ挨拶をする時はワンチャン泣いてしまう気がしてたんやけど、全然泣かなかった。笑
みんなから送別の品と、なんと経営陣から現金をもらってしまった。
ガチ現金はめちゃくちゃ助かる・・・！古参社員の特権やと思ってありがたく頂戴した。旅資金にさせていただきます。
社内チャットでも挨拶の文章を送った。
安室ちゃんがライブの最後で「ばいば〜い！」と言うのが好きなので、私も安室ちゃん風に「皆さん、お元気で！ばいば〜い！！」という言葉で締めくくってみた。
そして夜は一部の社員さんとお肉を食べに行って、私の最終日は幕を閉じた。
明日から有給消化というスーパーボーナス期間が始まる！最高！
友達に会ったり、両親と旅行に行ったり、飲みに行ったり、M-1があったり、引越ししたり、旅立つ日までフルスロットルで駆け抜けてやる。
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