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【世界一周】念願のウズベキスタン
ウズベキスタンにずっとずっとずっと行きたかったんです。
数年前にレギスタン広場に一目惚れして以降、絶対にこの目で見たい!と思いコロナ禍を経てついに訪れることができました。
ウズベキスタンは、タシュケント→サマルカンド→ブハラ→ヒヴァと移動し、再びタシュケントに戻ってくるルートで、17日間でウズベキスタンをぐるっと1周してきました。
この記事でちょろっとウズベキスタンのことには触れてるので、それ以降の色々を簡潔に。(更新頻度が低いからいつも旅のハイライト的な記事になっちゃう。)
タシュケント
最近のあれこれの記事でも書いた通り、お腹を壊したり、貧乏旅にしては豪勢にディナーなんかして過ごしたタシュケント。
ウズベキスタン以前の国と比較すると英語が通じる率が下がった。街中の標識や看板もほとんど英語がない。なので、単語だけで物事を伝えたり(英語非ネィティブ同士は文章じゃなくて単語だけの方が伝わりやすかったりする)Google翻訳を駆使したり、旅の初心に戻った気分だった。
現地の人と接する中で分かったのは日本人は「ジャポニャ」と発音すること。ウズベク語でありがとう「rahmat(ラフマット)」は胸に手を当てて言うこと。こんにちはとありがとうは現地の言葉で言うように心がけているのだけど、どうしても英語が先に出てきてしまい、「Thank you」と言いながら胸に手を当て、さらにお辞儀をするという、日・英・ウズベキスタンがコラボしたよく分からないお礼になっちゃう。
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ウズベキスタンと言えばのプロフ
サマルカンド
電車に乗ってサマルカンドへ。
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いよいよレギスタン広場とご対面である。宿の屋上からレギスタン広場が見えるらしいので全貌を見る前にまずはそこから眺めてみることにした。
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おぉ・・見える・・・。
近い場所にいることが実感できた。
さて、心の準備ができたので行ってみますか。
レギスタン広場に向かう道中は謎の緊張が走っていた。
数年前一目惚れした景色が今目の前に。
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空はあいにくの曇り
うぉぉぉぉぉ・・・・・!!!
なんじゃこの存在感。
期待しすぎて実際はあんまりってことはよくあるけど、レギスタン広場はちゃんと期待を超えてきた。
そしてここに来れたことが嬉しくて感極まって涙がぽろり。笑
ほんまに仕事とか色々なこと頑張ってきてよかったーーー!!!
もしかするとこれが旅前半のピークかもしれない。長旅あるあるかもしれないけど、海外にいることに慣れすぎて異国にいるという感動が薄れてきているような気がする。そういった意味でも一旦日本に戻りたいし仕事もしたいなとたまに思ってしまう。無い物ねだりなんやろうけどね。
私が宿泊していた宿は朝食を食べる部屋に行くと、宿のおっちゃんが「君の席はここ!」と案内してくれるので自分で席は選べず必然的に他の宿泊者と相席になる。1日目はドイツのおじ様、2日目はスウェーデンのおじ様、3日目はお父さんと息子と娘のご家族と相席だった。
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ドイツのおじ様もスウェーデンのおじ様も長期休暇中だった。この2人、というか旅で出会ったヨーロピアンのほとんどに「日本人の旅は短くていつもせかせかしている」と言われる。
日本人のイメージってそれなんや。笑
確かに事実なんやけどね。だから私が2〜3週間くらい滞在すると言ったら必ずびっくりされる。なんせ私は無期限の休暇中だもんで。
ドイツのおじ様は6週間の長期休暇中で4週間かけて中央アジアを回ると話していた。タジキスタンとか「〜タン」系の国を巡る旅も面白いやろなぁ。長期休暇は「巡る旅」ができるのがいいなぁと思う。無期限休暇中の私が言うのも違う気がするけど、長期休暇、心底羨ましいかもしれない。
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私はサマルカンドはレギスタン広場が見られたら満足やと思っていたので、他のことは全然知らなくてドイツのおじ様に「シャーヒ・ズィンダ廟群は行った?」と聞かれ「え?シャーヒ・ズィ・・?なんて?どこそれ?」そんな場所知らなかった。「知らない?サマルカンドで2番目くらいに有名な場所やで」「へぇー、そうなんや・・!」レギスタン広場が見られれば満足やと思っていたのでそれ以外の場所については調査不足だった。
教えてもらったシャーヒ・ズィンダ廟群も青に溺れるスポットだった。ただ、霊廟ということもあり青で華やかな外観とは違って建物の中に入るとスンとした空気が流れている。
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そして次はブハラへ。
ブハラ
ブハラまで来ると一気に現代感が少なくなって街並みに歴史を感じることができた。
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曲線の城壁って初めて見たかも
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ブハラ到着の日、雨のせいで運悪く宿周辺のエリアが停電となっていた。宿のお兄さんは「業者の人が来るから多分夜には直っているよ」と言っていたので、とりあえず夜になるまで出かけようと思い、出かけるときに「てことはWi-Fiも繋がらないよね?」と宿のお兄さんに聞くと近くにいたスロベニアから来たマリアンナが「もー!インターネットが使えないなんて大問題だよねー!?」と言ってきた。「電気がないと人間は何もできないじゃないー!」マリアンナはフレンドリーでテンションが高くてよく喋る。私が出かけようとすると「あなたも出かけるの?それだったら一緒にお茶でもしましょうよ!」と言ってきた。なるほど、非人見知りはこんなにもナチュラルに人を誘うのか!参考になる。けど、実践できるかと言われたらできないかもしれない・・。
マリアンナはWi-Fiが必要だそうで、2人でWi-Fiが繋がるレストランを探した。マリアンナはWi-Fiのことを「ウィーフィー」と発音するのでそれがすごく可愛かった。それ以降私もWi-Fiのことを心の中で「ウィーフィー」と読んでしまう。
ようやくWi-Fiが繋がるレストランが見つかり、私はお腹が空いていたのでがっつりご飯を食べることにした。ちょっとお高めのお店だったので私が頼んだスプライトとマリアンナのコーラがワイングラスと共に提供され、それぞれ白ワインと赤ワインのように炭酸飲料を飲んでいた。
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マリアンナはラム肉のシャシリク(肉の串焼き)が食べたいらしく、けど「ラム」の単語が出てこないようで「あの、、あれよあれ!英語でなんて言うんだっけ?これ!」と言って「アァーーーッ」とヤギの鳴き真似を店員さんにしているのが面白すぎて私は1人でツボっていた。「ちなみに日本ではメェーーーッやで」と私が言うと愛想のない店員さんの冷めた目をよそ目に2人してツボっていた。
マリアンナには旦那さんも子供もいるけど、旦那さんは旅に興味がないので一人旅をしていると言っていた。旅中も子供と毎日テレビ電話をしていて、旅人と母の顔を持つマリアンナがとてもかっこよく見えた。そしてこの底抜けの明るさ。人生を全力で満喫しているこの感じ。パワフルな人とはマリアンナみたいな人のことを言うのかななんて思った。
そして宿に戻ると電気が復活していたので「Yeah!! Electricity again!! Whoohoo!!」と2人で喜んだ。ノンアルコールでこんなにテンション高くなったのはマリアンナの力やろな。パワフルな人の影響力ってすごい。
そしてこの宿がとても良かった。
部屋が土足厳禁で、下に絨毯が敷かれていて私個人的には実家を思い出すような部屋でめちゃくちゃ居心地が良かった。この旅に来て初めて部屋でビーサンを使わなかった。部屋の中を裸足で過ごすってかなりのリラックス効果がある。どんなに居心地のいい宿でもビーサンを履いている状態というのは真のリラックスではなかったということをここで知った。
朝食も毎日メニューが変わって豪華で美味しかった。
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ノン(パン)がもちもちしていて美味しい
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ヒヴァ
ブハラからヒヴァは電車でも行けるんやけど夜行だったり早朝だったり時間が微妙だったので乗合タクシーで行くことに。
ブハラからは北部にあるカルヴァンバザールの近くから乗り合いタクシーが出ているとのことなのでまずはマルシュトカ(ミニバス)に乗ってカルヴァンバザールに向かう。バザールまでは9番のマルシュトカで行くらしいねんけど、たまたまバス停で居合わせた地元のおっちゃん曰く9番でも北に行くやつと東に行くやつがあるらしくカルヴァンバザールには北行きの9番マルシュトカに乗らなければいけないらしい。(おっちゃんは英語喋れないのであくまでも私の解釈)なんやそのややこしいの!って感じやけど「カルヴァンバザール!」と言ったらバスの運転手さんが「OK」か「違うよ」とリアクションしてくれるので間違えることはないはず。
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カルヴァンバザールって書いてるけど
カルヴァンバザール近くの乗合タクシー乗り場ではヒヴァに行きたいことを伝えて価格交渉。10万スム(約1,200円)で行けたらラッキー、15万スム(約1,800円)までなら出そう、くらいのテンションでいざ交渉。結果、20万スムから始まってヒヴァの私が滞在するホテル前まで16万スム(約1,900円)で行くことになった。ちなみにヒヴァの手前の街ウルゲンチまでやったら15万スムで行けそうだった。
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乗客も揃ったのでヒヴァまで約6時間のドライブ。
私以外の乗客はみんな他人っぽくて6時間のドライブ中ずっと一言も喋らず静かだった。仮にここがインドやったら他人同士だろうがめちゃくちゃお喋りしてるんやろなー。それに一人だけ紛れ込んでいる外国人の私に興味津々なはず。これも国民性が出ているんやろなと思った。
結局ウルゲンチでまた別の乗り合いタクシーに乗り換えて(追加料金なしで)ヒヴァに到着した。
ヒヴァはほんまにタイムスリップしたような雰囲気で映画のセットの中にいるみたいやった。個人的にはウズベキスタンの中ではヒヴァの街がお気に入り。
ヒヴァは1日券みたいなチケットを買うと旧市街にある観光地や博物館に入り放題というシステムだったので、元を取ろうとして普段なら入らなさそうな小さな博物館にも全部入った。この券1日券やけど48時間までならOKと売り場のお姉さんが言っていたのでもしかすると2日間は使えるのかも。私は試してないけど。
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番外編①:ヒヴァからウルゲンチ空港までの行き方
ヒヴァからタシュケントは国内線を利用。
ヒヴァの最寄りの空港はウルゲンチ空港で、そこまでの行き方を備忘録としてここに書いておきます。誰かの役に立つかしらー。
まずはヒヴァからマルシュトカを使ってウルゲンチにあるデフコンバザールまで行く。ヒヴァのマルシュトカは旧市街の北門近くから出ているのでそれに乗り込む。料金は2023年4月現在5000スム(約60円)
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マルシュトカはデフコンバザールが終点ではないと思うので地図を見ながら降りるタイミングを逃さないようにしておく。
マルシュトカを降りたらバザールの中まで入って奥まで進むとバス乗り場が見えるので3番の空港行きのバスを探してそれに乗り込む。料金は2023年4月現在1000スム(約11円)空港行きのバスなので乗り過ごすことはないはず。
これで空港まで約70円で行くことができます。
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ちなみにヒヴァからウルゲンチまでは緑色のトロリーバスでも行けるらしく、時間はちょっと掛かるけどそっちの方が安いっぽいのでそちらを試してみても良いかもです。トロリーバスもヒヴァの北門近くから出ています。私が見たときは旧市街の北東らへんに止まってました。
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トロリーバス
***
番外編②:そして今
そしてウズベキスタンの後はコーカサス地方をぶらぶらしてます。アゼルバイジャン→ジョージアと移動して、リアルタイムはジョージアのカズベキという村。山の方の地方なので寒い。この旅に来て初めてヒートテックのトップスが役に立った。アルメニアはアゼルバイジャンの後やと入国しづらいという噂を聞いたので、この2国だけにしてまたどこかへ移動しようかなと思ってます。
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ヘイダル・アリエフ・センター
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片道1時間半かけて山を登った
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このくるみベースのハルチョー美味しかった
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ビールが驚くほど冷えていて感動
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ジョージアはワイン発祥の地らしい
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