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【初詣】東寺に行ってきましたよ

本日(2021/01/02)、東寺に初詣に行ってきました。今年はコロナ流行のため、行くかどうか迷ったのですが、例年、比較的混雑が避けられる東寺だったら、行っても良いだろうということで行ってきました。もちろん、対策はしてね笑。

あまり、長々と語るようなエピソードはないので、簡単にあった出来事だけ喋っていきます。近鉄東寺(京都駅から1駅のところ)の駅を降りて、西に向かってまっすぐ10分くらい歩くと、東寺に着きます。写真は東側(東寺駅寄り)から見た「五重塔」外観。

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近くからだと、ちょっと斜めから見上げるくらいの方が、個人的には美しいと思いますね。ここからしばらく歩くと、南大門にたどり着きます。こんな感じ。

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東寺には年始によく家族と訪れるのですが、今年はやはり例年より人が少なかったです。入り口にアルコールの消毒液が置かれているのも、時勢を感じさせますね。昔はここでガラクタ市なんかが行われていて、古本とか仏像とかベーゴマとか、色々味のある品が売られていたのですが、それも懐かしい思い出ですね……。また、再開したら行きたいなあ。。

南大門をくぐって、すぐにお堂(「金堂」)が見えてきます。

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もう少し近づいてみましょう。こういう風に見えます。

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いつ見ても屋根瓦の筋模様が美しいですね。このお堂(「金堂」)では、お香が焚かれており、煙をたくさん浴びてきました。ついでに、お賽銭を投げて拝んできました。私は神や仏の存在を信じていないわけではないですが(そもそも、それを議論するには「存在とはなにか」という議論から始めなければなりません。私は、作家『遠藤周作』の小説『沈黙』の中で、パードレ〈キリスト教の司祭〉が述べていたように「神は信仰する人の心の中に存在する」と思っています)、基本的に「お願い」をすることはありません。いくら「お願い」をしても、それを叶えるのは自分の力ですからね。なので、いつも「ご報告」とか「宣言」をしに行きます。今年も例によって「宣言」をしてきました。今年は3つ。

・お金を稼ぐ力をつけます
・なんとかして年末まで生き延びます
・病気を治します(心身ともに)
見守っていてください。
(@東寺、2020/01/02)

まあ、あまり気張りすぎても失敗してしまうのが私の性分なので、力みすぎず、かといって緩みすぎず(笑)、着々と目標に向かって進んでいこうと思います(焦らずにね)。というわけで、初詣の目的は達成しましたので、あとはお寺の境内を散歩することにしました。「金堂」の左脇にある通路に出ると、こんな景色が見えてきます。

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なんてことはない砂利道なんですが、私はこの景色が非常に好きです。小さい頃から見慣れた景色だけあって、非常に落ち着きます。お正月のまったりした空気のなか、人の少ない寺院で砂利道を踏む「ザクッザクッ」という音だけが耳に入ってきます。いいですね。非常に静かです。因みに、先ほど見た「金堂」を裏側から見ると、こんな感じに見えてきます。

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実はこの東寺、冒頭でも述べたとおり、京都駅からかなり近い距離にあるので、木々の隙間から、あの「京都タワー」が見えます。

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小さいですが、画像中央奥に見えるのが「京都タワー」です。東寺からは徒歩15分程度で行くことができます。そして、ここを通り過ぎると講堂に出ます。外観はこのとおり。

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この講堂の中には、今回は入りませんでしたが「立体曼荼羅(りったいまんだら)」と呼ばれる仏像群があります。皆さんご存知かもしれませんが、東寺(教王護国寺)は、かの有名な弘法大師・空海が建造を指揮したお寺(真言宗)であり、居住していた場所(国宝にもなっている境内北西に位置する「御影堂(大師堂)」)でもあります。空海は東寺を建造するにあたり、仏様の教え・世界観を視覚的にわかりやすく表現しようという意図をもって立体曼荼羅というものを作りました。絵(2D)では仏様の教えが伝わりづらいから、仏像とその配置をもって(3Dで)、その教え・世界観をわかりやすく表現しようという思いを込めて作られたのが、この立体曼荼羅だそうです。やはり、天才ですね、空海は。。

一般的に(立体でない)曼荼羅というのは、仏様の教え・世界観を"絵"で表現しようとしたもので、2種類の曼荼羅を用いて、仏様の教え・世界観を描きます。その2つが「金剛界曼荼羅(こんごうかいまんだら)」と「胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)」です。両者とも、仏様の教えの真理を表していて「金剛界曼荼羅」は真理の論理的側面(知恵)を「胎蔵界曼荼羅」は真理の実践的側面を表現しています。しかし、この曼荼羅、いかんせん絵(平面)なので、私のようなクソ凡人には、直感的に理解しにくい(というかできない笑)。そこで、先ほどの空海のような天才的な発想(「立体曼荼羅」)が出てくるのですね。

立体曼荼羅は、見学者から見て、中央に如来の世界、右側に菩薩の世界、左側に明王の世界が配置されています。

私は、仏像にまったく詳しくないので、この「立体曼荼羅」に表現される教え・世界観については、理解していないのですが、上記3つの世界の位置づけをザックリ説明すると、

・中央の如来:空海が信仰していた真言宗の根幹に位置する最重要の仏様。万物を司る仏。

・右側の菩薩:智と慈悲で人々を救う能力を持った仏様。慈悲を司るのが菩薩。

・左側の明王:人々を煩悩から守るため、怒りの形相で我々を守ってくれる仏様。人々が煩悩に侵されぬよう怒りの形相で守り続けるのが明王。

みたいな感じです。これ以上の詳しいことは私もわからないので、皆さん、ネットでググるなどしていただけると、色々知ることができます(詳しい人がたくさんいます笑)。こういうことを知ったうえで、寺院を巡ると見えてくる世界が大きく変わってくるでしょうし、お寺巡りもおもしろくなると思います。

講堂の横には、例年のごとく、お守りやお土産が売られているテントが設営されていました。並んでいる商品を見ると、例年よりラインナップが充実していました。種々のお守りやだるまさんなど、色んなものが並んでいましたが、そんな中で私はこんなモノをゲットしました。

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お香です。私、お寺のお香の匂いが大好きなんですよね!笑。500円のモノと2000円のモノがありましたが、さすがに2000円のモノには手が出なかった(私のお財布事情的に……)ので、リーズナブルな500円のモノを買いました。2000円のお香もめっちゃ気になったんですけどね……。まあ、良いモノをゲットしたので、満足です。私は毎年、東寺を訪れると、だるま(因みに、赤・青・黄の3色があり、赤は勝利・青は健康・黄は金運の効果を謳っています。今年はこのだるまの値段も300円→400円に値上がりしていました……。時代の流れを感じますね……)を購入していくのですが、今年は違うモノにしてみました。最近、お香を始めたのもありますしね!このお土産屋さんのすぐ近くからも「五重塔」が拝めます。

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脇にある枝垂れた樹木も良い味出してますね。ここから眺める「五重塔」の景色が私はすごく好きです。

東寺を出る直前に、境内の北側に位置する駐車場付近から撮影した「五重塔」も綺麗でした。

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最後に東側の門から出るときに、綺麗な夕日が見えたので、それも撮影しておきました。

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今回の初詣の記録は以上です。このあと、徒歩で京都駅まで向かい、母とお茶をして帰りました。ちょっと、東寺の景色の趣を崩してしまいかねないので、掲載するか迷いましたが、帰りに見た京都タワーの景色でも載せてこの記事を締めさせていただきます。これはこれで、美しかった。。それでは皆さん、ごきげんよう!良いお正月をお過ごしください。。

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