見出し画像

【未来に残したい愛知の祭り】 信玄原の火おんどり

新城市 信玄塚
連日、お盆の行事ですが、今日が最後です。信玄原の火おんどりは、戦国時代に織田徳川連合軍と武田軍が戦った長篠合戦で、決戦の場所となった設楽原で行われます。戦のあと、村人は死者を手厚く供養したのですが、供養塚から蜂が大量発生し、これを武田の亡霊と信じた村人が大施餓鬼法要を営んで霊を慰めました。これが火おんどりの始まりだといわれています。ヤーレモッセ、モッセモセ、チャンチャコマツヲ、トボイテ、ヤーレモッセ、ナンマイダ・・」と囃し、大松明を横八文字に振
りまわして踊ります。

8月15日夜、新城では様々な盆の行事が行われており、火おんどりが最後の祭りとなります。そのためか、カメラマンが非常に多く駆けつける祭りでもあります。

勇壮な男たちの火祭りという感じで、勇壮な光景がひろがります。

祟りを鎮める、言い換えれば、大量発生した蜂を退治する祭りでもあり、そういう視点でこの祭りを見ると、蜂退治であったことが伺えます。おそらくは、蜂退治が主目的であったのですが、とはいえ祟りを供養せずに退治したら、さらなる祟りが起こると恐れたのだと思います。怨霊信仰の典型的な形態の祭りといえるでしょう。


現在、制作中の愛知の祭り写真集は2023年5月の出版を予定しています。そして10月下旬から、この写真集を全小中学校に寄付するクラウドファンディングを企画しております。こちらのFBページで進捗を随時発信します。

インスタグラム

ツイッター
https://twitter.com/DxxMxxxxx

FBグループ、愛知の祭りファンクラブもあります。 https://www.facebook.com/groups/2729023530489745


おことわり

引用の範疇を超えての、写真の無断複製コピーは固く禁じます。引用する場合は作者名と、この記事へのリンクを必ず明示してください。

この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

お祭りレポート

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?