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【未来に残したい愛知の祭り】 乗本万灯・鍋つる万灯

乗本万灯は毎年八月十五日の夜、乗本の集落を見下ろす万灯山でおこなわれます。紐で結ばれた七十㌢くらいの大きさの万灯と呼ばれる麦藁の束に火をつけ、紐を持って男が掛け声を上げながら万灯を振り回します。この行事は長い伝統の中で多様な意味を持つようになったといわれ、盆行事としての鎮魂、害虫退治、さらには長篠合戦の戦没者供養の意味も持つようになったそうです。
なお、乗本万灯は今も女人禁制の行事として行われており、見物も含めて女性は立入禁止となります。

ここから火の玉となった万灯を下にめがけて放り投げます。集落めがけて火の玉を投げる驚きの祭りです。もちろん下には消防車が待機しています。

麓から、松明を担いで山を上ります。

同じく8月15日夜、新城市市川地区で行われる盆行事です。市川地区の万灯山斜面に百二十本の松明が立てられ、点火されると半円状の鍋つるの形が山の斜面に現れます。
新城ではこの他に大海地区で大海の放下、信玄原では火おんどりが行われ、観光客や写真愛好家が多く訪れます。

鍋つる万灯

現在、制作中の愛知の祭り写真集は2023年5月の出版を予定しています。そして10月下旬から、この写真集を全小中学校に寄付するクラウドファンディングを企画しております。こちらのFBページで進捗を随時発信します。

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