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耄碌録(日記)

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耄碌して碌に記憶できない記録。
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2021年6月の記事一覧

2021年6月21日週 『オリンポスの果実』、『星の王子さま』、『高瀬庄左衛門御留書』、立花隆氏逝去

2021年6月21日週 『オリンポスの果実』、『星の王子さま』、『高瀬庄左衛門御留書』、立花隆氏逝去

6月21日から6月27日までの読書に関する日記・備忘・そのほか。

※田中英光『オリンポスの果実』を読む。
現代から見ると、(特に女性にとっては)「ちょっと仲が良かったくらいで好きとかなんなの!キモっ!」という作品だけど、描写は美しい。キモさも含めて嫌いではない。

※※何十年もの積読の果てにようやく読めた『オリンポスの果実』。同じように昔読めなかった本を読んでみるシリーズとして『星の王子さま』を

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2021年6月14日週 川上未映子、言葉のサラダ化、『パプリカ』、『羊と鋼の森』読了、小説に書かれるもの、また間違えられる

2021年6月14日週 川上未映子、言葉のサラダ化、『パプリカ』、『羊と鋼の森』読了、小説に書かれるもの、また間違えられる

6月14日から6月20日までの読書に関する日記・備忘・そのほか。

※川上未映子の『水瓶』と『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』をなぜか買う。チラ見した。こういう壊れた言語というか言葉のサラダ化というか、文法は正しいけど意味がわからない文章は結構好きだ。イメージ脳が刺激される感じがする。

言葉のサラダ化というと、映画『パプリカ』の前半、島所長が狂うシーン。もう一度見たくなった。

儂にとっ

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2021年6月7日週 買った本、『夜に駆ける YOASOBI小説集』、『そして、バトンは渡された』、鳥獣戯画展へ行く

2021年6月7日週 買った本、『夜に駆ける YOASOBI小説集』、『そして、バトンは渡された』、鳥獣戯画展へ行く

6月7日から6月13日までの読書に関する日記・備忘・そのほか。

※西川善文『仕事と人生』(講談社現代新書)
“ラストバンカー“ 西川善文の本。人に読んでもらう本として良いかと思い購入。

戸田山和久『教養の書』(筑摩書房)
気になっていた本。
買った後に少し読むと学生に向けて教養について語っている本だった。

高橋源一郎『「ことば」に殺される前に』(河出新書)
これも前書きを少し。SNS、巷間に

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2021年5月31日週 『読書大全 世界のビジネスリーダーが読んでいる経済・哲学・歴史・科学200冊』、『そして、バトンは渡された』、間違えられ続けてる

2021年5月31日週 『読書大全 世界のビジネスリーダーが読んでいる経済・哲学・歴史・科学200冊』、『そして、バトンは渡された』、間違えられ続けてる

5月31日から6月6日までの読書に関する日記・備忘・そのほか。
またもやあまり読めない週。

※地道に『読書大全』を読む。第1部 第2章 「哲学と思想」まで。

「第1部 人類の知の進化」は、第2部の本の紹介の前提として哲学を軸に俯瞰図を作成する。

「資本主義」という大きな物語の誕生に至る進化の過程を押さえることで、第2部で紹介する「人類の歴史に残る200冊」への理解が深まるからです。

知の俯

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