でもどりヒデカズ 双極性障害 ADHD

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映画を観た記録133 2024年7月21日    ドゥニ・ヴィルヌーブ『ブレードランナー2049』

Amazon Prime Videoでドゥニ・ヴィルヌーブ『ブレードランナー2049』を観る。 最後のタイトル・クレジットに Special Thanks to の1人にシド・ミードの名前がクレジットさ…

映画評論家について

ウーゴ・モーテンセンが、現在の映画評論家は『めまい』も『市民ケーン』も観ていない、不勉強だというようなことを述べたのであるそうだが、私から見ると、現在から見て評…

映画黎明期の野性味あふれる映画をたたえる

映画黎明期の映画人は碌な高等教育も受けておらず、映画業界に喰うや食わず、生活のために入り込み、才能を開花させたものが多い。 そういう野性な力が古典映画にみなぎっ…

映画を観た記録132 2024年7月20日   チャールズ・チャップリン『ライムライト』

Amazon Prime Videoでチャールズ・チャップリン『ライムライト』を観る。 今まで観た中で最高傑作、映画のナンバーワンは『ライムライト』。 『ライムライト』なくして、…

映画を観た記録131 2024年7月20日    ジャック・ドワイヤン『小さな赤いビー玉』

Amazon Prime Videoでジャック・ドワイヨン『小さな赤いビー玉』を観る。 ジャンル的には、反ナチ映画である。 その反ナチをユダヤ人の一家族の、それも男の子15歳の兄と…

映画を観た記録130 2024年7月19日    アルフレッド・ヒッチコック『断崖』

Amazon Prime Videoでアルフレッド・ヒッチコック『断崖』を観る。 ケーリー・グラント演じる推理小説を真似してカネのために殺人を行う男と思わせつつ… 実際、その様に…

映画を観た記録129 2024年7月19日    クロード・ベリ『ジェルミナル』

Amazon Prime Videoでクロード・ベリ『ジェルミナル』を観る。 物語の要約は、19世紀後半、元機械工の主人公エチエンヌが炭鉱町を訪れ、ジェラール・ドパルデュ―演じるマ…

映画を観た記録128 2024年7月15日   フランク・タシュリン『腰抜け二挺拳銃の息子』

Amazon Prime Videoでフランク・タシュリン『腰抜け二挺拳銃の息子』を観る。 ギャグしかない映画があっていいものなのだろうか。 しかも西部劇の馬の疾走もある。 偉大…

映画を観た記録127 2024年7月15日   ウェン・ムーイエ『薬の神じゃない』

Amazon Prime Videoでウェン・ムーイエ『薬の神じゃない』を観る。 本作品の主題は誰が観てもわかるが、映画途中でペテン師が「この世の病気で最大は貧困である。」と言う…

映画を観た記録126 2024年7月14日 ノーマン・マクロード『腰抜け二挺拳銃』

Amazon Prime Videoでノーマン・マクロード『腰抜け二挺拳銃』を観る。 脚本にカイエ・デュ・シネマ派の連中が崇めたフランク・タシュリンが絡んでいる。特にジャン・リュ…

映画を観た記録125 2024年7月14日    ロバート・ロッセン『ボディ・アンド・ソウル』

Amazon Prime Videoでロバート・ロッセン『ボディ・アンド・ソウル』を観る・ 本作品は、一言で言えば「隠れた名作」である。 助監督にロバート・アルドリッチ。脚本はエイ…

映画を観た記録124 2024年7月14日   ティム・オリフリーク『コレクター ナチス暴かれた真実』

Amazon Prime Videoでティム・オリフリーク『コレクター ナチス暴かれた真実』を観る。 オランダでコレクターとして、実業家として戦後、成功していたピーター・メンテンは…

映画を観た記録123 2024年7月13日 ヴィクター・シャーツィンガー『アフリカ珍道中』

Amazon Prime Videoでヴィクター・シャーツィンガー『アフリカ珍道中』を観る。 ビング・クロスビーとボブ・ホープのアフリカ探検記。 二人組がアフリカの部族に捕まり、…

映画を観た記録122 2024年7月13日    ヴィム・ヴェンダース『アメリカ、家族の風景』

Amazon Prime Videoでヴィム・ヴェンダース『アメリカ、家族のいる風景』を観る。 原題は、『 Don't Come Knocking』である。「ほっといてくれ」という意味である。 原題…

映画を観た記録121 2024年7月10日    エドワード・H・グリフィス『青空に踊る』

Amazon Prime Videoでエドワード・H・グリフィス『青空に踊る』を観る。 フレッド・アステア主演の戦時中のミュージカル映画。フレッド・アステア演じるフレッド・バート…

映画を観た記録120 2024年7月10日    ロマン・ポランスキー『テス』

Amazon Prime Videoでロマン・ポランスキー『テス』を観る。 テスを演じるナスターシャ・キンスキーのささやくような舌ったらずの話し方に魅せられてしまう。 そして、自…

映画を観た記録133 2024年7月21日    ドゥニ・ヴィルヌーブ『ブレードランナー2049』

Amazon Prime Videoでドゥニ・ヴィルヌーブ『ブレードランナー2049』を観る。
最後のタイトル・クレジットに Special Thanks to の1人にシド・ミードの名前がクレジットされている。SF映画好きにはたまらないのではないか。本作品の霧がかかったような空間に自動車が飛ぶ画面はシド・ミードの影響にあるというかその空間美術は守らなければいけないのである。
本作品は、哲学的・思

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映画評論家について

ウーゴ・モーテンセンが、現在の映画評論家は『めまい』も『市民ケーン』も観ていない、不勉強だというようなことを述べたのであるそうだが、私から見ると、現在から見て評価の定まった作品を、過去の映画評論家は封切当時に観ることができた映画評論家黎明期の幸せな人たちであり、淀川長治にせよ、植草甚之助もそのような幸せな世代の人たちであり、後続の者へ、あれこれみなさい、愛だ、なんだかんだ偉そうなことを言えた、自分

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映画黎明期の野性味あふれる映画をたたえる

映画黎明期の映画人は碌な高等教育も受けておらず、映画業界に喰うや食わず、生活のために入り込み、才能を開花させたものが多い。

そういう野性な力が古典映画にみなぎっている。

そして、ナチスドイツから亡命してきたフリッツ・ラングのようなインテリも加わり、ハリウッド映画黎明期はさらにエネルギーを増す。

しかし、現在は、映画大学卒のようないわばスペシャリストとして確立されてしまい、確かにその構図は正し

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映画を観た記録132 2024年7月20日   チャールズ・チャップリン『ライムライト』

Amazon Prime Videoでチャールズ・チャップリン『ライムライト』を観る。

今まで観た中で最高傑作、映画のナンバーワンは『ライムライト』。

『ライムライト』なくして、アニメ『アルプス少女のハイジ』のクララが立つシーンもなかっただろう。『ハイジ』のことはともかく、この映画ほど、わかりやすく、シンプルに、生きることの素晴らしさを伝える映画もないのではないか。

それは、チャップリンがバ

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映画を観た記録131 2024年7月20日    ジャック・ドワイヤン『小さな赤いビー玉』

Amazon Prime Videoでジャック・ドワイヨン『小さな赤いビー玉』を観る。

ジャンル的には、反ナチ映画である。

その反ナチをユダヤ人の一家族の、それも男の子15歳の兄と10歳の弟を中心にナチス・ドイツに占領したフランスを描く。その歴史的な背景とともに少年たちの性の目覚めも描くという物語である。

監督は、2024年7月2日、性的不同意罪の被疑でブノワ・ジャコーとともにフランス犯罪捜

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映画を観た記録130 2024年7月19日    アルフレッド・ヒッチコック『断崖』

Amazon Prime Videoでアルフレッド・ヒッチコック『断崖』を観る。

ケーリー・グラント演じる推理小説を真似してカネのために殺人を行う男と思わせつつ…

実際、その様に見えるし、ケーリー・グラントのような紳士を演じるような俳優に悪役をあてがうところが本作品のポイントだなと私は途中までそう信じていました。しかし、実は…

観客は、ジョニーの妻を演じるジョーン・フォーンテインのように一杯

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映画を観た記録129 2024年7月19日    クロード・ベリ『ジェルミナル』

Amazon Prime Videoでクロード・ベリ『ジェルミナル』を観る。

物語の要約は、19世紀後半、元機械工の主人公エチエンヌが炭鉱町を訪れ、ジェラール・ドパルデュ―演じるマユに気に入られ、そして、一人、炭鉱労働者が死んでいたため、穴埋めのように働けるようになった。ある日、マユの息子が炭鉱事故で足を怪我したが、会社は補償をしない。また、不当な罰金も課せられ、普段から不満がたまっている労働者

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映画を観た記録128 2024年7月15日   フランク・タシュリン『腰抜け二挺拳銃の息子』

Amazon Prime Videoでフランク・タシュリン『腰抜け二挺拳銃の息子』を観る。

ギャグしかない映画があっていいものなのだろうか。

しかも西部劇の馬の疾走もある。

偉大過ぎる映画である。

さすがにジャン・リュック・ゴダールが若き日に一押しの映画監督である。

作品ではない、映画である、という言葉の意味がわかる。

フランク・タシュリンはいまだハリウッド映画界が海のものとも山のもの

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映画を観た記録127 2024年7月15日   ウェン・ムーイエ『薬の神じゃない』

Amazon Prime Videoでウェン・ムーイエ『薬の神じゃない』を観る。
本作品の主題は誰が観てもわかるが、映画途中でペテン師が「この世の病気で最大は貧困である。」と言うように「貧困」である。映画は「貧困」を描けば傑作になるという法則はこの映画にも生きている。つまり、アンドレ・バザンだとかジル・ドゥルーズだとか蓮實重彦の言葉はたわ言に過ぎないのである。それらの言葉にこだわっていると映画を

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映画を観た記録126 2024年7月14日 ノーマン・マクロード『腰抜け二挺拳銃』

Amazon Prime Videoでノーマン・マクロード『腰抜け二挺拳銃』を観る。
脚本にカイエ・デュ・シネマ派の連中が崇めたフランク・タシュリンが絡んでいる。特にジャン・リュック・ゴダールはフランク・タシュリンを崇めていた。
主演はボブ・ホープ。競演女優はジェーン・ラッセルである。ジェーン・ラッセルがカラミティ・ジェーンを演じる。カラミティ・ジェーンは西部に実在していた女性ガンマンである。カラ

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映画を観た記録125 2024年7月14日    ロバート・ロッセン『ボディ・アンド・ソウル』

Amazon Prime Videoでロバート・ロッセン『ボディ・アンド・ソウル』を観る・
本作品は、一言で言えば「隠れた名作」である。
助監督にロバート・アルドリッチ。脚本はエイブラハム・ポロンスキーである。ポロンスキーはアメリカ共産党に過去に属していたので、ハリウッド・テンのリスト載せられ、ハリウッド映画界から追放されたロシア系ユダヤ人である。仲間の名を売ったエリア・カザンが1999年アカデミ

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映画を観た記録124 2024年7月14日   ティム・オリフリーク『コレクター ナチス暴かれた真実』

Amazon Prime Videoでティム・オリフリーク『コレクター ナチス暴かれた真実』を観る。
オランダでコレクターとして、実業家として戦後、成功していたピーター・メンテンはユダヤ人から美術品を強奪したばかりか、ナチスの協力者として、ポロアジェ村の虐殺に関与していた、関与どころではなく、指揮をしていたのである。
その情報が流れてきたのは、ピーター・メンテンから子どものころ、ビビとあだ名をつけ

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映画を観た記録123 2024年7月13日 ヴィクター・シャーツィンガー『アフリカ珍道中』

Amazon Prime Videoでヴィクター・シャーツィンガー『アフリカ珍道中』を観る。

ビング・クロスビーとボブ・ホープのアフリカ探検記。

二人組がアフリカの部族に捕まり、ボブ・ホープが檻に入れられ、そその檻にはゴリラがいる。ゴリラは、檻の外でビング・クロスビーがつけるマッチの火をつけるたびに消す。ボブ・ホープとゴリラはプロレスまがいの格闘をする。

とても面白い。笑うしかない。
但し、

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映画を観た記録122 2024年7月13日    ヴィム・ヴェンダース『アメリカ、家族の風景』

Amazon Prime Videoでヴィム・ヴェンダース『アメリカ、家族のいる風景』を観る。

原題は、『 Don't Come Knocking』である。「ほっといてくれ」という意味である。

原題の意味がわかると本作品の物語をより味わい深く楽しめる。

脚本はサム・シェパードである。ヴィム・ヴェンダースは『パリ・テキサス』でサム・シェパードと組んでいる。『パリ・テキサス』は音楽がライ・クーダ

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映画を観た記録121 2024年7月10日    エドワード・H・グリフィス『青空に踊る』

Amazon Prime Videoでエドワード・H・グリフィス『青空に踊る』を観る。

フレッド・アステア主演の戦時中のミュージカル映画。フレッド・アステア演じるフレッド・バートンは戦功を立て、10日間の休暇を与えられる。休暇のあいだにショーン・レスリー演じる新聞記者の女性と恋に落ちる。

フレッド・アステアが最後のほうでカウンター・バーにジャンプして、タップダンスをするシーンは素晴らしいです。

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映画を観た記録120 2024年7月10日    ロマン・ポランスキー『テス』

Amazon Prime Videoでロマン・ポランスキー『テス』を観る。

テスを演じるナスターシャ・キンスキーのささやくような舌ったらずの話し方に魅せられてしまう。

そして、自然の景色を見せる光や美術など素晴らしいと言えます。

テスは、遠縁にあたるダーバヴィル家へ奉公に出され、息子に手籠めにされてしまい、テスは逃げ出し、そして、実家に戻り、赤ん坊は死んでしまい、畜産業者のところへ出向き、雇

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