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投稿50本。アイコンの人は倒れてはいないので、これからも与太与太と続く。

ボケ防止の極私的戯言も50本目。要するにヒマなのでいつでもブツブツ言っている。ところで、アイコンの人は倒れている(もしくは寝ている)のではありません。アントニー・ゴームリ―という人の「密着」という作品(箱根・彫刻の森美術館にて)。大動脈解離で命からがら生還した身には、倒れた人風のこの作品が頭に浮かんだというのは正直なところでありますが、作品名からダブルミーニングっぽくて「それもいいかなと」(どこかのしょーもないCMみたい)採用。あとから「面従腹背」なんていう四字熟語も浮かんで、一人ニヤニヤしております。

さて、50本目の与太話。先日、村上春樹氏のラジオでの「菅さんはお年のわりにすごく視力がいいんでしょうね。僕は菅さんと同い年だけど、出口なんてぜんぜん見えてません」発言、総理への皮肉でこの部分ばかりが面白がられて報道されていますが、キモはそのあとですね。

「(前略)現実にはなかなか出口が見えてこない状況ですが、僕らは今ここにあるものをなんとか目いっぱい活用して、本当に出口が見えてくるまで、うまく生き延びてやっていくしかありません。音楽でも猫でも、冷たいビールでも、心のねじくれたコーヒーでも、なんでもあなたの好きなものをうまく活用してください(後略)」

冗談めかして言っているが、この感覚はとても大事な事のように思います。少なくとも個人的には。でも結構いるんだろうな。「また作家ふぜいが。わけのわからない事を言ってるよ」というヒトビト。血の通わない官製スローガンとかは深慮もなく濫用するのに。


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