やっぱり野球と弁当は外がいい。
日本シリーズ第2戦を観に神宮球場へ。昨年は五輪に押され東京ドームでの実施となったため、念願の本拠地開催。秋の気配も深まりつつある中、穏やかな日和で心臓疾患のある身には助かる。今回は友人の虎党が加勢してくれるとのことなので、私たち夫婦と3人で観戦。虎の威を借りるツバメなのだ。
まだ空席が目立つうちに入場、球場の空気にカラダと心を馴染ませたたら早速早めの夕飯に。人で埋まってからワシワシ食べるより、あちこち目移りしながらっゆっくり食べるのがヨロシイ。しっかり食べて体を温めトイレを済ませ、余裕をもってマウンドに上がる(誰が?)。虎党の友人はトイレが近くなるからと「今日は飲まない」発言をしていたが、結局飲んでいる。
この日は3人とも手始めに軽めの「つば九郎BOX弁当」を購入。でかでかと圧の強いつば九郎のランチボックスで、そぼろご飯にウインナーや玉子焼きなどのオーソドックスな中身。冷たいご飯にも関わらずこれが何とも美味い。虎党氏も「期待していなかったけど旨い」と上々の評価である。もちろんその場が作る「遠足効果」によるところが大きいのだが、それでいいのだ。日頃「塩分が」とか「栄養バランス」を気にするのは仕方がない事(もう一度たおれる気は今のところない)とはいえ、確実に1割くらいは飯の旨さを損なっているに違いない。外で食べる時は極力気にしないというのがほどよく健康の秘訣と心得る。
試合はこれといって盛り上がることもなく劣勢のまま進んでいく。唐揚げもたこ焼きも食べてしまった。心なしか冷たい風が吹いてきた、温かい麺類でも買いに行こうかなと考えながら3-0で迎えた九回裏、日本シリーズ初打席の代打・内山壮真の同点スリーランが飛び出し延長戦に突入した。この日初めてといっていいような熱気に包まれ、冷えた体は一気に温まったのだ。
終電に間に合わなくなると延長11回途中で後ろ髪をひかれながら帰途につく。途中12回で決着がつかず引き分けたことを確認。友人が内山の3ランに膝を落としてうなだれていたオリックス阿部投手について、それでも後続のクリーンナップ山田・村上・オスナをきっちり抑えたことを称えていた。こういう事をちゃんと言える野球ファンがやはりいい。
アイス食べたかったな。
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