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4年ぶりに資格勉強を始めてみたら色んなことに気づけた

先月から、統計検定2級の勉強を始めてみた。

これは、その名の通り統計学に関する知識・技能を問う試験。

そして2級は、大学の基礎課程で学ぶレベルのとなっており、それほど難しいものではない。

しかし、大学時代に少し目を背けてしまった分野であるので、しっかり勉強していかないと合格はできない。

というわけで、最近は仕事の合間を縫って、日々学び続けている。


実際に資格勉強を通じて感じるのは、すごく楽しいなということ。

僕は普段から勉強をするタイプの人間なので、新しいことを知るのはなんら新鮮なことではない。

しかし、資格の勉強というのは、いつもしている勉強とは大きく違う。

教科書を用いて体系的に勉強し、漏れがないように丁寧に知識を詰め込んでいく、そして問題集を用いて実践していく

そんな、試験があるからこその勉強法になる。

高校時代までは当たり前だったこの勉強法だが、今となっては新鮮さを感じるし、すごく楽しい。


最近、資格なんていらないと言われることが増えた気がする。

資格なんて取っても就活で評価されない
実務では全く役に立たない
などという意見をよく聞く。

実際僕も、資格を取得することにそれほど肯定的なわけではない。

4年前に日商簿記2級を取得したが、これまでの人生で役に立ったことはないし。


しかし、以下の3つのケースの場合は、取得を目指していいと思う。

①仕事をするのに必須の場合
②その資格を所有することが、能力の裏付けになる場合
③体系的な勉強を楽しみたい場合


僕が今回統計検定2級を取得しようと思ったのは、②のケースに当てはまったからだ。

僕はマーケターとしてキャリアを歩みたいと考えている。

もう少し具体化すると、「データを効果的に活用し、論理的にアイデアを出せるマーケター」になりたいと思っている。

そうなるためには、データ活用力や仮説構築能力、論理的思考力などが重要になる。

それを具体的に証明する一つの手段として資格を取得しようと思ったというわけだ。


こんな風に、目的がはっきりしているなら、資格はきっと武器になるはずだ。

一方で目的がないと、僕の日商簿記のように何の役にも立たないものとなってしまいかねない。

しかし、目的がなくてもいいケースが③である。

これは実際に勉強を始めて気づいたことだが、その勉強自体を楽しむということにだけ重きを置いてみるのも悪くないんじゃない。

そもそも学問を生み出してきた先人たちは、目的なんて考えていただろうか。

きっと純粋に楽しみながら探求をし続けていただけだと思う。


目的のある勉強は素晴らしい。

一方、目的が不明瞭でも楽しめる勉強というのも悪くないっぽい。

今は目標のために、目的を重視して勉強している。

しかし、いつか楽しむことだけを意識して勉強してみたいなと思った。

京都検定とかいいなぁ・・・

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