いたみを愛おしむ
わたしが傷に手をあて
ことばに耳を澄まして
痛みの声にこたえたら
星がいっそうかがやく
*
あなたが痛みをこえて
傷ついた人へ向かって
手をのばして触れたら
光がまた一つ生まれる
*
神さまに包まれている
この星たちのいのちは
一つが一つで終わらず
光としてつづいてゆく
***
なぜ神さまは
痛みが存在することを
許されるのか
わたしたちは知らない
でも神さまは
すべてに目的をあたえ
ひとつの傷も
無駄にされないことを
わたしたちはたしかに
分かっている
(わたしの訳)
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