誰かの恵みの祈り

病がからだをめぐり
自由をうしなうとき
こころは暗やみから
みちを祈りもとめる

いま行なえることを
ことばに示される日
すべての人の恵みを
祈る日々のはじまり

だれかのために祈る
ことはわたしへ届き
わたしたちの祈りへ
ひろく深くつながる

祈りは神さまのもと
光となってそそがれ
わたしは病のいみを
はじめて知るだろう

＊＊＊

だいがく病院の待ちじかん
おさつバターフラペチーノ

おいもとバターの味がして
冷たいのにほっこりなごむ

食欲なくてもフラペチーノ
おいしくのめてありがたい

とてもやせてるわたしには
高いカロリーちょうどいい

パンプキンスパイスラテも
診察のあとにのめるかな🎃

秋が始まる空の色

大学病院の行きかえりのむ

おくすりのちょうどいい量

やっと掴めたかもしれない

＊

かえりみち見あげてみたら

さらさらの雲たちの白いろ

たかい空のこいめの青いろ

そうしてとけあった水いろ

＊

世界はずっとやさしいから

ちからを抜いていいよって

いわれたような気がするよ

＊

おくすりいらなくなる日が

いつかやってきますように

もっとじゆうにのびのびと

動けるときがきます