カラオケと食事とLINEと縁
2年前に買ったばかりのスマホを紛失するというポカをやり
そのときに、しかも、docomoをやめてしまったため
電話帳に載ってはいるがLINEではつながってない人のデータは全消失してしまい、Googleでも復旧はできなくなった。
インスタのおすすめにも出なくなった
知ってる人が一気に減った。
こういうできごとを
「すっきりしていいじゃん!」という人もいるだろうが
アラフィフで独身で、派遣バイトみたいな身分だと、
LINEではつながってない4分の3のデーターの紛失は、そこそこ痛くもある。
そこで、LINEやまたは年賀状などでかろうじてつながってる人を思い返してみる
家族・親戚などの血縁系を除けば
概ね、1度はカラオケに行ってるか、食事(社員食堂など)をかなりの回数一緒にしているとかだ。
ネットのみの関係で、実際に顔を合わしてない関係は、はなしが合うとすごく盛り上がるが、ちょっとしたことで不信的な空気が生まれると、距離をとってしまったりする
「なんか、サイコパス野郎とでも思われてるのでは?」
という不安もぬぐえず
それでもいいじゃんと、強くブレないのも難しかったりして
結局、距離をおいたりする。
自分は、70年代の生まれなので、ネットのみによる対人関係の構築は
若い人ほど得意でないようだ。
食事を何回も(1度や2度でなく)一緒にしてるとか、カラオケにいったことがある面子であれば、細かい説明の必要がない間柄が多い。
その、食事を一緒にするとか、カラオケをやるとかいう不気味なことが
身の毛もよだつほどイヤなのよ!
自分のような者でも、それがまったくわからないわけじゃない
実際、派遣(バイト)になってから、6年近くになるけど
派遣先では、基本孤食が多く(特にコロナ以降)
最近は、食事の休憩がそもそもない、短時間勤務ばっかりだ
東北の大震災以降は、そもそも流行歌と呼べる歌が乏しくなったため
世代を超えて知られている曲は、相当減った。
カラオケはもはや昭和世代しか好まないのでは、とも思う。
そもそも、ひきこもってる人も相当いるから
それだと、ネットの知り合いしか、よくも悪しくもいない場合が多いだろう。
ネットのみ(LINE以外の)でつながってる縁も、立派な縁ではあると思うし
リアルでできた縁も、会わなくなってしまえば、機能しなくなることも多いとは思うけど
食事を何回もしてる関係とか、カラオケにいったことがある関係っていうのは
ラクっちゃあ、ラクかな
っていうのは、余計な説明が要らなかったりするから
大家族が一堂に面して食事をする気まずさを、太宰治が『人間失格』かなんかで語ってたような記憶があるし
すごく、それも分かるけど
でも、なんか、余計な説明が要らない関係もできれば欲しいもんですね。
カラオケをしたり、食事をしたり、LINEでつながったりばかりが縁では決してないとは思うけど
「縁」って何だろうって昭和人の自分が考えた時、思いうかぶのは
そんなところかな
とは言っても、昭和人の僕は、令和人でもあるわけだから
今日的な「縁」の在り方というのもあって、それに対応しなければという部分もあるんだろうけど
「縁」と聞いて、「カラオケ」「食事」「LINE」あるいは「年賀状」などが思い浮かんだ自分は、あまりに昭和人なんで、平成世代やZ世代からドン引きスルーされそうだけど
やっぱ、ある種のムダなものが「縁」を育むのかもしれないから
そこであんまり合理的にならないほうがいいのかな
なんて、これは自分への戒めでもありますけど
思うんだけど、今の人って、初日にSEXまで行こうとか考えすぎてる気もする。
「カラオケ」とか「食事」とか「LINE」とか一見ムダなものを省きすぎてる気もする
「用・不要」を性急に見定めて、断捨離しなければ、タイパ的に損失だから
「辞めたほうがいい会社」とか
「関わってはいけない人」とかを性急に見極める必要がある
敗者というヤツにならないために
まぁ、でも、もし、「縁」の少なさに困惑してるんであれば
「食事」とか「カラオケ」とか「LINE」とか「年賀状」とか意味のなさそうなものが役立つこともなくはないかも(絶対ではないけど)
自分も、20年以上前にに、初カラオケ初幹事で、至らない幹事の自分のせい(?)で、ちょっと寒いカラオケになって、どこかのnoteにそれを書いたんだけど
まぁ、当時のガラケーの水濡れでデータ紛失して、縁は事実上切れたんだけど
超エリートコースを最短距離で行かなければいけない人を除けば
人生のかなりはムダなもので出来上がってるのかも
木や花に、葉っぱという一見ムダなものが沢山必要なように
(ああ、またしても、昭和オジサン説教モード)
というわけで
「カラオケと食事とLINEと縁』でした
御一読どうもでした。
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