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体を大切にするのはHSPでも同じ

内向的なHSP(Highly Sensitive Person)にとっては、スポーツや運動よりも心や意識の深いレベル、思索の時間本を読んだりスピリチュアルなことのほうが関心があると思います。

2000g台の未熟児で生まれた私は、子供の頃から虚弱体質で、母親や祖母からスポーツをさせてもらえなかったこともあり、学校の体育の授業以外、スポーツにほとんど触れることなく成長しました。皆に運動を強要する体育の授業は大嫌いでした。

6歳の時に父親が家族から離れ、父親とのキャッチボールなどという思い出もありません。特に団体競技のスポーツには全く関心が無く、いまだに野球のルールすら知りません。もっとも父親も強度の内向的なHSPだったので、スポーツとは無縁だったと思います。

子供の頃に虚弱体質でも大きくなってから体を鍛えたり、スポーツする人はいますが、私は典型的なHSP(Highly Sensitive Person)気質だったようで、スポーツには全く興味を示さず、本を読んだり音楽ばかりしていました。


しかし、思春期の頃になると、高校のクラスの中でもスポーツをしている男子ばかりモテて、内向的でスポーツも出来ない私は、存在すら希薄になっていきました。何年か前に高校の同窓会に行った時も「お前だれ?」みたいな感じでした。

唯一私を覚えてくれていたクラスメートからは「随分大きくなったなぁ!」と誉めてるんだか何だかわからない言葉をかけられる始末。今では身長も175cmありますが、中学3年から高校2年ぐらいまで、身長149cmぐらいしかなく、しかも虚弱体質だったのです。

さすがにちょっとこのままでは一生モテないぞと焦り、同じクラスの兄貴肌の同級生に頼んで、ランニングだけは出来るように個人トレーニングしてもらい、京都御所の内側を3周(約4.5km)できるようになりました。


その後、オリンピック金メダリストの知り合いに勧められ、アーチェリー部に入りました。球技と違って、アーチェリーなら中学からやっている人はいなかったからです。

もともとの基礎体力が無かったので、アーチェリーの腕もあまり上達しませんでしたが、長距離走だけは早く走れるということで、サブトレーナーとして主に女子部員のトレーニング担当になることは出来ました。

それから成人して社会に出て、20歳台の頃にはジムに通ったり、親戚のススメでテニスクラブに通ったりしていた時期もあります。しかし、なかなか長続きしませんでした。


その後、音楽は何らかの形でずっと続けてきましたが、運動は、毎日5000歩以上歩くという日課以外は、特に何もせずに最近まで過ごしてきました。

ただ、40歳を超えたあたりから、急激に体力の低下を感じるようになりました。一人で歩くのは好きなので、毎日歩いていますが、前に住んでいたところは、ゴルフ練習場の隣という抜群の立地だったにもかかわらず、ゴルフをすることもなく。

今も家からわりと近い場所に24時間開いているジムがあるのですが、そこに通うこともなく。しかし、年齢とともに低下していく体力、それとともに自己肯定感も低下する。もともと自己肯定感低めなHSPにとって、これは一大事です。


ただしHSPにとって、無理は禁物。ということで、とりあえず腕立て伏せと腹筋から始めることにしました。いきなりジムでベンチプレスなどしなくても、腕立て伏せと腹筋でも一日に30回ずつやれば、違いが出てくると思います。

とりあえず10回ずつから始めてみましたが、運動不足で鈍っていた体には、けっこうキツイです。でも少しずつ続けて行きたいと思います。


それと並行して、体全体のリンパの流れも良くして、健康を増進したいとあ思い、アスレチックリンパも勉強中です。

こちらの本は、大学時代の後輩でバンドメンバーでもあり、メディカルセンターの院長で俳優でもある吉良くんが出版した本です。

若干、印刷の色とかが淡い色で読みにくいところもありますが、吉良くんの書いた内容は素晴らしいと思います。近々、ドイツ語版も発行されるとか。

リンパについての詳しい解説だけでなく、実際のストレッチ方法、食事についてのアドバイスまで多岐にわたって、わかりやすく説かれています。オススメです。


男女を問わず、HSPと非HSPを問わず、内向的なHSPならなおさら、健康と自己肯定感を高めるためにも無理のない筋トレ、またはストレッチ、ヨーガ、アスレチックリンパなどでカラダに意識を向けることは、とても大切だと思います。

Cover Photo by bruce mars

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