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新入園児のママ・パパへ―「薬に頼らない子育て」をかなえる調理法を試してみませんか

祝・ご入園!
新年度がスタートして早2週間。
はじめは慣らし運転でスタートした通園も、そろそろ本格化するころでしょうか。
はじめての集団生活で多くのママ・パパを悩ませるのが、子どもの体調不良です。

止まらない子どもの鼻水、
毎週の耳鼻科通い、
看病や通院で思うように進まない家事・仕事……。

やっと治ったと思ったら、ほかの風邪や病気を園でもらってきて、しまいには親ももらって家族全滅――なんてことも珍しくありません(担当編集体験談)。

子どもが毎朝・毎晩、薬を飲み続けていて、小さな体でこんなに薬ばかり飲んでいて大丈夫なのかと心配になったこともありました。

そんなときに出会ったのが、重ね煮健康料理研究家の田島恵先生。
「薬に頼らない子育て」をかなえる重ね煮は、
かんたん・おいしい・からだにいい!

3拍子そろった調理法だったのです。


今回は、『強いからだを作る! 重ねて煮るだけ子どものお弁当』の発売を記念して、著者の田島恵さんに重ね煮と出会ってからの劇的ストーリーをお聞きしました。

「長男のアトピーと喘息で、週1回は病院へ。
私も生理不順のうえ流産を経験し、第2子はあきらめていました――」

そう語る田島恵さん、「重ね煮」に出会って人生が変わったといいます。

聞き手:大友恵(担当編集)

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――驚いたのは、田島さんが昔は料理が苦手で、菓子パンやチョコレートばかり食べていた、というお話です。
お料理教室の先生で、「健康料理研究家」という現在と、ギャップがありすぎて。

そうなんです(笑)。
母が料理上手だったので、「時間がかかるから手伝わなくていい」と言われて育って。ラッキー!なんて思っていました。初めての自炊は社会人になってからでしたが、好きなお惣菜を買って帰って食べるという、「自炊」とすら呼べない状態でした(笑)

――意外すぎです! 食事への意識はいつごろから変わったんですか?

結婚して、長男が生まれてからです。わが子かわいさに、はじめて料理に本気になりました。
長男はよく食べてくれる子だったのでうれしくて、料理本や料理番組を見ながらいろいろ作りましたね。
でも1歳になったころ、長男が内ももをかゆがるので見てみたら、からだじゅうに赤みが広がっていたんです。慌てて病院へ行ったら、アトピー性皮膚炎だって。
また同じ時期に、気管支喘息とも診断されました。夜、布団に入るとせきが止まらなくて、それがかわいそうで……。

――はじめてのお子さんで、それは心配ですね……。

病院では、ステロイドや気管支拡張剤を処方してもらいました。薬があれば、症状は治まるんです。でも、なくなると再発する。だからこのころ、週1回は長男を連れて病院に通っていました

――病院通いって負担が大きいですよね。私も、子どもを保育園に預けて最初の2年くらいは毎週のように耳鼻科に通っていました。まだ小さなからだで、こんなに薬ばっかり飲んでいて大丈夫なのかなってすごく不安になって。同じ悩みを持つママは多いように感じます。
田島さんは、ステロイドなどの薬に抵抗はありましたか?

それが、もともと私が生理不順で、不妊治療によって科学の力で長男を授かったこともあり、薬に対する抵抗はまったくなかったんです。理系出身なので、薬に対する信頼は厚かったんですよね。

あと、長男はからだが弱くて。
インフルエンザ、ロタウイルス、原因不明の自家中毒……すべて重症化して、点滴のために入院しました。
あまりに次から次にかかるので、「病気のマーチ」なんて呼んでいました(苦笑)。

また、私自身も病院に通っていました。
長男を出産したあとも生理が自然には戻らず、毎日薬を飲んでホルモンバランスを整えていたんです。2人目を望んで不妊治療も再開したので、病院に行くのが当たり前の生活でしたね。

――ご家族みなさんが健康そのものの今とは大きく違いますね。
転機はいつだったんでしょう?

息子が3歳になったころです。幼稚園でアトピーの子どものママが通う料理教室の話を耳にして、何気ない気持ちで覗いてみた。

それが、重ね煮との出会いでした

話を聞いて、見て、食べて、大きな衝撃を受けました。
重ね煮は、材料を切って、重ねて、煮るだけなので調理は簡単なんです。
皮むきやアク取りいらずで、だしも砂糖も油も使わない
なのに、時間をかけてつくるよりずっとおいしい! 

どうして? おいしさの理由をもっと知りたい! と、そこで理系魂に火がついたんです。1回だけのお試しのつもりが、その日のうちに受講の申し込み書にサインしました。

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▲ 重ね煮と出会ったころの田島さん

それからは、重ね煮のとりこです。
作るのも、食べるのも楽しくて。毎日、重ね煮で調理しました。
そして冬、ぜんそくの季節になっても息子がまったく咳き込まないことに気が付いたんです。肌のかゆみも収まり、ステロイドを使わず保湿剤だけで十分というまでに快復しました。

そこではじめて、
”人の体は、食べたものでできている”
ということを実感したんです。

また、私のからだにも変化がありました。
重ね煮を始めて3年目、生理が突然、戻ってきたんです。実は、不妊治療のさなか、流産を経験して、治療そのものをやめていました。それまでの人生で、薬を飲まずに生理が来たことがなかったので、生理が自然に再開したことには本当に驚きました。
それからは毎月順調。さらに、一度はあきらめた第2子を自然妊娠したんです

――ずっと不順だった生理が整って、お子さんを自然妊娠するなんて、
奇跡のようなお話ですね。

正直、まったく期待していませんでした。だからこそ、本当に感動しました。
食べるものが変われば、ここまでからだが変わるんだって。

――おふたり目の育児はいかがでしたか?

次男はまさに「重ね煮の子」でした。
アレルギー症状はなく、少し体調を崩して夜に発熱しても、朝には下がっているという健康体。よく寝てよく食べ、本当に手のかからない子でした。
長男のときに、毎週病院に通ってそれが当たり前だと思っていたのが信じられないくらい。精神的・肉体的な育児の負担が、長男と次男ではまったく違いましたね。

いまでは家族みんな健康で、病院にかかることもほとんどなくなりました
毎日の食事でからだのケアができているのだと思います。

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▲現在の家族写真。「みんな、重ね煮で作るうちのごはんが大好きです」

――『強いからだを作る! 重ねて煮るだけ子どものお弁当』をどのような方に読んでいただきたいですか?

かつての私のように、子どもの体調不良に悩むお母さん、お父さんに。
毎日のごはんづくりや、お弁当作りを大変に感じていらっしゃる方に。
ぜひお手に取っていただきたいです。

料理ベタでも大丈夫です。
切って、重ねて、煮るだけの楽しくて簡単な重ね煮、ぜひはじめてみてください。
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田島恵さんの最新刊

田島 恵(たじま めぐみ)
重ね煮健康料理研究家。奈良県出身。2002年ごろ、長男のアトピー性皮膚炎と喘息で病院通いを続けていたときに陰陽調和の「重ね煮」に出合う。実践し続けているうちに徐々に長男のアレルギー症状が改善され、次第に自分自身の不妊、冷え性、便秘なども改善。
現在は鎌倉市で「重ね煮アカデミー®」を主宰し、これまで1900名のお母さんたちに家族の健康を整える術を直接届ける。家庭料理をはじめ、15 分以下で作れる栄養たっぷりの重ね煮のお弁当は、多くのお母さんたちから支持を得ている。著書に『強いからだを作る! 重ねて煮るだけ子どものお弁当』『子どもと食べたい 強いからだを作る!重ねて煮るだけおいしいおかず』(ともに世界文化社)がある。