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生産者が本気のカレー屋さんはじめます!第一章

ボクは普段、柿と筍の生産者をしながら、DELICEキョウトという会社を運営しており、生産者をしてきた中で感じてきた、地域や農業の抱えている課題解決に向けて活動しています。

この度、生産者であるボクが「柿とスパイスカレー」というスパイスカレー店を始めることになりました。

お店をする理由としては、京都大枝特産品である冨有柿の抱える課題解決のきっかけにならないかと考えたからです。

ではここから、提供させていただくスパイスカレーができるまでの(ちょっとおもしろい⁉︎)ストーリーを書いていこうと思います!

なぜカレー屋さん?

一年間、大切に育てた冨有柿も、夏場の暑い日差しで焼けたり、強風で揺られてこすれたり、害虫の被害にあったりと、果物を作っている以上、規格が満たないモノ、形が悪いモノ、傷がついてるモノが出てきます。

皮をむいたり、傷んでるところを取り除けば味は同じなのに値段はほとんどつきません。

B級品に価値をつけるため、加工の開発をはじめて約10年、ドレッシングやジャムソース、今の看板商品でもあるコンフィチュールと色々、試行錯誤しながら取り組んできました。

美味しい商品ができても、ドレッシングなどの商品は使い方が限られてくるんですよね…。

そこで、ボク自身も料理が好きなので、基本の調味料となる「さ・し・す・せ・そ」にかわるモノが、柿を使ってできないかとずっと考えていました。

天然素材の砂糖みたいにならないかと、粉末にしてみたりチャレンジした結果、チャツネにたどりつきました。

柿チャツネ

料理の味付けの過程でプラスすると、旨味や甘味が増しました。

そこからふと就職する時の事を思い出したんです。
そう言えばあの頃は料理にも興味があって、企業に就職するか、料理の道に進むか悩んだ時期があったなぁと…。
残念ながら、料理のほうへは親に反対され諦めましたが...(めっちゃサラリーマン家庭やったので)

チャツネに辿り着いてから、イメージとして頭の中に湧いてきた

"カレーに入れたらいいんじゃないか?"

を実行してみることにしました。

試作を作ってみるとイメージしていた感じの美味しいカレーができたのですが、お客様に提供するとなると、専門的に学んできていないので自分には知識や技術が足りません。

そこで、10年前に初めて出会い、今もお世話になっているあるシェフに相談することにしました。

ボクが営業マンをやっていたからこそ出会えたと言っても過言ではない、おもしろいストーリーがあります。10年続くご縁があるからこそ監修していただけたというおもしろいお話は…

続きをどうぞ→第二章


柿とスパイスカレー






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