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100字物語「少年のさがしもの」#第37話

少年は源を探していた。小川にかかるコンクリートの橋。錆の浮いた欄干。川面で光が跳ねて踊る。せせらぎは遠く、軽トラがタイヤを軋ませて通り過ぎた。見下ろした河原ではエノコログサの一群れと猫が格闘していた。

(to be continued)


毎回、ぴったり100字で1枚のフォトジェニックなショート・ショート風ストーリーを連載。100話完結をめざし、物語をつなげていきます。テーマは、少年のさがしもの。何がみつかるかは、お楽しみに。


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