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100字物語「少年のさがしもの」第4話

少年は扉を探していた。裏通りに入ると、街は迷路のよう。雑多な色が混ざるキャンバス。兄が教えてくれた古着屋は、さびれた雑居ビルの2階。仄暗い階段の前で猫がまどろむ。背伸びして、くたびれたジーンズを買った。



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