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連載小説「オールド・クロック・カフェ」

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京町屋を改装したカフェは、一歩入ると時計の森。そこでは、時のはざまに置いてきた忘れ物を教えてくれる「時のコーヒー」があるという。
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#中編小説

『オールド・クロック・カフェ』4杯め 「キソウテンガイを探して」(7)

第1話から読む。 前話(第6話)は、こちらから、どうぞ。 * * * Friends * * *…

deko
2年前
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『オールド・クロック・カフェ』4杯め 「キソウテンガイを探して」(8)

第1話から読む。 前話(第7話)は、こちらから、どうぞ。 * * * Ring * * * 「…

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2年前
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『オールド・クロック・カフェ』4杯め 「キソウテンガイを探して」(9)

第1話から読む。 前話(第8話)は、こちらから、どうぞ。 * * * long time no see …

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2年前
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『オールド・クロック・カフェ』4杯め「キソウテンガイを探して」(10)

第1話から読む。 前話(第9話)は、こちらから、どうぞ。 * * * Wander * * * …

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2年前
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『オールド・クロック・カフェ』4杯め 「キソウテンガイを探して」(11)

第1話から読む。 前話(第10話)は、こちらから、どうぞ。 <あらすじ> 『オールド・クロッ…

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2年前
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『オールド・クロック・カフェ』4杯め 「キソウテンガイを探して」(12)

第1話から読む。 前話(第11話)は、こちらから、どうぞ。 * * * Time goes by * …

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2年前
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『オールド・クロック・カフェ』4杯め「キソウテンガイを探して」(13)

第1話から読む。 前話(第12話)は、こちらから、どうぞ。 * * * Confession * * * 「お待たせしました」  カウンターのいつもの席で新聞を広げている泰郎の前に、桂子はコーヒーとチョコレートを3粒のせた白磁の豆皿を置く。淹れたてのコーヒーの湯気がひそりと残っていた2月の冷気を抱いてゆらゆらと昇る。熟れた果実にも似た芳醇な薫りがふわっと漂った。新聞を畳みながら泰郎が、おやっとチョコレートの皿から桂子に視線を移す。 「バレンタインでしょ」 「今日はバレンタ

『オールド・クロック・カフェ』4杯め 「キソウテンガイを探して」(14)最終話

第1話から読む。 前話(第13話)は、こちらから、どうぞ。 * * * Merry go round *…

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2年前
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『オールド・クロック・カフェ』4杯め <全文>

 その店は、東大路から八坂の塔へと続く坂道の途中を右に折れた細い路地にある。古い民家を必…

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2年前
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『オールド・クロック・カフェ』5杯め「糺の天秤」<全文>

 その店は、東大路から八坂の塔へと続く坂道の途中を右に折れた細い路地にある。古い民家を必…

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1年前
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