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アシュラムでの瞑想〜インドツアーに参加した⑥4日目〜

これまでは、そう、序盤に過ぎないのです。

私たちは、メインの行程である、宿泊して瞑想修行できるお寺に到着しました。

四人部屋のエキストラベッドに陣取った私。
まだまだ話は続きます。

おばちゃんとの出会い(3日目)

【このあたりは記憶が曖昧で時系列が乱れているかもしれません。】

アシュラム到着後、私はサリーに興味があり、翌々日のシヴァ寺院参拝のためにサリーを仕立てる人たちについていくことにしました。

サリーは、仕立て屋さんで仕立てるのですが、他の店で購入した生地の持ち込みもオッケーです。

生地を買っていなかった私は、そのことを後悔しつつ、仕立て屋さんの生地で作ることを期待しつつ向かいました。

仕立て屋さんは、中年の女性がひとりで切り盛りしていました。

私とその他の生地を持っていない二人が仕立て屋さんの生地を選んでいる間に四人ほどの計測を素早く終え、私たちの計測も手早く終えました。

翌日夜までに仕上げてほしいというお願いも快くきいてくれました。(若干汗かいてたような)

さらに、私とほか二人に歩く瞑想のための白いパンジャビドレスまで提案してくれました。

商売上手。
しかも嫌味がない。

ということで、サリーとパンジャビドレスを注文したのでした。

サリーの仕上がりは翌日夜。

行水(3日目)

そう、メインの瞑想の前にまたひとつ難関があったのです。
それはお風呂。

私達が泊まったところは、シャワーではなく、行水できるバストイレ付きのお部屋でした。

ちなみにトイレは風呂場以外にもうひとつあったので、ありがたかったです。

行水(ぎょうずい)とは、桶やたらい等にお湯や水をそそぎ、それを浴びて体を洗うこと。 入浴の一形態。

Wikipedia

風呂場には、洋式のトイレと、蛇口ふたつと大きなバケツと桶一つがありました。

同室の方に話を聞くと大きなバケツに蛇口のひとつから出てくる熱湯ともうひとつから出てくる水を入れて、いい感じのお湯に整えて使うというのです。

日本ではシャワーを愛用している私としては難易度高め。

はじめは恐る恐る熱湯を足し、水を足し、とやっていたのですが、だんだん大胆にお湯をためるようになりました。

そしてうっかり熱湯をぶっかけたのも良き思い出です…(熱くて痛かったです)

翌朝、朝食

ここからは私の文章表現力が試されます。

写真を撮れないときいていたので、まったく写真がないのです。

食事は、アシュラム内でいただきます。
朝食の時間前になると、会場の近くに長蛇の列ができます。
隙間を開けていると並んでいないものとみなされて追い越されると聞いていたので私たちはできるだけ隙間なく並びました。

時間になると会場に入ります。
席は十分あるのでデパートの開店時のようなダッシュはありませんでした。

会場には、バナナの葉っぱを敷いてコップを置いてあるところがあり、そこの前に床に座ることになります。

足が悪い、腰が痛いなど事情がある人は壁際の椅子席に座ります。

バナナの葉っぱの前にあぐらで座って、折りたたまれていた葉っぱを開きます。すると、やかんを持ったおにいさんがコップに水を注いでくれます。

この葉っぱ、汚いものではないのですが、日本人はお腹が現地仕様ではないので、念のため持ってきていたウェットシートで拭きます(と聞いていたので日本人みんなやってた(笑))。

現地の人は葉っぱをコップに注がれた水をちらしてキレイにします。

キレイにしたころに、給仕のおにいさんたちがバケツに入ったごはんやおかず(だいたいカレー)を一品ずつバナナの葉っぱによそってくれます。

そのままだと量が多そうなときは、指でジェスチャーしながら「コンチョ、コンチョ」と言います。そうすると少なめによそってくれたりくれなかったりします(なんでさ)。

主食として水気少なめのお米やパンのようなもの、主菜副菜としてカレーのようなものが出てきます。

食べるのは、右手で、左手は使いません。
右手で汁気のあるものと炭水化物を混ぜて、指ですくうようにして食べました。

朝食か夕食かは忘れたのですが、食後に近い時間になると、薄めのラッシーのような飲み物が出て、私はそれが一番好きでした。ちなみに、2番目は米粉で作られてるらしき蒸しパン・イドゥリです。また食べたい…

ちなみに、この食事会場に並んでから、食べて、外に出るまでおしゃべり禁止です。
うっかりおいしーと会話が弾んでしまったときは、静かにねとたしなめられました。(ごめんなさい。)

外に出て、手を洗ったら食事終了です。

この流れが朝昼晩とあります。

さあ、山に登ろうか

ご飯が済んだらこの日はアシュラムの裏にあるアルナチャラ山に登って洞窟で瞑想です。

20分ほどと聞いていたのでさほどの距離ではないと、思っていました。

が、時差3.5時間、緯度の差約30度からやってきた私。
つまり時差はあんまりないけど暑い。

思いの外しんどかったです。

しかも服がなかったため、昨日買ったワンピース(厚手)を着てました。

繰り返しますが、思いの外しんどかった…

このような風景を横目にヒーヒー言いながら登りました
お猿さんもいましたが、荷物を取られたりするので要注意

洞窟で瞑想

たどり着いた洞窟…に建物がくっついたところで瞑想です。

ほぼ、満員に近い状態で熱気ムンムン。

そこにどうしても入れなかった私は、入り口に近い風通しの良い場所に座りました。

疲れなのか、その場の雰囲気に流されたのか、不思議と無心になっていたように思います。
(今回の旅での瞑想は、私は誰を問いかけるのがメインなのですが、こんな感じが続きました。)

皆と待ち合わせる時間が来た頃に外に出ると心なしかスッキリしていました。私にはなかなかないことです。

帰路

帰りは別のルートで山を降りました。

途中の集落の小さいお寺に参拝し、マーラー、というか数珠?を購入しました。

花梨珠というモノです。(たぶん)

実はこれ、先生が着けているのが素敵で、何のマーラーですか?ときいたのを先生が覚えていてくれて、お坊さんに聞いてくれたんです。
なので、先生がいなければ入手できなかったモノです。
一応、お坊さんは本物だと言ってました。

その集落を降りて大きな通りに着いて、オートリキシャに乗ってラマナアシュラムに帰りました。

午後は自由時間と瞑想

アシュラムでの昼食後、自由時間とアシュラム内での30分瞑想のタスクの時間となりました。

この間に再度山登りしたチームもいたようです。

私はうろ覚えなのですが…
同室の子と一緒に前日のおばちゃんの仕立て屋さんに行きました。
何かを直しに行ったはずなのに、同室の子は白いパンツを仕立ててもらうことになりました。おばちゃん、うまい。

というわけで、そのあと、私はホールで瞑想しました。

お茶の時間

旅程表に書いてて、なんだろうと思っていた時間です。

アシュラムの食事会場でお茶(チャイ)かミルクとたまにお菓子がいただけるのです。

おやつ大好きな私としては嬉しい時間でした。

夕食後、サリー

その日の夕食後、サリーを受け取りに行きました。

私のぶんは時間切れで飾りが間に合わず。
でも7人分+アルファを一晩でやり切ってくれたおばちゃんに感謝です!

サリーを受け取ったあとは着付けの練習です。

サリー組がひとつの部屋に集まって練習を始めました。

昔人形遊びでサリーの着方を学んだ私は出しゃばりました。
が、結構大きく間違っていました。
ちゃんと勉強しとかないとだめだなと思いました。

そんなこんなで夜は更け、翌日のシヴァ寺院へと続くのです。

翌日おばちゃんの仕立て屋で着せてもらいました。赤ら顔は酔ってるのではなく日焼けです

次回予告

早朝、サリーを身に着けたさきたち。
オートリキシャに乗って行き着く先は?

次回、シヴァ寺院とお買い物。

お楽しみに!