見出し画像

海外といえばダブルベッドでした(偏見)〜インドツアーに参加した②〜

前回のあらすじ。

さきは仲間たちと旅立った!
(※普通のツアーです。)

飛行機は順調に離陸。
そして着陸。

ここがインドの入口だ

まずは入国審査です。

整理ナンバーのようなものが割り振られます。
確か私は100ちょっと。

…いや、待て。
そんなにいるのか。

と周りを見回すと、日本人を含めた入国審査待ちらしき人がびっちり。

いるかもしれん。
そう思い直して一緒のツアーの人たちとともにイスに座って待ちます。

事件はすでに起こっていた

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、私は無類のネット好き。

自称ワールドワイドウェブに繋げないと息苦しいという病に罹っています。

入国審査を待っている間はネットに繋げそうだったので、繋いでみました。

今のスマホがデュアルSimなので、せっかくだからとeSimを試すことにしました。
この選択も後の事態に発展するのですが、このときは知るよしもありませんでした。

日本で確認していた通り、ローミングの設定をすると、おお!繋がるではないですか!

日本時間では深夜だったのですがオットにLINEすると返事が返ってきました。
起きててくれたらしい。

その他メールチェックなども済ませます。

などとやっていると、係の人が何やら声をかけてくる。

キョロキョロと周りを見渡すと、なんとあんなにいっぱいいた人がいないではないですか。

少し慌てて窓口に行って入国審査を受けます。

スムーズに通れました。

ここで私は自分がひとりであることに気づきます。
しまった、私は今団体旅行のメンバーだった!

ツアーメンバーを探して

一人もしくは二人旅が多かったので、ぼんやりマイペースでしたが、今回はそういえばツアーでした!

ヤバい、団体行動を乱してしもた!

足早に検疫を通り抜け、駆け足で荷物がグルグル回っているところ(ここって何ていうんですか?)へ。
そんなに時間が経ってないから、まだ荷物と人がいるはず。


と思いきや。
いませんでした。

なんてスムーズなお仕事なのでしょうか。

私の頭の中では緊急事態を示すアラート音が鳴っており、次に打つ手を考えていました。

これはロストバゲッジだ→荷物がないまま、外に出たら手続きがめんどくさそう→場内の係員さんに手続きしてもらおう。
と考えてその辺の人に声をかけました。

このとき、あろうことかツアー旅行であることが再びすっぽ抜けていました。私もまだまだです。

ロストバゲッジ(仮)

空港職員っぽいお兄さんに声をかけます。
以下、意訳です。

私「日本カラコノ便デキマシタガ、荷物ガナイデース」
お兄さん「お客様、それではこちらにお越しください」
(隅っこのバゲッジクレームコーナーに通される)
お兄さん「便名と住所と名前を書いてください。日本の住所も書いてください。」
私「ワカリマシター」
別のお兄さん「お客様は団体でお越しになられましたか?」
私「ソウデスガ…(それが何か?????)」
別のお兄さん「日本から来られた団体様が、自分たちの荷物をまとめて持っていったので、お客様のお荷物もそこにあるかもしれません」
私「Oh…!」

その発想はなかった!

別のお兄さん「係の者が出口まで案内するのでついていってください」
私「アリガトゴザマスー」

出口の外側は、屋外になっていて、バスやタクシーが乗り付けられるようになっていました。
見ると、ツアーを率いる先生と担当の方がいるではありませんか。

私「アソコニ連レガイマスー」
係のお兄さん「一旦外に出ると入れなくなるので私が確認してまいります。お客様はこちらでお待ち下さい。」

係のお兄さんとやり取りしている間に先生たちがこちらに気づいてくれました。
その様子からかなーーーーーーーり心配されていたのがうかがえました。

私は恥ずかしさのあまり引き返したくなりました。

再会、そして出発

先生たちと再会した私。

話を聞くと、どうやら入国審査を通った段階で全員揃っていると思って進んで、全員分の荷物を速やかにまとめて外に出てチャーターしたバスに乗り込んだもよう。

深夜着の便だもの。急ぎますよネー。

私が呑気にロストバゲッジだーこれはnoteのネタになるぞーと思っている間に、先生たちはマジで心配してくれて、空港内にもう一度入れないか交渉してくれていたようです。

申し訳ないことに、ツアーの皆さんから「不安だったよね、大丈夫?」とメチャクチャ心配されました。

大丈夫。noteのネタになるとわいてたから。とはさすがの私も言えませんでした。

団体行動を乱さないように小学生の頃から気をつけていたのですが、難しいものですね…

その節は皆様大変申し訳ございませんでした。

インド一日目にしてまたも波乱

優しい皆さんに囲まれつつ、バスに揺られて宿泊するホテルへと向かいました。

ホテルにつくと部屋割りが発表されました。

私はふたり一部屋。

移動だけとはいえ疲れていたのですみやかに部屋に向かいます。

斜め前の部屋の前に使用済みのコーヒーカップや皿が山のように積まれていましたが、文化の違いだと思ってスルーしました。

鍵を開けて二晩泊まる部屋にイン。

相方が部屋の中を見て言いました。

「ダブルベッドで寝るのかな…」

そう。部屋にはダブルベッドがひとつ。ほぼ初対面の女子がふたり。

海外旅行本では、『海外ではツインは少なく、ダブルベッドが主流』と書いていたような気がします。

そうか、これが!

いやいや、広いからダブルベッドの端と端で寝たら大丈夫ですよとお互いにこやかに合意。
いびきと寝相の悪さについても事前に許諾をいただきました。

疲れていたのでぐっすり寝ましたが、思い返すと、ほぼ知らない人とダブルベッドってやっぱり若干変でしたね。
いいんですが。

ちなみに、ツインだった人もいたので、提供できるツインは提供してくれたもよう。
やっぱりツインベッドの部屋って少ないのね。

そんなこんなで、ふたつの波乱を迎えたインド初日は終わったのでした。

次回予告

瞑想の旅に出たさきとその仲間たち。
しかしその始まりは予想外の行き先で…?

次回、「ヨガ瞑想に先立つ煩悩」

お楽しみに!


読む方に楽しんでもらいたいため、記事では面白おかしくしているところもあります。


しかしその一方で、世界各地で起こっている事件事故、感染症など、人命財産が傷つけられている現実に心痛めています。被害に合われた方やその関係者に深くお悔やみ申し上げます。


今回の旅行は、感染症対策や安全に万全を期して行きました。


第一話↓

第三話↓