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福永祥子『立方体の空』
福永祥子詩集『立方体の空』を読む。
瑞々しい言葉と懐かしさを覚える言葉が混ざり合い、不思議な感覚にとらわれる。
気に入った一篇は「遠い海」。
「遠い海」
夕日に沈む海 をみることが
幼いころからの憧れだった
いつか
お船に乗って
夕日に沈む
海に浮かんでやろう
遠い海は
わたしから
もっと遠いまま
手触りのよく鮮やかな表紙、紺碧の文字、正方形に近い判型が詩に似合う。
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noteで紹介されているのを知り、迷わず買い求めた。なんだか嬉しい。
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