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ドラマ「invert 城塚翡翠 倒叙集」第1話

私の好きなミステリー小説
「invert 城塚翡翠 倒叙集」が放送開始しました。

「invert」とは裏返しにする、ひっくり返すという意味です。
「倒叙」とは犯人側の視点で描かれた推理小説の形式です。

さっそく見てみた感想としては、よかった!!
前回の「霊媒探偵・城塚翡翠」は
犯人が誰か分からないミステリー作品だったけど、
今回からは犯人が分かった状態で物語が始まる。

犯人は分かった状態のミステリーって、
何が面白いの?って思うかもしれない…

それにはそれなりの面白さがある。

それは、犯行をを隠そうとする犯人と
それとなく犯行の手がかりを探っていく、
探偵側、刑事側とのスリリングなやり取りになる。
また、このやり方でしか、描けない犯人側の心理描写も
見どころである。通常のミステリー作品では、
希薄になりがちな動機の描写も濃密にできる。

これが倒叙ミステリーのよさだ。

僕は原作を読んだ上で書くのだが、
心理描写の部分がドラマでは、あまり描けなかったようだ…
映像になるので、喋る時間が限られているせいだと思う….
だから、犯人側の人間味が少し薄らいだのが
少し思うところではある。

それとは別にヒロインが良かった。
犯人を油断させるためヒロインはあえてあざとさを
出すのが特徴なのだが、清原果耶さんはその
あざとさを自然に出していたのが良かった。

やっぱり映像化すると、
小説では想像力が足りず、
部屋のレイアウトだったり、
犯行のやり方などを
ぼんやりと思い浮かべていた描写が
はっきりと映し出されるのはいいなって思った。

また次回が楽しみだ。


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