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背中を押す時は手を当ててから
「押す」という行為を分解すると
1.相手に触れる
2.力を入れる
背中を押す時、大事なのは
『相手に寄り添うこと』
寄り添うという「1.相手に触れる」がないと
押すではなくて【 叩く 】になる
もし
「勉強しなさい」
「早く支度して」
と相手の気持ちに寄り添うことをすっ飛ばしたのなら、自分のして欲しい力の大きさで相手を「叩いている」ことになる
物理的に誰かに叩かれると、不愉快、嫌悪感を感じることが多いのではないか?
それではどうしたらいいのか?
どんな時に自分のことを見てくれているか、居心地のいい人の何が良いと感じているのかを思い出してみるといいのだろう
つまり、内省である
内省すると良いよというのは、内省が自分の経験や気持ちに「手をあてている」寄り添っている状態だからだ
内省しないというのは、自分を「叩いている」状態だから、イライラする環境を作る行為なのだろう
自分を叩いている状態が日常ならきっと、相手を叩くことにも抵抗感を感じにくい
もし、相手との関係に疲れを感じているのなら、自分を叩かない、つまり内省することを日常にする方が良い
注意してほしいのは、内省の効果や急激な変化を求めてはいけない!
1歩進んでは1歩下がるを繰り返して少しずつ進む方が良い
走ると疲れてしまって進むことが嫌になる
つまり、自分も相手も変わっていないように見えるくらいゆっくり進んでいるのは「順調」な状態
相手の背中を押すこと(成長支援や勇気づけ)が上手くいかないのは、自分の背中を押そうとしないことが根本原因である
自分も相手も死ぬまで成長し続ける
自分の成長が相手の成長につながっている
相手の成長を感じられないなら、自分が成長していないだけである
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