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【DeFimans Mondays#2】パートナーシップ裏話㊙️feat.暗号屋

[DeFimans Mondays]は、月曜(不定期)夜20時より、web3コンサル会社DeFimansの業務の裏側やトレンド話、パートナーをゲストに加えて「web3あれやこれ」をお伝えすべく開催された、X Spaceのトークショーです。

10月2日(月)に開催された第2回目では、「パートナーシップ裏話」というテーマで、合同会社 暗号屋 CEO紫竹佑騎さんをお招きして、DeFimans代表の小野暢思/佐藤太思とパートナーシップにまつわるトークセッションを行いました。

リアルタイムでは参加できなかった方は、上のTweetからレコードを聴くことができますので、ぜひ一度聞いてみて下さい!

本記事では今回のSpaceの重要箇所を5つピックアップいたしました!

サラッと読み流すだけで要領を掴める内容になっておりますので、ご一読いただけますと幸いです。


暗号屋を一言で言うと…?暗号屋について教えて!

小野:まず、暗号屋を一言で言うと、どんな組織・会社・団体なのでしょうか!?

紫竹:そうですね、ブロックチェーンの会社です。本当に「ブロックチェーンに関係してたら、なんでもやるよ」って言ってるのと、 目指してる方向で言うと、ブロックチェーン業界の老舗になりたいな、みたいな。老舗っていうのも、「暗号屋」っていう和名にしたのもそうなんですけど、きっとこの技術は、インターネットが始まって以来の、3つ、4つ目ぐらいの波を作ってくれる技術だと思っていまして、そのブロックチェーン業界の中でトップで10年ぐらいやってたらそれなりの会社になってるんじゃないかみたいなところがあり、 1回はまず老舗になろうっていうのを目指して頑張っている会社になります。

小野:なるほど。かっこいですね。ブロックチェーン業界で老舗っていうのがかっこいいですよね。

逆に紫竹さんから見て、ブロックチェーン・web3業界で老舗だなと思う企業ってあるんですか?他の会社で。

紫竹:老舗さん…ブロックチェーンっていうと怒られるかもしれないですけど、 福岡にいるライトニングのNAYUTAさんとか、 福岡の先輩であるchaintopeさんとかですかね。ブロックチェーンの勉強会コミュニティ福岡でずっとやられてたんで、「なんか福岡ってブロックチェーン強いよね」って言われる基盤を作ってくださってた方たちなんですが、スポットの僕らが、なぜか福岡にいるっていうだけでそうなってしまうのは申し訳ないんで、こういう場で紹介させてもらってます。先輩企業っていう感じがしますね。

紫竹さんの最近やってること教えてください!

小野:今現在、紫竹さんがやってること、リソースを割いていることって、何なのでしょうか?

紫竹:最近1番時間取ってるのは、言い方が難しいのですが、 落合陽一氏の、万博のパビリオンのお手伝いをしてます。

これ難しいのが、万博を手伝っているっていうと、万博協会に怒られちゃうので、決して万博を手伝っているのではなく、 落合陽一氏の手伝いをしているっていうのが味噌でして(笑)。

出せる範囲で言うと、さっきのVWBLがまさには良い仕組みとして、落合氏の、 あのパビリオンのバックエンドのシステムとして使ってもらえるっていうのが1番大きいですね。

ほんとになんかこう、彼がやりたいのは「デジタルヒューマンなんですけども、その究極の個人情報, デジタル上のもう1人の自分みたいなものを、ブロックチェーンで管理しましょう」と。ただ、それは個人情報だし、丸見えのパブリックなチェーンの上に置いとくには忍びないので、隠せる機能や仕組みが必要だっていうところで、なんか落合氏にこう、NFTアートをやっている時にも、「VWBLもなんか使ってくれないか」ってLINEしてたんですけど「なんかアートじゃねえな」って言われて、ちょっと考えてみるって言われて、しばらくしたらまたLINEが来て、VWBL使ってなんか個人情報を管理しようみたいなことで連絡もらって、更に話を聞いたら、「え、万博の話やん!」ってなって、という感じですね。それからはもう、あれよあれよという間に進んで、今は彼の会社のCTOもやっています。

小野:そうなのですね!結構もう、がっつり関わってるのですね。落合氏はどんな方なのですか?お仕事一緒にされて、要は私みたいなメディアでしか見たことない人には、非常に頭が冴え渡りすぎて、たまにエキセントリックな感じのムーブをして、そこがまた面白いとこだなっていう風に思っていまして。 一緒に仕事してみると、どんな方なのでしょうか?

紫竹:多分、思った通りだと思っていい(笑)死ぬほど忙しいですね。手も動かすし、アーティストでもあるし。なんだろう、アートとテクノロジーの両面からビジョン達成をしていくっていう、そういうタイプの人なんで、彼はめっちゃ面白いっすよ。

パートナー選びやコラボレーション選びで大切にしてることは?

小野:(暗号屋さんは)個性溢れるメンバーでやられてると思うんですけど、パートナー選びやコラボレーションの機会も多いと思うんですよ。その時にパートナー選びとか、コラボレーションとかで、大切にしてることはありますか?

紫竹:そうですね。例えば僕、Ethersecurityっていう会社の、日本の代表とかもやったりするんですね。あの、ステーキングプロバイダーをやっているStirっていうサービスをやって。

小野:加門さんの所ですね!

紫竹:加門さんところです。あの人はサイバーエージェントの元同僚だったっていうのもあるのですけど、暗号屋でステーキング頼まれた時にやるかって言ったら「やらないな」とか。なんでやらないかって言うと、手が足りないからでもあったりするんですけど、そういう時に幅広く、ブロックチェーンだったらなんでもやるっていう指標で会社をやっているのに、やれないことがあるって悔しいじゃないですか。なので「我々にないところを持ってる」みたいなことがすごく大きいと思っています。

例えばDeFimansさんだったら、もう間違いなくグローバルでも活躍できる、日本No.1のweb3コンサルだと思ってますし、 そういう「突破力だとか、僕らの会社にいない、グローバルな繋がり・広がりみたいなところに関しては、絶対に組んだ方がいいよね」っていうのは外注しちゃうのも嫌なんですよね。「だったら一緒にやろうよ」というか、 まだこの、web3とかブロックチェーンみたいな業界って、まだまだ狭いので、競合なんていないと思ってるんですよね。

それで言うと、本当にいろんな会社の方たちとやりたいですし、完全にやってることが一緒の会社なんて多分ないと思うので、例えば、手が足りなくなったら手助けしたいし、逆に足りなかったら手を貸してほしいし、 「一緒にやりましょう」みたいな話は結構いろんな会社さんとしてもらってるんで、僕らの手が回らない時だとか、僕らができない領域を頼まれた時に「悔しいからうちでやります」みたいな時に、「大丈夫です、パートナーであの人がいるんで!」ってなってくと、業界巻き込んで、 ブロックチェーンの社会実装みたいなことができると思うんですよね。

なので、ビジョンとかと照らし合わせて言うと、ブロックチェーンの社会実装っていうのを本気でやっていく時に、何でもできるようにならなきゃいけないし、「ブロックチェーンが作っていく新しいインターネット」って僕らは呼んでるんですけど、web3とかではなく、 その「新しいインターネット」を作る時に、手助けができる関係値を作っておくっていう時にパートナーシップを結ばさせていただいてるって感じですね。

なので、意外と頼んだらいつでもパートナーシップを組めるかもしれないです。お互いやれることがあるとか、そういうところは多分あると思うんです。その様な形で、パートナーシップを組む相手は選ばせて、選んでるとかじゃないですけど、 やらせていただいています。

DeFimansと一緒に実現したいこと

小野:ちなみに、DeFimansと一緒に実現したいこととか、やってみたいことってありますか?

紫竹:グローバル展開ですね。なんか、やっぱ日本でやってることをちゃんと海外にも持っていきたいじゃないですか。そいういう時に、やっぱDeFimansさんって、こう、海外のあのパートナーシップもしっかり持っていたりだとか、 ちゃんとそのトップの人たちが何をしてるかっていうのをしっかり理解してビジネスをされている印象が強いんですよ。

なので、我々と一緒に何か事業が始まった時に、「これ海外だったらどうできるんだろうな」とか、 あとはなんか僕らがやってることの、海外展開だとか、あとはそちらのやろうとしてる考え、海外展開だとか、 そういうところに関わらせていただけるとすごく嬉しいなと思っています。

小野:ありがとうございます。イベントとかでも、お会いしたら一緒に回ったりとかもしたいですね!弊社の海外のパートナーとか、 日本に来てる時は紹介して、そのまま色々話したりできたら、結構面白いかと思いますね。

紫竹:日本だとこんなんやってんだよみたいなのを、こう、海外に広めていったりだとか。個人的には、日本はちゃんと金融の政策や法律がしっかり決まっていて、海外とかではオワコンだって言われてるかもしれないweb3を日本では「政策にするぞ!」って言ってたりだとか、 ポジティブな部分っていうのは凄くあると思うんですよね。そういった日本の良い環境、良い状況っていうものをちゃんと海外に生かしていったりだとか、海外ではできないけど「日本だとちゃんとレギュレーションはしっかりした上でビジネス展開できるよ、 日本でやるしかない、我々と一緒にやりましょう」みたいな人たちが増えると僕はすごく嬉しいと思います。

小野:いいですね。ありがとうございます。そういう意味ではある種 特殊ですものね、サンクチュアリみたいな形で。

紫竹:特殊すぎますよ。2周くらい回って、なんか意外と日本いいじゃんみたいになってますね。それに限らず、結構最近注目されてる気がしますけどね。

小野:確かに。だから私も日本から動く気はなくてですね、グローバルで事業やりつつも、拠点は日本と決めていてまして、こんなにやりやすいとこないんじゃないかっていうぐらいに思っています。

紫竹:いや、美味いし、安全だし、住環境を含め、そうですよね、絶対!

小野:シンガポールでブロックチェーンのビジネスやってたのですが、日本に戻ってきましたからね、結局。英語話せますけど、日本にいた方がよっぽどチャンスあるなと思っています。日本にいた方がグローバル展開のチャンスが逆にあるって、結構意味不明な状況に直面していて、結局、だから日本ベースで会社作って、日本に税金を納めて、日本のweb3事業者として日本でやってくと決めて会社作ったわけなので、 そういう意味では、紫竹さんの言ってることは非常に共感できる部分多いなって感じで思ってました。

紫竹:ぜひ一緒にやりましょう!

どういう領域で今後の展望を見据えているか

佐藤:どういう領域でこうやっていきたいかみたいなところとかはお話ししたいなと思っていて。 今、日本だとコンテンツが多くて、 なんて言うんでしょうか、結構グローバルの、本当に超有名プロジェクトとか、有名どころの会社さんとか日本出張とか、日本訪問に僕らがアテンドしたりするのですけど、 やっぱり、コンテンツに目がいってるところを、もうちょっとこう、違う切り口でお話ししたいなとかも思っていまして、どういう領域でとか、逆にこういう領域のお仕事があったら一緒にやってみたいとか、そういうのがあれば、ぜひ教えていただきたいです!

紫竹:コンテンツは、やっぱり日本だからとか、アニメとか漫画大国だろうみたいなので寄りがちだと思うのですが、 正直、なんかサイバーエージェントの頃にやり尽くした感は若干あると思っています。

コンテンツを「日本のコンテンツを世界に!」みたいな気持ちは実はあんまりなくって。で、 やれるところがあれば是非やりたいなとは思ってるんですけど、それよりは、 多分、僕がそのDeFimansと期待している、海外展開って、日本のレギュレーションだから安心して頼めるよねみたいな信頼の部分だと思ってます。

例えばセキュリティトークンとかも、プレスで出させていただいた通り、「このセキュリティトークンの仕組みがあります。で、海外の機関投資家の皆さん、 投資する際は我々のプラットフォームを使ってください」だとか、「日本の金融機関だから安心してお金を投資できるみたい」な、そういう入り口を立てるのが面白いと思ってて。最近だと、 暗号資産信託みたいのができたと思うんですけど、ああいう仕組みって多分流行る気がするんすよね、海外に向けても。なんか普通にクリプト買ったらいいじゃん、無税なんだけどみたいなではなく、なんかその機関投資家向けの商品みたいなのをちゃんとしっかり作ってく必要があると思っていて。

ですが海外のその金融ライセンスが意外とざるだっていうのが最近こう明らかになったわけなので。そう思うと、なんか日本のカチカチの金融庁のシステムって、「SECさんが考えてるようなものよりも全然いいものですよ」っていう風に言いやすいと思うんですよ。
なんかこういうものが海外で受けるのかどうかは、一緒にやっていかないと分からないとこだと思うんですけど、こういう日本の信頼みたいなものをちゃんと商品として外に出していけるっていうのがあれば、なんかぜひやりたいなと思ってるのが1番大きいですね。

小野:素晴らしいですね!みんなが結構文句言うじゃないですか、「レギュレーション強すぎる」みたいな。そこがやっぱ逆手にとって、だからこそ安心できて安全ですよねっていう話は、 まあ私も一理あるなと思ってまして

佐藤:最近そこらへんは、結構注目しています。だから、最近金融系の記事とか多く書くんですけど、割とそこに注力してたりもします。大企業さんだと、中にある、特に財務系のシステムとかソリューションって相性良かったりするのかなとか思ってるので、そういったお仕事はやっぱ作っていきたいなと思いますね。

紫竹:ぜひぜひ!「ブロックチェーンをなぜ使うのか」みたいな記事を最近1人でこうしこしこと書いてたんですけど、 あれを書いてて、改めて思い出したのが、ブロックチェーンってその責任の所在をどこにするかを選べるようになるっていうのが僕はポイントだと思っていて、ビットコインとかイーサリアムみたいに非常によく分散された状態だと、まあ問題はないと思うんですが、どこの馬の骨か分からない人々が運営している、誰でも運用できてしまうパブリックチェーンっていうとすごくネガティブに聞こえるのと、だったらこう、信用できる人たちが運営しているパブリックなブロックチェーン、コンソーシアムチェーンというか、そういうものがあった方が実は信頼できるんじゃないかなと。どこにこう信頼を置くか、要はビットコインとかイーサリアムみたいな、マキシマリストが集まりそうな、分散型マキシマリストみたいな人が集まりそうなチェーンっていうのも勿論いいはずなんですけど、 そうではない、中途半端に分散されたものよりは、ちゃんと信頼できる機関がやってますよっていう方が多分僕は嬉しいと思っています。

今実はとあるインフラ企業さんと仕込んでたりするんですけど、ちゃんと信頼のある会社が分散していて、チェーンだったり、責任の分散がなされているっていう部分、これを強みとしたプロジェクトっていうのは大きくなってくんじゃないかなと踏んでおります。


いかがでしたでしょうか?

最後までご覧いただきありがとうございました!

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