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2Fの後光が差す地・和歌山県 近畿のオマケで済まさないで
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2023年7月の記事一覧

【紀州のタルトンネ】和歌山市「南海和歌山港駅」の真裏に潜む戦後のドサクサ不法占拠バラック村を訪ねる【湊字薬種畑】

【紀州のタルトンネ】和歌山市「南海和歌山港駅」の真裏に潜む戦後のドサクサ不法占拠バラック村を訪ねる【湊字薬種畑】

終戦後の住宅難などによる、いわゆる“戦後のドサクサ”で不法に建てられたバラックが立ち並ぶ地域を数々取り上げてきた当サイト。関西だけに限っても、これまでも有名どころである伊丹中村やウトロ地区、衣笠開キ町をはじめ様々な場所を訪ねてきたが、いずれも不法占拠スラム住民が退去するなどして徐々に廃墟化していったり、或いは消えて無くなったりしていく運命にある。

そんな不法占拠スラムの中でもとりわけ規模やキョー

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【昭和のまんま】紀州の玄関口「JR和歌山駅前」のレトロアーケード・みその商店街と駅裏の激渋大衆食堂

【昭和のまんま】紀州の玄関口「JR和歌山駅前」のレトロアーケード・みその商店街と駅裏の激渋大衆食堂

何かと25年前の毒物カレー事件を引き合いに出されたり、紀州のドンファンみたいなイロモノが悪目立ちしたり、日本語の「ザ行」が発音できなかったり、挙句の果てには“近畿のオマケ”などと見下される和歌山県の県庁所在地「和歌山市」。和泉山脈を跨いで大阪府に隣接する土地でもあるが、和歌山市から大阪市までは約70キロも離れており、大阪のベッドタウンとしての伸びしろも薄い。毎年1万人ずつ県人口が減り続ける深刻な状

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かつては激裏スポットだった、和歌山市某所にある謎のレトロ飲み屋街を見物する

かつては激裏スポットだった、和歌山市某所にある謎のレトロ飲み屋街を見物する

いま世間一般では、夏休み期間の真っ最中である。お子様のおられるご家庭にとっては長い夏休みで自分の仕事との兼ね合いで子供の預け先や弁当作りに悩ましい時期でもあり、また近所の夏祭りに足を運んでは、束の間の非日常的空間を楽しむのが恒例だ。京都では祇園祭が、大阪でも天神祭が、4年ぶりにコロナ禍以前の通常開催で、連日の異常な猛暑の中、盛大に繰り広げられた。

一方で和歌山市でちょうど25年前、1998年7月

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