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特別支援学級を勧められたら必ず読んでください-2-


この記事は次の方にオススメです。

・学校の先生に支援級を勧められた
・支援学級に入れるか悩んでいる
・これから教育業界を考えている

前回の記事はコチラ

《各級の違いについて》

◇通常学級
呼び方:普通級・一般級
標準人数:40名
授業進度:文部科学省が定めるカリキュラムに沿って

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◇通級指導教室
呼び方:通級
[解説]
通常の学級に在籍しながら、その子の障害特性に合った個別の指導を受けるための教室。週に何時間か通う。
在籍校に通級指導教室がない場合は近隣校の「他校通級」を利用する。

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◇特別支援学級
呼び方:支援級が一般的
標準人数:8名
[解説]
【個別の指導計画】に基づき指導(支援)を受けます。
適応状況や集団活動の参加の必要性にあわせて、通常級に移動して活動する交流級を利用することができます。

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《通級について》

通級指導教室に通うお子さんを適切に支援するために「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」を作成します。

【個別の教育支援計画】
保護者・学校・福祉医療等の関係機関が連携して、お子さんを効果的に支援するためのツールで、1〜3年間程度の長期的な計画となってます。

【個別の指導計画】
「個別の教育支援計画」を踏まえて作成し、学期毎又は学年毎に目標を立てて、学校での指導と評価を行う短期的な計画となってます。

2つの計画を活用しながら、お子さんの学習や生活での困難を改善する指導を行っていきます。

誤解されやすいのが、”塾のように成績をアップする”ための教室ではありません。あくまでお子さんに合った学び方を習得することが目的です。

例えば、眼球運動が苦手な子(漢字を覚えるのが苦手…など)には、その困り毎を軽減するトレーニングをします。
落ち着きがない子には、落ち着いて生活をするためのトレーニングをします。その子に合わせて指導内容は様々です。

通級指導教室で行われる活動は、【自立活動】と呼ばれます。
お子さんの特性に合わせて、担当の教師が学習計画を立てていきます。
指導を継続する中で、お子さんの自立を促すことが最終目的です。

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《指導時間数について》

通級による指導の時間数は、自立活動と教科指導の補充を併せて、年間35単位時間(週1単位時間)から年間280単位時間(週8単位時間)までが標準として示されています。

また、学習障害及びADHDの児童生徒の指導時間数については、月1単位時間程度で指導上の効果が期待できる場合もあることから、年間10単位時間(月1単位時間)から年間280単位時間までが標準として示されています。

通っている小学校に通級教室が設置されていない場合は、他校の通級教室に通うことができます。

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《通級の利用方法》

神奈川県横浜市の例

通級指導教室を利用したいときは
まずは特別支援教育総合センターでの相談が必要ですので、相談申込書をご提出ください。
※新就学の場合は郵送、既就学の場合は学校への提出となります。
※通級指導教室の状況によって、利用開始までお待ちいただくことがあります。原則として、次年度からの利用となります。

東京都港区の例

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《通級を活用しているママさんの生の声》

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Aさんママ
小6の男の子が広汎性発達障害。
人の気持ちを理解するのが苦手。

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Dさんママ
中2の男の子が受動型アスペルガー症候群。
思わぬことで傷つく。

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Aちゃんは幼稚園のころからお友達の気持ちを読み取るのが苦手で、小学校入学と同時に「通級学級」に通っています。
「ソーシャルスキルトレーニングでは、少人数のグループでシーンを想定し、ゲーム形式で楽しみながら、お友達の気持ちを理解するスキルを教えてもらいます。うちの子は気持ちがめいっぱいになると、パニックになることがあるのですが、通級は学校の中でもほっとできる居場所になっているようです」
他の子の解決法を参考にして互いのスキルを共有したり、誰かに助けを求めることも悪いことではないと気づきます。仲間ができるメリットは保護者も同じだとDくんママは言います。
「この子たちの子育ての道のりは平坦ではないけれど、みんなで悩みを共有しあえるのは心強いです。大変さを理解しあえる仲間だからこそ励ましあえるし、講演会や支援の場などの地元情報を伝えあうことができます」
通級指導学級主任教諭は
「困っていることや苦手なことに向き合うことや、対処方法を考えることも大切ですが、子ども自身のよさや強みを理解し、生かしていくという視点も大切です。凸凹がありつつ、トータルで自分を好きになれるといいですね」と言います。

次回の記事でその3を書かせていただきます。
テーマは特別支援級をメインにした内容の予定です。

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これからもどんどん更新していきます。

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