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エッセイ:病気の一日


朝、起きたら、グルグル回っていた。


まだ夏の自分と秋の自然界

最近は涼しくなって、草陰の端っこでは鈴虫が鳴いている。数週間前からは、トンボも飛んでいる。
チャリをこいでいると、どこかのおうちでは青い柿が沢山実っていた。
自然界はもう秋だ。

窓を開けることも増え、昔野良で今は飼い猫となっている黒猫が、顔を見せにやってくる。
ニャーと呼ばれて、ニャーと挨拶を返す。

先週も忙しかった。
ホッとしたのと、報われない事へのストレスと、軽い熱中症で、頭の中がグルグル、グルグル、回転性めまいだ。ゲー。
久々の苦しみである。ゲー。

脳をクールダウン

苦しみを数日にわたって続けたくない。
もし熱中症を起こしかけなら、脳内温度を下げなければならない。ニュースの体温サーモグラフィーで見た頭温度の真っ赤な映像が頭によぎる。
しょうがないから、たいして暑くもないのに脳のために「電気代ちっ」と思いながら、クーラーをつけ、めまいが起こらない体制で眠る。
脳は大切な司令塔だ。
スマフォやパソコンと同じで、クールダウンさせねばな、と思いつつ夢の中へ。

成長する自分

嫌いな奴らが私のお店を占領してる夢を見た。ムカついた。怒りは、時に原動力にもなる。センチメンタルに浸っている間に、おいしいとこどりされないように、怒りをエネルギーに変換し、忍耐力でもって粘り強く何かをやり抜くこともある。
ただ怒りだけでは自分がつぶれてしまうため、怒りのパワーをさらに昇華させて、感謝と喜びに変化させる。すると視野が広がり、グッと自分も変わる。

回復

空きっ腹のため、下に重ねた頂き物の島原素麺が取れず、これもまた頂き物の熟成素麺をフラフラ状態で作り、食べる。
美味しい。なんて美味しいの。
おお生き返るようだわ。モチモチ

そうして、ボーッとしながら、親とくっちゃべっていると、だいぶましになる。
夜ごはんのお野菜タップリの蕎麦鍋を何とか食べきる。
お肉を率先して食べないから、ビタミンB1を取るために、ゴマと蕎麦を好んでよく食べるんじゃないかと、食事中教えられる。なるほど。

栄養剤を飲んで、体重を量りにいく。
今夏、いつの間にか、4キロ落ちていた。
まあ10科目試験中は5キロ位落ちてたけどね。
前に3キロ落ちて喜んでたお客さんを思い出し、こうゆうことかあ💓と思い、再度量りにいく。
なるほどなるほど。
数字に変化があった事で、セロトニンが放出され、一気に元気になる。
数字に振り回される人生にはウンザリだが、数字に助けられる事も多い。
人間はいつまで数字に振り回され一喜一憂しなければならないんだ。

猫ちゃんのコーヒーと

食後に、ノンカフェのコーヒーを入れた。
パッケージと会いにくる黒猫がリンクする。
「ニャー(まあのんびりしようよ、このコーヒーで)」と言われてるようだ。
コーヒーをゆっくりと口に含みながら、ふと思う。
色んな人からのせっかくのお誘いをことごとく却下する私ですが、まあもう少し落ち着いたら、色んな人と楽しい時間が持てればいいなと。
最近はそう思うようになりつつある😺

病気になると、必ず学びが進んで、良い方向にいく。
本当に不思議。

それにこの家族で良かったと、心から思う。
苦楽を乗り越えてきた仲間。

このエッセイを読んで下さった方にも幸運が訪れますように✨










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