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「すべてのモノをブロックチェーン上でやりとりできる世界をつくる」をミッションに、web3領域における新規事業開発・ブロックチェーン活用に関するコンサルティングサービスや、企業向けに自社プロダクトを提供するテクノロジーカンパニーです

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    Decentierのメンバーが発信するnoteのまとめ

最近の記事

【特集】米国大統領選挙とweb3:マーケットとバイデン政権下の暗号資産

こんにちは、Decentierでリサーチャーをしている聖・マーくんです。 2024年6月27日(日本時間28日)、11月の米国大統領選挙に向けた第1回候補者テレビ討論会が開催されました。この討論会では、異例にも7-8月の党大会を前に、民主党のバイデン大統領と共和党のトランプ前大統領が4年ぶりに暫定候補者として対決し、激論を交わしました。私もリアルタイムで視聴していましたが、第1回はトランプ前大統領に軍配が上がったようです。 米国大統領選挙(2024)の主なスケジュール 1

    • マイナンバーカードはweb3の最後のピース?

      こんにちは。Web三郎です。 今回は政府が普及を進めるマイナンバーカードに関する話題を取り上げようと思います。 マイナンバーカードのスマホ化確定申告、転出届、母子手帳、健康保険証をはじめ、様々な行政サービスの認証機能がマイナンバーカードへ続々集約されていることは読者の皆様もご存知かと思います。 最近では、スマートフォンにマイナンバーカードの機能を搭載できるようにする改正マイナンバー法も成立しました。本改正に伴い、現在はAndroidでのみ利用可能なスマホ用電子証明書サ

      • 国内ステーブルコインの市場動向と可能性

        こんにちは。 リサーチャーのmitsuiです。 この記事では「ステーブルコイン」について深掘りします。主に国内ステーブルコイン市場について深掘りし、その市場動向の解説と可能性についての考察を行います。ぜひ最後までご覧ください! ステーブルコインとは?まずは前提知識となる「ステーブルコイン」について解説します。尚、より多くの場面で利用される定義を元に解説していきますが、単語の定義は人によって異なる部分がありますのでご了承ください。 ステーブルコインの誕生背景 ステーブル

        • すべては、「すべてのモノをブロックチェーン上でやりとりできる世界をつくる」ために

          「全てのモノをブロックチェーン上でやりとりできる世界をつくる」というミッションを掲げる株式会社Decentier。代表取締役として同社を創業した小畑は、何百年と業界の慣習が変わらない世界でキャリアをスタートさせ、ビットコイン、ブロックチェーンとの出会いからweb3の可能性に魅了された一人です。小畑が見据えるweb3の未来と、Decentierの今とこれからを語ります。 ーーDecentierを創業するまで、小畑さんはどのようなキャリアを歩んできたのでしょうか。 私は200

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        記事

          web3の世界でもベネフィット・ステーションは普及するのか?

          こんにちは、Decentierでリサーチャーをしている聖・マーくんです。 最近、日本のweb3界隈では合同会社型DAOの話題が尽きません。 合同会社型DAOについては様々な有識者が解説しているのでここでは詳しく触れませんが、日本ではDAOに法人格を付与する法的なルールが整備されました。米国でもワイオミング州やユタ州など一部の州で、DAOを法人として設立することが認められています。 このように、DAOを法人と見立てると、web3の組織でも一般企業と同様に人材を惹きつけるた

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          bot取引がひしめくweb3に悲観的になる必要がない理由

          こんにちは。Decentierリサーチャーのweb三郎です。 ステーブルコインの取引高のうちリアルな人間によるものは1割にも満たない、という衝撃的なデータがVisaとデータプラットフォームAllium Labsが共同開発したダッシュボード上で公開されています。 データを見てみる実際のデータを確認してみましょう。 上図はステーブルコインの取引高(左)とトランザクション数(右)を示したもので、青い部分がオーガニックではないと推測された部分で、正確にはbot以外にも取引所のト

          bot取引がひしめくweb3に悲観的になる必要がない理由

          プログラミングの合理性が重視されるweb3の世界にいることが、一番自分らしくいられる

          「すべてのモノをブロックチェーン上でやりとりできる世界をつくる」というミッションを掲げる株式会社Decentier。今回は同社CTOを務める長濱に話を伺いました。国内大手の暗号資産取引所などで働いた後、独立してさまざまなアプリやプラットフォーム開発を関わってきた彼が、どうしてまたweb3の世界に戻ってきたのかを探りました。 ーー長濱さんはこれまでどのようなキャリアを歩んできたのでしょうか。 これまでのキャリアは、今も昔も変わらず、ずっとエンジニアという感じです。ただ、自身

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          INOとクラウドファンディングは何が違うのか?NFTを活用した資金調達

          こんにちは、Decentierでリサーチャーをしている聖・マーくんです。 最近、私たちのクライアントからよく寄せられる質問に、「INO(Initial NFT Offering)」と「クラウドファンディング」の違いがあります。 2021年以降、デジタルコンテンツをNFTとして販売・配布する動きが急増しています。この動きの中で、スタートアップやクリエイターたちは新しい資金調達手段としてINOに目を向けています。 INOとは、プロジェクトや製品開発のためにNFTを発行し、そ

          INOとクラウドファンディングは何が違うのか?NFTを活用した資金調達

          第3のソラナキラー「Monad」はSuiやAptosと何が違うのか

          こんにちは。Decentierリサーチャーweb三郎です。 今年web3業界最大級の資金調達ニュースが飛び込んできました。 「ソラナキラー」とも呼ばれるレイヤー1ブロックチェーンのMonadを開発するMonad Labsが約340億円もの資金を調達しました。ラウンドにはParadigm、Coinbase Venturesといった大手VCをはじめ、MakerDAO創設者のRune Christensen氏も参加しています。 3つのソラナキラー巷ではMonadの他にもSui

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          BaseがDEX取引量で過去最高額を突破、盛況の背景

          こんにちは、Decentierリサーチャーのweb三郎です。 先月末にCoinbaseが開発するL2チェーンBaseのDEXでの24時間取引量が過去最高の12.1億ドルを記録し注目を集めました。 Baseで取引が活発化した背景に、EthereumのDeucunアップグレードの影響と、新興の分散型SNSとミームコインとの繋がりがあります。本稿ではこれらのトピックについて解説していきます。 Baseとは?Baseは取引所最大手のCoinbaseが開発するEthereumのL

          BaseがDEX取引量で過去最高額を突破、盛況の背景

          メゾン・マルジェラを傘下に持つOTBグループが展開するweb3ファッションプロジェクト

          こんにちは、Decentierでリサーチャーをしている聖・マーくんです。 3月に入り、ファッション業界では2024ssコレクションが店舗に出揃う時期になってきました。まだ肌寒い日もありますが、すでに春物を買われた方も多いのではないでしょうか。 そんな中、フランスのラグジュアリーブランドであるメゾン・マルジェラが、ブランドを象徴するタビブーツにちなんだ新たなNFTコレクション「Meta TABI」を発表しました。 気になって調べると、メゾン・マルジェラを傘下に持つイタリア

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          MetamaskってInternet Expolorerみたいじゃないですか?

          こんにちは。リサーチャーのweb三郎です。 私はマニアというほどではないですがブラウザをコロコロと乗り換えるタイプでして、スマホには常時3個のブラウザをインストールして使い分けています。メインのPCではChromeを使っていましたが、スマホのメインブラウザがChromeではなかったのでChromeにこだわる必要はないのではないかと思い、つい最近、Edgeに乗り換えました。 Windowsを介してあの手この手でEdgeを利用させようとするMicrosoftのやり口は一部から

          MetamaskってInternet Expolorerみたいじゃないですか?

          web3は既存のロイヤリティプログラムの課題をどう改善しうるのか

          こんにちは、Decentierでリサーチャーをしている聖・マーくんです。 つい最近、大手クレジットカード会社のVISAが企業向けにweb3を活用した新たなロイヤリティプログラムを開始すると発表しました。その全容はまだ明らかになっていませんが、ゲーミフィケーションや拡張現実(AR)を応用して顧客が特典付きのデジタルコレクションなどを受け取ることができるようです。 VISAの顧客の中には「クレジットカードと言えばVISAだから」という理由でVISAを使っている人も多いと思いま

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          未来の広告の在り方「トークングラフマーケティング」を理解する

          こんにちは。 リサーチャーのmitsuiです。 この記事では、次世代の広告の在り方として注目を集める「トークングラフマーケティング」について、その背景から深掘り、可能性を考察します。ぜひ最後までご覧ください! トラッキング禁止やCookieの廃止など、広告規制の現状デジタル広告業界は、個人のオンライン行動を追跡し、ターゲット化することで、ユーザーに関連性の高い広告を提供してきました。しかし、この方法はプライバシー懸念を引き起こし、多くの国で規制の対象となっています。EUの

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          「トークンで寄付をする」から「ステーブルコインで寄付をする」へ

          はじめにこんにちは、web三郎です。 今回は今月1日に発生した能登半島地震に関連する内容となります。犠牲となられた方にお悔やみを申し上げるとともに、被災されました皆様にも心よりお見舞い申し上げます。 今般の事態に際して、web3業界ではトークンのメリットを活かした寄付プロジェクトが活発化しています。 寄付金は寄付金控除のような制度をはじめ寄附者と支援を受ける側の双方にメリットをもたらすように制度設計されているのですが、残念ながら法整備が追いついておらず、トークンを用いた

          「トークンで寄付をする」から「ステーブルコインで寄付をする」へ

          世界最強VCが予測する2024年のweb3トレンド

          こんにちは。 リサーチャーのmitsuiです。 この記事では世界最強のVCとも呼ばれ、web3領域にも多額の投資をしている「a16z crypto」が提唱するweb3トレンドを取り上げ、解説します。この先のweb3を予測する参考としてぜひ最後までご覧ください。 a16z crypto とは?まずはそもそも「a16z crypto」とは一体どんな組織なのかを解説します。 「a16z crypto」とは、Andreessen Horowitz(略称a16z)が運営する暗号資

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