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原因不明の不調が続いたら、甲状腺の病気かもしれない

はじめに

甲状腺の病気には大別して以下の4種類があります。

1. 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
2. 甲状腺機能低下症(橋本病)
3. 甲状腺がん
4. その他(亜急性甲状腺炎、クレチン病)

日本人の5人に1人が何らかの甲状腺疾患を抱えていると言われており、魚や海藻を好む習慣から国民病と言えるかもしれません。

甲状腺疾患の大きな特徴は、精神状態に不調を来たすことです。
甲状腺機能亢進症(以下、亢進症)であれば躁状態、甲状腺機能低下症(以下、低下症)であればうつ状態に陥ることも少なくありません。
また遺伝する病気であることも特徴の一つですので、身内の方の既往症を確認しておくと役立ちます。

この記事では、病院の検査や健康診断で発見されにくい甲状腺疾患について、その症状や正しい診断を受ける方法、治療薬や治療にかかる期間、なぜ甲状腺疾患になるのかについて具体的に記載します。

甲状腺機能低下症の当事者としての経験を元に記載しますが、体験談ではなく事実を記載します。

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