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“大人の学び”での”先生”の役割「やり方」①

この記事は約1,300文字。2〜3分で読めます。

前回の振り返り


前回の投稿で”大人の学び”の”先生”の役割、
「関係性」について詳しくみました。

ポイント

  • ”大人の学び”は、あくまでも学ぶ側が主役

  • ”先生”の役割は、主体的な学びがうまくいくように支援すること。

  • 「上下」ではなく「対等」な関係性が築けるように、
    「威厳より親しみやすさ」や「尊敬より信頼」を意識する。


前回のリンク:


今回は”大人の学び”の”先生”の役割のうち
「やり方」について詳しくみていきます。


【再掲】”大人の学び”での”先生”の特徴


やり方


”大人の学び”の”先生”には
どんな「やり方」が相応しいのでしょうか。


◉ コーチング・ファシリテーション


”大人の学び”には「答え」はありません。

にもかかわらず、
”先生”役の人が自分の意見を言ってしまうと、
先生と生徒は上下関係だと思っている学び手からは
「答え」と受け取られる危険性があります。

ほんとうは単なる先生の「意見」でしかないのですが、、、。


人間は「答え」だと思った時点で考えることをやめ、
「答え」を覚えようとしてしまう傾向があります。

それでは”大人の学び”になりません。

そんな状況を起こさないために、
”大人の学び”の”先生”は答えを「教える」より「問いかける」
「ティーチング」より「コーチング」を意識したいですね。


また複数で学びを行なっている場合は、
ある参加者の意見に対して”先生”がコメントするより、
他の参加者にコメントをしてもらうようにしましょう。

そうすることで、「答え」ではなく
対等な立場の人からでた「意見」として扱うことができます。

”大人の学び”の”先生”には
先ほどのコーチングのスキルに加えて、
他の参加者から適切に意見を引き出すことができる
「ファシリテーション」のスキルも大切になりますね。


◉ 対話する


先生をやろうとする人は、
元来教えるのが好きな人が多いです。

そのため、良かれと思って自分の知っていることを
どんどん話しをしてしまう傾向がある方が多いように感じます。

ゴルフ練習場でたまに見かける、
隣の打席の若い人にアレやこれやと教えたがる
教え魔のオジサンみたいなものです。

ご本人がそれほどゴルフが上手な訳でもないのに(苦笑)。

ご本人は親切心でやっているので、
相手が迷惑していることに気づいていないんですね。


それと同じで、”先生”も良かれと思って自分の持っている知識を
一方的にあれもそれもと話しているものの、
実は自分の行動が参加者の学びに繋がっていないことに
気づいていないということが往々にして起こります。


”大人の学び”の”先生”には「話す」より「聞く・聴く」

「一方的」に話すのではなく、
聞く・聴くを交えて「対話する」ことを大切にしたいですね。

今回はここまでにします。


次回のテーマ


次回は、
”大人の学び”での”先生”の特徴「やり方」の続きです。

今日の投稿は「マガジン」にも保存しています。


ぼくの「学び」についての考えへの感想や、
みなさんの「学び」についてのご意見など
聞かせていただけると嬉しいです。

ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)
「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」


美味しいものを食べて、次回の投稿に向けて英気を養います(笑)。