「人材育成」の本質 (2022/11/8)
記事の長さはおよそ1,000文字。1〜2分程度で読めます。
記事の概要
サッカーは正解のないスポーツです。
彼らの自己決定力を豊かにしてあげることが指導者の仕事なのです。
「教える」という言葉にはおごりがあります。
私たちの役割は選手に知恵やヒントを提供し、彼らが彼らなりに解釈して自分のものとして行動に移す、という過程をサポートすることです。指導者は引っ張る人ではなく支援をする人です。
学習者としての彼らが何を得たのかを追求しなければなりません。
人材育成の本質的な部分はどの分野も同じなのかもしれません。
要は「人を大切にする」です。
こんなふうに考えた
アジア人も女性も皆無に近かったスペイン・サッカー界に飛び込み、
2003年には男子3部リーグで女性初の監督にもなった
佐伯 有利子さんが【人間発見】のコーナーに取り上げられていました。
佐伯さんはJリーグの理事なども歴任され、
現在はスペインのサッカーチーム、
ビジャレアルCFのフットボール総務部に勤務されています。
ぼくは1年に100冊程度、これまでに累計で数千冊の本を読んできました。
(電子書籍はなく、すべて紙の本です)
読み終わった本は、
内容のサマリーをスマホのメモアプリに残してほぼすべて売っています。
そのため手元に紙の本のまま残しているのは、
本当に感銘を受けたごく一部だけで、
自宅にある幅が1メートルほどの本棚の棚2列分しかありません。
そんな数少ない手元に残した本の1冊に、
佐伯さんが2021年に書かれた『教えないスキル』があります。
この本はサッカーでの人材育成やコーチングについて書かれたものですが、
佐伯さんも日経の記事でおっしゃっているように、
人材育成の本質的な部分はどの分野でも同じです。
サッカーに限らず、正解のない世の中になっています。
指導者の仕事は、答えを教えることではなく
知恵やヒントを提供し、彼らなりに考えて行動に移すサポートをすること。そして「人を大切にする」こと。
人材育成やコーチングに関わっている方、
または関心のある方には一読をおすすめしたいです。
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記事の保存先
本投稿は日経新聞に記載された記事を読んで、
私が感じたこと、考えたことについて記載しています。
みなさんの考えるヒントになれば嬉しいです。
「マガジン」にも保存しています。
ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)
「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」
美味しいものを食べて、次回の投稿に向けて英気を養います(笑)。