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群馬県の女性デジタル人材育成

群馬県のデジタル人材育成については、若年層のデジタルクリエイティブ人材育成の好事例として度々本NOTEでも紹介をしてきました。その群馬県において、社会人を対象とした女性デジタル人材のプログラムが開始されることが今月発表されました。

“MAITSURUプロジェクト”という名称で、キャリアスタート講座、フロントエンジニア育成講座、そしてぐんま女性IT人材育成講座の3つのコースから構成され、「デジタル技術を活用できる女性人材の育成から就労までを一体的に支援するプロジェクト」をコンセプトに展開されるようです。

着目をしたいのが、ぐんま女性IT人材育成講座です。先日発刊した書籍でも事例紹介をしたMAIAのでじたる女子活躍推進コンソーシアムのスキームがここでも活用されています。育成だけでなく、出口戦略としての就労支援までフォローをしてくというこのMAITSURUプロジェクトとのコンセプトと合致したのでしょう。

MAIAのでじたる女性活躍推進コンソーシアムの実績が各地域で着実に積み重なっていることが大きいのだと感じます。また群馬県も日本最先端のデジタル県を目指しており、学生を含む若年層だけでなく、女性デジタル人材に乗り出すことも必然であり、このコラボレーションも非常に興味深いと感じます。

若年層のデジタルクリエイティブ人材と、女性デジタル人材の群馬県の管轄部署は異なりますが、部局を超えてコラボレーションができると独自色を増すのではないか期待します。

【お知らせ】
これまで本NOTEで公開をさせて頂いた日本各地域のデジタル人材育成の事例やインタビューを含めまとめさせて頂いた内容を「デジタル人材育成の様々なカタチ: 地方におけるデジタル人材育成の事例集 」として6月12日に上梓しました。


デジタル人材育成学会 中村

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