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マンガ『盤上のポラリス』の名言から学ぶ一歩を踏み出す勇気

落ち込んだとき、テンションが下がったとき、気分が乗らないときに、少しでも気分を変えて、一歩を踏み出す勇気がほしいときはありませんか?

マンガを読んでいると、この言葉深いなぁ〜ってしんみりさせてくれたり、大切なことを思い出させてくれる気がします。

今回は、単行本は4巻で完結した作品である『盤上のポラリス』(©原作:木口糧・漫画:若松卓宏/講談社)より、僕の人生をより魅力的になるよう考えさせてくれた言葉を紹介させていただきます。

『盤上のポラリス』は、マインドスポーツや頭脳スポーツと言われるチェスを題材として、目指すベき目標、ライバル、仲間と、小学生の主人公が純粋で真っ直ぐに王道を突き進み、チェスを心の底から楽しんでいる姿が描かれた、チェスのルールを全く知らなくてもチェスの魅力に惹き込んでくれる作品です!

少しでもあなたが夢に向かって突き進むとき、壁が現れたとき、壁を乗り越えるときに、モチベーションを上げてくれたり、グサッと心に刺さったり、物事の見え方が変わるヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。

盤上のポラリス 名言一覧

変じゃねーよ?
なんかコレ、キレイでカッコイイな!

椿 一兵

そーだ…。オレちょっとコイツのことわかるな…。
冒険したいって思うし、行きたくても行かなくて、
タイクツでサビしいのもすげーわかる。

椿 一兵

仲間みたいに思ってたけど違ったんだな…。
お前はーーー、冒険に行くヤツだったんだなーー…。

椿 一兵

見せてくれ、オレにもチェス盤の上にあるってんなら、
オレも連れてってくれよ。
お前に見えてる冒険ってヤツーー……。

椿 一兵

オレだってお前に負けねーくらい強くなってすぐに追いつく。
そん時はもう一回オレとお前で勝負しよう。
きっとこないだよりも、もっとすげぇ景色が見れるぜ。

椿 一兵

なんかもったいないなぁ…。
なんかさ、せっかく楽しく冒険できるのに、
「早く帰ってきなさい」って言われてるみたいだ。

椿 一兵

お前、手加減とかしてないよな?
そんなのしてもらって勝ってもうれしくないからな。

椿 一兵

約束したんだ…、オレ……。
将来グランドマスターになって一番高い場所でそいつと戦うって!

椿 一兵

お前とのチェスのこと思い出して、
お前だったらどうするかなって考えてやるんだ。
そしたらちょっとずつ自分と違うチェスができるんだよ。

椿 一兵

ジョーセキってさ!
冒険の地図なんだな!

椿 一兵

むかし夢があったんだ。
伝説の勇者になって冒険の旅に出る。
それがオレの本気の夢だったんだ。

椿 一兵

アイツにはぜったい認めてもらわなきゃダメだって気がする!

椿 一兵

光に向かって行くとその先に見えてくるんだ…。
すげー景色が絵を描くとき時みたいにちょっとずつ。

椿 一兵

「くやしい」のままじゃダメだ…!
俺ももうなりたいってだけじゃなくて…、どうしたら強くなれる…?

椿 一兵

ムリをしないと見れない景色があるんだよなー。

椿 一兵

誰かのマネなんかしたって強くなれないぜ。

椿 一兵

あいつの頭の中には昔の人が見つけたすげー手がいっぱいなんだな。
とんでもない数の定跡の中から正しい道を選んでるのか…。

椿 一兵

本に書いてあることってたしかにスゲーし、正しい手だってわかったよ…。
わかったんだけどさぁ…。
その通りにやらなきゃいけないと思うと、なんか…つまんないんだよな。

椿 一兵

みんなが言ってくれるからさ。
こいつらが「コレからがおもしろいところだ」って‼︎

椿 一兵

世界で一番チェスが強い人達をグランドマスターって言うの!
わたしの…わたしの将来の夢……!

氷見崎 ひめ

すごいなぁ。
本で勉強しなくても、自分で自分のチェスを見つけられるんだね…。

氷見崎 ひめ

ふふっ、楽しい時間か……。
君はそう感じるんだね。
チェスクロックは「おウチに帰りましょう」って合図じゃないよ。
その時計が鳴ったら死ぬんだよ。

灰堂 レン

アイツの方が、最後読が浅かっただけだ。
もう一歩踏み込まれてたら、あの盤上では僕は「死んでた」!

灰堂 レン

イラつくんだよあいつのチェスが…。
あんなチェスにカケラも負けたのが許せないんだ。

灰堂 レン

このまま日本にいてもチェスなんて強くなれない!
お前はグランドマスターになりたいだけだろ!
僕はならなきゃいけないんだ…‼︎

灰堂 レン

僕はチェスが楽しいなんて思ったことは、ただの一度もないよ。
楽しいなんて思えてるうちは、
お前は本気ではチェスに向き合えていないんだ。

灰堂 レン

「相手の全てを否定しろ」
「自分の全てで敵を盤上から消すんだ」
チェスをそういうふうに教わったんだ、僕は。

灰堂 レン

…やる気もバラバラな奴が集まって馴れ合う場所なんて意味ないだろ。
結局ーー、自分一人で強くなるしかないんだよ。

灰堂 レン

…やる気もバラバラな奴が集まって馴れ合う場所なんて意味ないだろ。
結局ーー、自分一人で強くなるしかないんだよ。

灰堂 レン

チェスってやっぱ白番が有利じゃん?
強い人どうしてだと白を持てば「勝とう」とするけど、
黒番なら「ドローで御の字」なんでザラだし…。
ボクは白を持って毎回「負けないように」指してるから。

日田 照親

こんな小さい盤上の決められたルールの中で動いてるのに、
チェスの中でだけは僕は人と繋がれる。

八雲 青

君の「大切な約束」とかも大したことないみたいだね。

八雲 青

自分のプランを明確に理解して相手のプランは阻む!
目の前の盤上のカタチを理解することは、
そのための足場を把握するってことさ。

荒辺

そうか…、彼女も一兵クンの夢に引っ張られた一人か…。
一兵クンの前に進む力に…、
君はみんなにとって本当に勇者なんだろうな。

荒辺

楽しむということも悪くはない。
でもその先に君が行きたいのならば、
駒の主としてどうありたいかそれを明確にすることだ。

スンダリ

いかがだったでしょうか?

お気に入りの名言は見つかりましたか?

チェスのプレイヤーは世界で7億人も存在しているのに、ルールまで一般的に知られているかと言えば、日本ではまずマイナーで違うのだと感じます。

僕自身、主人公の一兵やヒロインのひめが苦戦したチェスを一緒にやってくれる人を探すことに苦労したり、純粋に楽しみたいことが楽しめないといった孤独を感じたこともありますし、純粋にチェスを楽しむことに突き進んでいく一兵をはじめ、登場人物1人ひとりの感情がこもった言葉は本当に深く心に染み入るものばかりで、人生について悩んだりモチベーションが下がったときに、一度立ち止まってじっくりと考える時間をとらさせてくれた経験があります。

学校や会社、その他の組織に所属していて落ち込んでいるとき、疲れているとき、悩んでいるときなどに、この『盤上のポラリス』の名言で元気づけられる方も多いのではないでしょうか?

この作品は4巻で打ち切りとなりましたが、まさか4巻で終わるとは思えなない展開で、囲碁マンガの名作『ヒカルの碁』を彷彿とさせる、この作品によってチェスに興味を持つ人が出てきて、プロが生まれていくのでは…、と思わせてくれるほど惜しまれた作品だったのではないかと思います。

この想いを持たれた読者は僕一人ではなかった証拠がコチラです(笑)

チェスの魅力と純粋な向上心が織が織りなすマインドスポーツから見え隠れする登場人物たちの想いがもたらす言葉にふれあいながら、また明日からの原動力になると幸いです。

それでは今回はここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!


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