【自分語り日記】会社を辞めたくなったときに読むマンガの話
今回はマンガが好き過ぎて、マンガの貯蔵量が60,000冊を越えながらも、毎月新しいマンガを買い漁る僕が、会社を辞めたくなったときにモチベーションを上げてくれるマンガのお話を記したいと思います。
細かな経歴はプロフィール記事を見ていただけると幸いですが、この記事の概要をお伝えすると「会社を辞めたい」と思ってしまうモチベーションが下がりやすい事象と「それでも頑張って打ち込みたい」と思わせてくれるお仕事系マンガの魅力を書いています。
会社を辞めたくなったときに支えてくれるマンガ10選
最近のニュースは政治や経済など各方面でネガティブな内容が多く(そういうものが取り上げられやすいからかもしれませんが…)、僕の前職が自動車業界だったこともあり、販売会社でも製造会社:メーカーでも「できないことをできる」と言わざるを得ない世の中って何なんだろう…と思うことが増えました。
僕はいま転職をして、自動車業界とは全く違う業界のメーカーで人事:採用・研修担当をしていますが、仕事をしていると年に数回「モチベーションが全く上がらない…、というか保てない」とか、「もうこの会社を辞めようかな」と思う瞬間があります。
しかも最近はその瞬間が、瞬間で終わらずに、長期間続くということが増えたように感じます…。
これは社内での役職・立場が変わったからなのか、はたまた経営層である役員の方針が変わったからなのか…。
ただ、僕は今の会社でやりたいことができていますし、ある程度の裁量権をもらって好き勝手にできているので楽しいですし、転職してもこんな環境に近しい感じになるとは限らないです。
また、意気投合したメンバーと独立して起業することも考えたことはありますが、僕自身がかなり自己中な部分があるので、チームで何かをするということに苦戦することを考えると思い悩んでしまいます。
会社の人たちと飲み会をしたり友人たちと集まっても、だいたい家庭や仕事の愚痴を言い合っていることが多く、個人的にそのような場が好きじゃないため行かないようにしていますが、避けて通れない場合は余計にネガティブ思考になったり、モチベーションが下がって会社を辞めたくなります。
今回はそんな「会社を辞めたい」と思ったときに必ず読むマンガの中で、特に読みやすい&モチベーションを爆上げしてくれるオススメの作品を10個に絞って紹介したいと思います。
① ボーダーレスネーム
広告代理店でのお話しで、「上手くやる」をポリシーに平穏な日々を過ごしている主人公が、昔捨てたはずの“夢”である「漫画」に仕事で関わることで夢が動き出していく、アラサー女子が夢に挑戦するワーキングストーリー!
② アニメタ!
アニメ制作会社でのお話しで、大学や専門学校を出ていない高卒の新人アニメーターである主人公が、0.1%の「才能」と、99.9%の「熱意」でプロフェッショナルが集結するアニメ業界に挑むアニメーター物語!
③ ひともんちゃくなら喜んで!
ブラック企業をオフィス改革するお話しで、人事コンサルの主人公が超絶ブラックなファッション会社でヒステリック上司によるパワハラや、色恋沙汰いじめを行うモンスター社員と対峙していく対峙しながら、ホワイトニングしていくオフィス改革ラブコメディー!
④ リメイク
百貨店の美容部員としてのお話しで、派遣OLだった主人公が素敵な美容部員に接客され、自身もその世界に飛び込んで失敗から学び、正社員として働くこと責任感や営業として心構えを身につけ成長していく物語!
⑤ 133cmの景色
食品会社でのお話しで、病気の影響で小学生の頃に身体の成長が止まってしまった主人公が、その身長の見た目から大人になった年齢と外見が乖離していることで、恋も、仕事も、趣味も、「見た目」に縛られる社会で戦う生きづらさの物語!
⑥ これだからゲーム作りはやめられない!
アプリゲーム制作会社でのお話しで、ゲーム2Dデザイナーで残業過多・休日出勤の連続で締め切りに追われる日々を過ごしている主人公が、好きなことを仕事にしたはずなのに色褪せていく情熱を、後輩やチームの仲間たちとともに失った「輝き」を取り戻していく『働くあなたにエールを贈る』物語!
⑦ 終のひと
葬儀屋さんでのお話しで、母の死で弔いのプロフェッショナルと出会った主人公が、葬儀屋の仕事や葬儀のやり方、ビジネスとしての在り方、遺族との関わり方など、弔いの場の裏方としてプロフェッショナルになっていく命の終わりのヒューマンドラマ!
⑧ 西荻窪ランスルー
アニメ会社でのお話しで、周囲の反対を押し切って「絵に携わる仕事に就く」という自身の夢を追いかけることを決意した主人公が、現場の修羅場感や焦りなどが入り混じる過酷な環境に圧倒されながらも、新人ならではの夢や理想に葛藤し、仕事も恋もひたむきにがんばるがむしゃら女子の全力疾走物語!
⑨ 左利きのエレン
広告代理店でのお話しで、『天才になれなかったすべての人へ――』をキャッチコピーに、凡人ながらも何者かになりたい主人公が天才少女の出会いから始まる、広告業界とアート業界の天才と凡人から見る全ての仕事が詰まったクリエイター群像劇!
⑩ チェイサーゲーム
ゲーム開発会社でのお話しで、入社9年目にして中間管理職のプレイングマネージャーに昇進した主人公が、ひと癖もふた癖もあるメンバーとユーザーの笑顔のため日々ゲームを作り続ける。「仕事」というものを“ガチで共感”できる物語!
今回オススメしたマンガは、お仕事系かつクリエイティブな職種のものが多いのですが、モノづくりの視点だからこそ求められるクオリティや納期、そこに立ち向かう姿がモチベーションを上げてくれるのかもしれません。
僕が「会社を辞めたい」と思ったときに読むだけでなく、新入社員がモチベーションを上げたいと言っているときや若手社員が思い悩んでいるときに貸し出している作品でもあり、悩みを持つ主人公を支える同僚や先輩、上司がとてもいい言葉を投げかけてくれるんですよね。
改めて僕が社会人になってモチベーションが下がった出来事とそのギャップを乗り越えさせてくれた名言とともに紹介したいと思います。
モチベが下がる事象①:主体性の塊が評価される!
採用や研修の仕事をしていると「0を1にする人」・「1を10にする人」・「10を10に保つ人」の3パターンの役割があるなぁ~と強く思うことがあります。
また「0を1」にする人と「1を10」にする人しか評価されづらい傾向にあって、「10を10」に保つ人は職場で自信を失しやすく、モチベーションが下がっている人が多くいますが、実際のところは「10を10」で保てる人がいないと仕事は回らないんですよね。
「0を1にする人」は、新しいアイデアやプロジェクトをスタートさせ、何もない状態から何かを作り出すことに長けていますし、常に革新的で新しい取り組みをリードすることができるのでリーダーとしても目立つことが多いように感じます。
「1を10にする人」は、既存のアイデアやプロジェクトを改善して成長させることに優れていますし、問題解決能力が高いので、効率化や品質向上などを実現することができ、目に見える成果を残して目立つことが多いよう思います。
そして「10を10に保つ人」は、既存の成功を維持して安定させることに秀でているので、組織やプロセスを管理し、円滑な運営を確保することができますが、裏方寄りの地味な作業で支えているので目立ちにくいです。
この3パターンの役割はどれも同じくらい重要であり、それぞれが持つスキルや貢献が職場の成功に不可欠ですが、組織の上に立つ人の目線では、「10を10に保つ人」の役割は他の2つの役割と同じくらい重要であるにも関わらず、しばしば見過ごされがちです。
なので事務志望の学生さんやコツコツ継続して努力できるだけの学生さんが選考を通らなかったり、事務部門では働く社員の方は目に見える成果やリーダーシップを発揮できず、評価が低くてモチベーションが上がらない人も見ているともどかしく感じる自分がいます。
逆にリーダーとしてガツガツ行動している人も、落ち着いて事務作業をしているときは持ち味を発揮できずにモチベーションが下がることもあって、いろんなジレンマが重なり合うために『仕事って難しいなぁ』ってなるんですよね…。
モチベが下がる事象②:実態と違うミスを許す環境!
僕が社会人になったとき、職場で敷かれていたルールの1つに「誰かが何かをミスしたときは、人を責めるのではなく、仕組みを疑え」というものがありました。これは学生時代に知っておきたかったと素直に思いましたし、人を管理する役職に就いたときにしみじみ思う教訓でもあります。
この考えは失敗やミスが起こった場合にその原因を特定する際に個々の人を責めるのではなく、問題の発生に関連する仕組みやプロセスを見直すことの重要性を示唆しているので、当事者に対して強く当たらず安心の場として改善につなげることができます。
具体的には仕事の流れはその方法で良かったのかといった仕組みやプロセス的な問題で、例えばコミュニケーションの不足だったり手順の不備だったり、トレーニングの不足などが考えられるので、ミスが起こったことを改善の余地があると捉えて改善することで同じ問題が再発するリスクを軽減できます。
仕組み云々の話をしましたが、やっぱり1番は「人」を責めてしまうことそのものが、その人の能力や意図を見逃して強く当たってしまうことでモチベーションやパフォーマンスが下がってしまうことが僕は辛く感じます。
しかも僕が感じていたのは「誰かが何かをミスしたときは、人を責めるのではなく、仕組みを疑え」というのはキャッチコピーであって、実際に改善がなされる場は「人対人」のやりとりのために、重々しい雰囲気の場で公開処刑を受けるという実態と則していないことが多かったんですよね。
責任感やプレッシャーの中で育つものがある一方で、強い圧力から極限状態が弾けて鬱になることもありますし、一瞬でやる気がなくなって、そこから上がっていくことが難しくなっちゃうんですよね…。
モチベが下がる事象③仕事ができる人の偶像に憧れる!
僕が社会人になってすぐの若手の頃は「仕事がデキる人=大量の作業を超高速でこなせる人」だと思っていましたが、今は『仕事がデキる人=上手に捌ける人(不必要な仕事をスパっと切り捨てて重要な仕事に注力できる人)』」というコンサル的な考えが身についてしましました。
この「仕事の重要度が見極められない」人は、自分だけでなく職場の人間関係や家族との家庭環境も悪気なく崩壊させてしまう影響力がくっついていて、膨大な時間を奪うことがあります。
スキルを身につけるうえで単純な作業を速くこなすことも大事ですし、その積み重ねでいろんな物事を手短にこなせることがバリバリに仕事をこなしているイメージがありますが、ある一定の作業を早くこなせるスキルが身についていたら、それ以降はある程度の質も確保できないと無駄な大量の作業をこなすだけになってしまします。
「重要な仕事を見極める」の本質は不必要な作業を省いて本当に重要なことに集中することで、効率的に結果・成果を最大化するための優先順位付けと重要なことにどれだけパワーを割けるかということになります。
先ほど「身についてしまった」と表現しましたが、それでも愚直にいま目の前にあることを必死にこなしていく情熱が、周囲を巻き込んで伝播させていくこともあるのに、重要度を見極められずに時間やパワーを無駄にするだけでなく、他者や組織にも悪影響を及ぼす可能性があるということで非難されがちな考えでもあって、『自分の頑張りって空回ってんの?』って思ってしまうとモチベーションは一気に下がっちゃうんですよね…。
モチベが下がる3つ事象を越えさせてくれた名言!
まとめ
僕は普段、会社の中でやりたいことを好きなようにやらせてもらっているポジションだったり、「こんなことをやりたい!」と声を上げたら、とりあえずやってみてOKという環境で働いていますが、その環境を作るまでにはとても大きな壁がありました。
自分に経験のない分野や初めて挑戦することには、まず自信をつけないといけないと思い込み、『自分の中でこれくらいの力がついたら、これくらいの仕事をしよう』と思いましたが、残念ながらそのタイミングでそんな仕事は来ませんでした。
逆に来た仕事はタイミングに関係なく、『必ず実力よりも高めの仕事』が来て、初めての経験であたふたしながらも自分の力にしていくしかありませんでしたが、いま思えば『それはチャンスだから絶対怯んじゃダメ』で、来たものに全力で打ち込んで培った力で、新しいこと・自分のやりたいことをやっていくのだと思っています。(古い仕事観だったらすみません…。)
僕は毎年、自社の新入社員研修で社会人になりたてのみんなに伝えていることがあります。
『いろんな講師(社員)から「言われたことだけをやらない。一歩先を見て行動」って言われたでしょ?講師の人には本当に申し訳ないけど、僕がみんなを採用した立場で言わせてもらうなら「言われたことをやれるようになってからでいい」と思うよ。言われたことをきちっとできる人って案外少ないから。愚直最高!素直な人は必ず伸びる!だから難しく考えなくて大丈夫。まずは指示されたことに全力を尽くそうね!』と。
そして、そんな新人が数年経って仕事を辞めるか悩んでるときに伝えていることがあります。
『自分が惨めに感じたら辞めるといい。キツかったり、しんどかったりすることはたくさんあるだろうけど、「惨めだな」と感じたら確実に人格に悪影響及ぼし始めている段階だから、「惨めさ」は耐えるんじゃなくて辞める判断をするポイントの1つだと思うよ。もし上司から「お前は外じゃ通用しない」とか言われたら、「ウチじゃ外で通用するほどの経験値を稼げないから、いますぐ辞めて他のところに行きなさい」って意味だぞ!』と。
これらの言葉を社内教育する立場で言っていいのかはわかりませんし、僕個人の想いであって間違った考え方が含まれているかもしれません。
それでも、自己肯定感MAXの陽キャじみた僕自身でも、モチベーションが上がらなくなるくらいへこんで、「会社を辞めたい」と思うことがあります。
そんなとき、心の支えになってくれているのは「プロフェッショナル」として、愚直に挑む姿や試行錯誤しながらも少しずつ前に進む姿を見せてくれたマンガたちです。
社会に出ると、学生時代の頃よりも辛いことや嫌なことが多く、本当に塞ぎ込んでしまうような出来事も起こりますが、『自分はプロフェッショナルなんだ!』という想いを貫いて、『プロならこうありたい!』・『プロならこんなことはしない』と自分なりの軸を持ちながらマンガで培った理想のプロフェッショナルな人を目指しています。(笑)
僕はストーリーのある内容の本を読むことが好きで、それは「いろんな人の気持ちになれるから」という部分があります。それは小説やドラマや映画、アニメなどもそうなのかもしれませんが僕はマンガでした。
そして名言・自分に刺さる言葉を集めることを始め、いまでは60,000冊を超えるほどマンガに熱中し、そしてこの経験を踏まえて、マンガやその作品の中にある名言で誰かが救われる可能性があるならnoteに残して伝えたいと思ってブログを始めました。
あまり興味を持ちづらい内容だったかもしれませんが、自分の気持ちを整理するための日記であることも含めて、この記事を残したいと思います。
それでは今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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