見出し画像

残穢 住んではいけない部屋

あらすじ

小説家である「私」(竹内結子)のもとに、女子大生の久保さん(橋本愛)という読者から、1通の手紙が届く。
「今住んでいる部屋で、奇妙な“音"がするんです」
好奇心を抑えられず、調査を開始する「私」と久保さん。
すると、そのマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で、自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。
彼らはなぜ、“音"のするその「部屋」ではなく、別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか。
「私」と久保さんは、作家の平岡芳明(佐々木蔵之介)、心霊マニアの青年・三澤徹夫(坂口健太郎)、そして「私」の夫・直人(滝藤賢一)らの協力を得て、ついに数十年の時を経た、壮大なる戦慄の真相に辿り着く。
だがそれは、新たなる事件の序章に過ぎなかった―。
すべての事件をつなぐ【穢れ】の正体とは?予定調和を許さない驚愕のラストまで、目が離せない。
小野不由美による第26回山本周五郎賞受賞の同名ホラー小説を「予告犯」「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督により映画化。

感想など

実話怪談もの独特のリアルな恐怖演出(不気味な黒い影、ごうっとなる風の音、姿の見えぬ畳を擦る音などじわりじわりと五感に訴える恐怖演出)、ホラー小説家の私が読者の投稿をきっかけに奇妙な噂や事件や怪異があった岡谷マンションとマンションが建つ以前を調査していくが怪異の関連が見えぬが故のスリリングなミステリー、過去の出来事や人が残した怨みや不幸が積み重ねられた穢れの恐ろしさ、淡々とした演技が印象的な竹内結子やミステリアスな橋本愛や陽気な佐々木蔵之介など名優のアンサンブル、おぞましき穢れの真相、実話系ならではのじわじわと迫る怪異の怖さがリアルな傑作ホラーミステリー映画。
U-NEXTなどで、配信中。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?