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【CHAPTER3】「逆境こそチャンス!」私たちがめざす新たな未来―日本でいちばんひとが育つ会社への挑戦―

さあ、ここから!という矢先。2020年が始まってすぐに、新型コロナウイルス感染症による社会不安が広がりました。当社においては、主力となる「ビアードパパ」ブランドはテイクアウトが専門であったものの、他のカフェブランド等では営業を継続するのか、撤退するのか、という大きな決断を迫られる状況でした。働きたくても働けない、これから私たちはどうなるのだろう、そんな不安が会社全体を覆っていました。

「あの時は私自身も不安で、人事制度というより会社自体がどうなるか、誰にもわからない状況でした。従業員の不安を払拭するためにも、今こそ人事制度改革を一気に進めるチャンスだと考えました。」

最初は退職者分析から始めました。離職の原因を突き詰めることで改革のヒントが見つかりました。まずは、女性社員が様々なライフイベントの中で、仕事を続けにくい現状であったことが挙げられます。そして、男女関わらず、活き活きと働いている社員、退職する社員について調査をすると、〝キャリアビジョン(軸や目標)をもっているか否か〟に、大きな違いがあることがわかってきました。

そして、上田は環境変化に対応するための経営計画を見直すなかで、組織力の強化(人事評価制度改革・教育制度改革)を挙げ、さらに会社がめざすべき旗として「日本でいちばんひとが育つ会社」というスローガンを掲げました。

2020年には、親会社である株式会社 永谷園の経営陣に、当社の改革案についてプレゼンテーションをする機会を設け、見事、会社全体で推進していくべき公認プロジェクトとしてのお墨付きを得ることができました。

「社内プロジェクトは、立ち上げても知らないうちに消滅してしまったり、うまく機能しなかったりすることもあります。しかし、このプロジェクトはコロナ禍でも絶対にそうさせたくなかったので、会社として正式に認めてもらうことが必要でした。また個人的な気持ちだけで突っ走ってしまうと、周りの賛同が得られません。役員をはじめ各部署の責任者が、一緒になってつくり上げていくことが重要でした。」

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