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酔の助神保本店は日本映画の聖地だった。

 

2020年1月に専修大学剣道部OBで酔の助神保町本店へ行き新年会を開催した時の写真です。

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火花の撮影で使用されていたり
孤狼の血1 @korounochi_movie のポスターが貼ってあったり
映画愛と文学的な情緒に溢れた素晴らしい居酒屋さんでした。

孤狼の血は役所広司さんのヤクザ映画で私はこの居酒屋に貼ってあったポスターで知ってこの日の翌日NETFLIXで観て度肝を抜かれました。

専修大学剣道部ではこの居酒屋さんに良く伺っていて大将の気さくさや人柄の良さに惹かれて私も大好きでした。

『THE居酒屋』という感じの
昭和と現代性がMIXされた雰囲気は比類なき存在で『逃げるは恥だが役に立つ』などのドラマや横浜流星さんも映っているシーンを映画で観るなど映像には欠かせない場所でした。

小説家になろうと決意したのは
この日だったように思います。

そこから約1年が経過し私も世の中も全く進歩が見て取れませんが実力と時代が許すならば
僕がこの居酒屋を小説にして
映画化したいです。

この時のメンバーは今皆立派になって公務員や社会人として働いています。

僕だけが何も社会に還元していないで大学時代のまま何年も潰してしまっています。

本当に皆の事を愛しているし
あの頃の感傷から抜け出して
前に進まなきゃいけないと思うのですが心と身体が追いつかないでいます。

小説家としてデビューして
ちゃんと私はここにいるよ
生きているよという事を
今まで仲良くしてくれていた
友達に見せたいです。

この暗闇のトンネルから
抜け出すのはいつになるのでしょう。

皆が出口の見えない迷宮を生きているように僕も明かりのない世界で彷徨っています。

今の僕の居場所は家とエーライツだけです。

仕事もないし学校にも行ってないしその2つの場所だけがかろうじて僕がこの星に存在していていい理由になっています。

20世紀少年に鏡を見ながら「僕は必要?」とお面をかぶった少年が語りかける場面がありますがずっとその言葉とあの映画がこだましています。

賛否両論ありますが浦沢直樹さんの20世紀少年が一番現代を描いた漫画だと思います。

昭和から平成にかけてどんどん社会の暗い部分、人間の嫌な部分が明るみに出てきました。

私の生まれた1994年というのは1つのターニングポイントだと思います。

世界が繋がりデジタルになっていく時代、SFが未来でなくなる時代、その時の夢が東京オリンピックであり、大阪万博なのだと思います。

歴史の焼き直しにも見えますが
未来へ進むための道程だと思います。

僕達は『夢を見させられて夢が夢のまま終わる世代』なのかもしれません。

20世紀少年の主人公達は敵と戦っているように見えますが
実際はずっとそれぞれの生活を送っているだけなのかもしれません。

全部バーチャルの出来事で
本当はコンビニで働いていたり、空港で働いていたり、ホームレスになっているだけ。

あれは彼らが描いた『現実逃避のための願望』なのかもしれません。

僕らは一生テレビの中には入れないし、国家のリーダーになることはできないし、世間に知られることはない。

アンディウォーホルは言いました。

「未来には、誰でも15分間は世界的な有名人になれるだろう」

この言葉を9.11アメリカ同時多発テロの映像を見るたびに思い出します。

彼らは確かに15分間世界的な有名人になりました。

自らの死によって。

アンディウォーホルの言葉は
『悪意を持った暴力の加害者』に向けられた言葉のような気がします。

あの映像を見るたびにネガティブな意味でアンディウォーホルが"15minutes of fame"と言った気がしてなりません。

彼はテレビの世界に住む事を望んでいました。

しかし、それは生きている間には叶いませんでした。

彼は亡くなった後インターネットやファッションの世界で永遠のアイコンになりました。

アンディウォーホルは世界中の1人1人の心の中で15分間だけ有名になれたのです。

『有名になる』というのは人の時間を奪う行為です。

その人をファンにさせて夢中にさせる事です。

良い意味でも、悪い意味でも、それが有名の定義だと思います。

私は小説家になって有名になりたいです。

こういう言葉は通常気違い染みていたり、変な人というレッテルを貼られたりして、はばかられる事ですが、私はその願いは正しいと思います。

有名になったからと言って
なんでも願い事が叶うわけではないし良い事が起きるわけではないでしょう。

むしろ辛い事ばかりだと思います。

でもそれが唯一の願いです。

理由はきちんとした小説を書いて人々を感動させる事は他のどんな人生のイベントよりも素晴らしい事だと信じているからです。

有名になるのは目的ではありません。

いろんな人に小説を読んでもらうためのツールです。

時間がかかっても良いので絶対小説家になります。

夢を諦めません🤦🏼‍♀️

そしていつかこの酔の助を小説として蘇らせます。

あの素晴らしい2020年のトキメキをスクリーンに映し出します。

それまで何があっても死なないし生き続けて善い行いをし続けていきます。

#映画好きな人と繋がりたい

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