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食依存からの卒業、その後

小松菜が案外育ってきて間引いただけでもけっこう採れました(写真が横向きになってしまいましたが…)。
肥料・農薬無しでもいけるもんですね。
これがマグレにならないよう土の整え方を勉強・実践していきたいです。


去年お米を食べる量を減らそうと思い、夜はお米食べない宣言をしてこんな記事を書きました。
食依存からの卒業|自律整体めぐりや

しばらくは良かったんですが、ある時ストレスがかかって夜も米を食べてからはそのまま食べる生活に戻ってしまいました。
ダイエットと同じでリバウンドが激しいですね…。

そしてしばらくして「あぁ、これはあんまりいい流れじゃないよな…」と思い、改めてスタイルを変えました。
それは「お腹が空いたら食べる」です。
自分も含め「時間になったから食事…」という人はとても多いのではないでしょうか。
「お腹が空いた…」と思ってもそれは本当にお腹が空いているのか。
お昼になったからお腹が空いたと思い込んでいるのでは…と思ったんです。
お腹ではなく頭で食べていたというわけです。

というわけで昼になってもお腹に具合を訊いてみて特に空腹感が無ければ食べない、ということを試してみました。
するとだんだんボーッとしてきたんです。
そうです、低血糖症状です。
低血糖の原因を調べると食生活の乱れや腸内環境の悪化などが書かれてありました。
でも全然心当たりがない…。
改めて考えると糖質を3食取り過ぎていてそれを急に減らしたことで血糖調整が上手くできなくなっていたのではないかと考えました。
それにしてもけっこうショックでしたね…。
なんだかんだ糖質依存から抜け出せていないことや一食抜いただけで低血糖になること自体に。

そこから変えたことは
①米はやはり一日2食まで、一度に茶碗1杯まで
②小麦や砂糖を控える
の2点。

米以外にもじゃがいもや人参などで糖質は摂っているので、やはり米の量は減らした方がいいと思いました。
砂糖はほとんど摂らないですが、小麦はそこそこ食べていました。
ポストハーベスト(収穫後農薬)を避けるために国産小麦を選んでいましたがグルテンの影響は大きいと考えました。

グルテンフリーが体にもたらす影響とは

GI値(血糖上昇指標)も高いですしね。

働いているとなかなか食事時間を調整できないのですが、空腹具合によって2食にしたり3食にしたりと臨機応変にしています。
それだけでもけっこう自由になります。

あと「食べる」ことは食べ物と一体になることですよね。
目の前の食べ物と自分は一緒になりたいのか…と考えると自ずと選ぶものが分かってきます。
そして一体になることをイメージしながらひたすら噛む。
これ、かなりいいです。
少量で満足できるようになりますよ。

まだいろいろ変え始めたところですが少しずつ適応し始めたように思います。
またその内に経過を書きたいと思います。


そもそも…人はお腹いっぱい食べられるようになってまだ歴史が浅いはず。
人類が誕生して以来、数百万年のあいだ飢餓と闘い続けてきたわけです。
(進化論を否定する意見もありますが、どちらにしても満足に食べられない時代が長く続いたのは間違いないでしょう)

そのため、人間を含めた生き物は基本的に空腹には強いはず。
だからこそ逆に食べ過ぎには適応しきれておらず、膵臓からのインスリン分泌しか対応方法が無いわけです。
そして食べ過ぎで多くの方が病に倒れています。
いまだ飽食を克服できた国は無いとも言われています。

食欲をコントロールするのは本当に難しい。
自分もまだまだなんですが1つ、事あるごとに思い出すエピソードがあります。


藤原ひろのぶさんというバングラデシュの子どもへ食事支援をしている方から聴いたお話です。

異国の地の子どもたちに食事を提供する"必要"がある三つの理由|藤原ひろのぶ

物質面で厳しい暮らしを強いられている孤児院を訪ねた時のこと。
ある子が「お腹は空いていませんか?」と自分が食べるより先にお皿を差し出してくれたというのです。
藤原さんは「明らかに自分より食べられている日本から来た自分に、空腹の子がお皿を差し出してくれた」という事実に大きな衝撃を受けたと言います。
そして「何もかも持っている我々は奪い合い、何も持っていない彼らは分け合うことを知っている」ことに気付きます。

この話は私にもガツンと響きました。
少し食べていないだけで「ハラヘッター」と言っていた自分がとても恥ずかしく思えました。


と言いながらもついつい食べ過ぎてしまう。
(でも絶対食べ物を粗末にしないと決めています)
そしてある時ふと我に返って修正する。
その繰り返しの中でだんだんいい方向に向かうのかなと思います。
なのでリバウンドしてしまうことにいちいち自己嫌悪に陥らなくていいと思います。
そうこうしながら少しずつ変えていけばいいんだと。

どうあっても全部OK。
どう生きてどう死ぬか。
すべては選択。
いま、この瞬間があなたにとっていいものでありますように。

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