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異国の地の子どもたちに食事を提供する"必要"がある三つの理由

ひろのぶです^ ^

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僕は今バングラデシュという国で食事の提供をしているのですが

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こんな風にめちゃくちゃ偽善者ぶってますが、これは写真用のスタイルで


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ふざけたことばかりしてる酒好きの39歳で、基本的にはどーしょうもない男と自負しています。

そんな僕ですが2年前から"ギフトフード"と言う形で食事提供をバングラデシュの子どもたちにさせて頂いてます。してあげているのではなくさせて頂いてるのです。この考え方がものすごく重要なんですが、その理由も追って説明しますね。

こんな活動をしていると"なぜ日本ではなく海外なのですか?"とか"自分の子どもとの時間を優先するべきでは?"と言った類のメッセージを頻繁にいただきます。これ、繋がりに気づいていないとわからないことなんで仕方ないのですが、きっと同じような事を聞かれる人が多いだろうなぁと思ったので文章にまとめることにしました。


その1 支えられているのは僕たち


支援と聞くとユニセフさんや赤十字さんを始めとする大きな団体が目につくと思います。そう言った団体が声高に訴えかけているのは

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いわゆる地球のどこかで理不尽に苦しむ人々がいてるので皆の力で支援しませんか?という旨の内容が多いと思います。

1人でも多くの人が意識を向けるべきだと僕は思います…がその反面、問題の背景を見る癖をつけなければ、自分とは関係のない事と捉えてしまいます。

その感覚で問題を見ているときに出てくる感情は可哀想から始まる"哀れみ"に近いものになります。

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こう言った写真がたくさん流れてきますが、哀れみからくる感情では自分に責任を感じる事はありません。どちらかと言うとこの国の大人や政府に対する憤りが生まれるのでは無いでしょうか?

では、この写真に一つの情報を上乗せしましょう。

この子は生活をする為にゴミ拾いを余儀なくされていますが、この子の両親は我が子がゴミ拾いをしている間に何をしているのか?


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思いっきり働いているのです

縫製工場で死に物狂いで働いているけど抜け出せない。僕たちの着ている安い服を作る為に低賃金での労働を余儀なくされているから…となったらどうでしょうか??

これは縫製工場だけじゃありません

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カカオ、コーヒー、コットン、ゴム、大豆、タルタン、ボーキサイト、その他諸々、これらの多くは換金作物(生産現場のことをプランテーションと呼ぶ)と言い、現地の人々が使用するものではなく、海外へ輸出をして外貨を稼ぐ為に生産しているモノ。これらの生産現場では今でも推定で1億6千5百万人の子どもたちが働いています。

僕たちが安価に大量に使用できる様に、重労働を余儀なくされている子どもたちがいる事実を理解したときに湧き上がる感情は"哀れみ"でしょうか?それとも"反省"でしょうか?


その2 問題の放置は自分を苦しめる


情けは人の為にならず

この言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、正確な意味を知っている人が意外と少ない。

以下は文化庁のサイトから抜粋したモノ


「日本国語大辞典 第2版」(平成12~14年 小学館)
情けは人(ひと)の為(ため)ならず
 情をかけておけば,それがめぐりめぐってまた自分にもよい報いが来る。人に親切にしておけば必ずよい報いがある。  補注:情をかけることは,かえってその人のためにならないと解するのは誤り。

先ほども書いたように途上国と呼ばれる人々の生活と、僕たちが日常的に手にしているモノはしっかりと繋がっていて、スマホもSNSも存在しなかった昔とは違い、その現実に働いている人々も気づき始めています。

アフガニスタンで活動を続けた中村哲さんが次のような言葉を残しています

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仕事があって家族がいて、今日食べるものがあれば人は銃など持たない

一見身勝手に思える犯罪も、冷静に状況を見ると背景には理不尽に苦しむ人々の姿が存在します。これは日本国内でも同じで、貧困や問題を放置する事は結果的に自分たちの生活の安全を脅かすことに繋がります。

理不尽に苦しむ人に手を差し伸べる事は、結果的には自分自身を守る行為になるのです


その3 そもそも放置することがおかしい


「なぜ食事の提供をしようと思ったのですか?」と言う質問を受けるたびに、なぜ提供しようと思わないのか?と逆に聞きたくなることがあります。

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どの国に生まれようが、どの家庭で育とうが、子どもには食べる権利があり、それを守るのは親の役割ではなく大人の責任。

お金がないと言うたったそれだけの理由でご飯が食べれない、そんな現実を"仕方がない"と容認していることの方が本当は狂ってるんです。

大量に食糧が廃棄される側、幼い子どもが食事をできない。

これを正しいと説明できる人はいますか?

大袈裟なことをする必要は無く、ほんのちょっとだけ他者に与える勇気を多くの人が持つことができるなら問題は解決に向かうのです

そもそもですよ。

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理由は必要ですかね??子どもにご飯を渡す行為に

以上の3点が、僕が異国の地の子どもたちに食事を提供させてもらってる理由です。何か感じるものがあれば一緒に食事提供をしてもらえると嬉しいです。

ひろのぶ

食事提供はこちらから↓


(下記は5月度のギフトフードサポーターの皆さん)

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本当にありがとう‼︎




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