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替えの利く人材と、替えの利かない人材、どっちになりたい?

どうもです。今回のテーマは「替えが利かない人の功罪と対策」です。

突然ですが、皆様は自分の事を「替えが利く人材だ」と思ってますか?
突然仕事を退職しても会社は生き残れますか?
今回はその辺りに焦点を当ててお話を構成していきたいと思います。

①替えの利く人材とは

替えの利く人材とは、書いて名の通り、「あなたの代わりはどこにでも居る」と言われる人材の事を指します。少々キツい言い方をするとこうなります。

自分のやっている仕事が、他の誰でも出来ると言われるとショックですね。直球でこんな事を言う人は最近は居ないでしょうけど…。

②替えの利かない人材とは

替えの利かない人材とは、書いて名の通り、「あなたにしか出来ない」と言われてしまう人材を指します。

言われると嬉しく感じてしまうかも知れませんが、これ実は結構ヤバい存在なんじゃ無いか…?と感じてしまう事もあるわけです。

よく遭遇するパターンとして…
・あなたが休むとプロジェクトの進行がストップする。
・あなたが辞めたら部署成績がダウンする。辞めないで。
・あなたしか知り得ない情報がある。
・担当があなた1人しか居ない
・数少ない専門職である
・周りのフォローが受けられない。

シンプルに考えるとこんな感じでしょうか…?
皆様の職場にも居ませんか?
「この人辞めたらヤバいな…」と感じる方が。

③双方のメリット

替えの利く人材のメリットとして、とにかく「気が楽」…これが挙げられます。あまり心配し過ぎずに仕事に取り組める訳です。
そして、フォローが受けられる事が多い事もポイントとして挙げられます。

あまり強いストレスを受けたくない事から、役職に就くことを嫌がる職員は一定数居ます。最近は若手にその傾向が強いですね。
大きなポイントとして、責任を負わずに済むことが挙げられます。

替えの利かない人材のメリットとして、立場があります。
レアな立場にいる以上、職場からは重宝されます。役職や裁量権など、様々な特典が与えられて、他の職員に比べて立場的に優位になります。
将来的に昇進を考えている方はこの立場を目指すのでは無いでしょうか。
自分にしか出来ない仕事や任せられない仕事は自分でコントロールすることが出来ます。
仕事を進めていく上で、大きなモチベーションにもなるでしょう。

④双方のデメリット

替えの利く人材のデメリットとして、派遣社員のリストラなど、色々な事象から考える事が出来ます。
仕事先から切られてしまうリスクがあるのです。
派遣等であれば突然、「来期の契約は致しません」という状況はあり得ます。
正社員でも、追い出し部屋(懐かしい)と言われるように、待遇面に問題が出てくる可能性も有ります。

また、「自分が居なくても、仕事は勝手に回ってる。休んでも別に大きな影響は少ない。」という感覚になることもあり、自信を失う事もあると思われます。

替えの利かない人材のデメリットとして、「一寸先は闇」という言葉が当てはまると考えています。
将来的な安定感が無いのです。
その方がいつも元気であるとは限りません。
その方が突然倒れてしまったら、その場で全てがストップしてしまいます。
急停車です。

「気が休まらない」傾向があるのです。

代役やフォローでどうにかなる体制であれば、凌げます。しかし、②で挙げたようなパターンが当てはまると、その職場は危機に陥ります。
病気など、仕方の無い部分であれば、そこまで問題にもならないでしょう。
モチベーションの低下や職場とのトラブルがあった際、その大きな責任を負わされる可能性も有るのです。

※その体制を整えていなかった職場側にも大きな責任があります。

⑤結論

替えの利く人材は、責任が少なく、フォローを受けられる立場にある代わりに、仕事における精神的な不安というリスクを背負ってます。

替えの利かない人材は、大きな責任というリスクを負う代わりに、待遇の向上や昇進といった未来の展望を見ることができます。
しかし、責任の大きさから潰れてしまう可能性も孕んでいます。
そのリスクヘッジとして、替えの利かない人材であっても、責任を分散できる体制を取っておくべきだと思いました。
組織がやるべき事ですが、個人でも意識しておいた方が良いと考えます。

今回は少々長くなってしまいました。

ちなみに私は「替えの利かない人材」になりたいなと思っています。
私としても、潰れないようにしっかりとリスクヘッジをして、気楽に昇進していくのが目標です。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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