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#86 「このまま死ぬんだろうな」と時より思ってしまう感覚

自分の現状を考える時にふと「このままの自分で死んでいくのかな」と思う瞬間がある。

最初にそう思ったのは、就職をして働き始めた時だ。働きながら「このまま死ぬんかな」とその時もふと思った。なぜ今までそう思わなかったかと考えると、学生時代は嫌でも年月に制限があったからだと思う。入学して卒業する。学年が変わり、多少環境が変わる。自分の選択の自由よりも環境や時間の制限があった。

大人になると、ある意味全てが自由だ。仕事をするしないも働き方を選ぶのも環境を変えるのも全て決断ができる。もちろん変えないという選択だってできる。そう考えると学生時代ってとても素敵な期間なんだなと思う。(学校とか集団行動とか苦手すぎて行きたくなかったけど...)

適応障害になって休職をしている時も「あー、このまま死ぬんかな」と何度も思った。この時は、「死ぬのかな」というより「死ぬしかないのかな」と思うことが多かった気がする。気分が憂鬱になってしょうがない時期だったから仕方がない。

そして、フリーターになって少しずつ病気を克服し始めている今。時より「このまま死ぬんかな」と思うことが当然のようにある。ただ、「死ぬしかないのかな」と思うことはなくなった。これはきっと成長というか回復というかそういう類のあれだと思う。

自己完結として結論を出すとすると「このまま死ぬんかな」と思っても実際死ぬことは1度もなかった。就職した時も鬱の時も結果今の自分と比べれば環境も体調も違う状態で生きれている。きっとフリーターの今の状況のまま歳をとって死ぬこともないのかもしれない。あるかもしれない。分からないけど、悩みの種として芽生える「このまま死ぬんかな」がとてつもなくモヤモヤする。

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