分かること、分からないこと

分かること、分からないこと
欺かれずに、前を向こう
過ぎたことを悲しまず
未来に希望を持とう

美しい詩よ生まれでよ
韻律や音韻を越えて
優しい言葉よ、流れ出でよ！

我らは生を受け、やがて去る
地上に、抱えきれない郷愁を残して
否！分かること、分からないこと
死の中に、希望と不安を残して、、、

人間の言葉など、限界も知れている
私の持つ知識は、与えられたもの
私は事実を話し、希望を語らない
君の言葉には、希望が溢れるが、、、

パリの雑踏に別れを告げ、
東京の坂を登るのだ
丘の上には雨が降り
遠くには私の家がある

詩を読む者がいるだろうか？
言うなれば、君自体が詩
人は誰も詩人であるが
言葉を紡ぐ者は少ない

そう、優れた詩人たちの中には、
一行たりとして詩を残さなかった者が多い
彼らは耐え、生き、黙り、死んだ
彼らに王冠を、勝者への敬礼を！

それで語り出したら止まらなかった者たちの多くに
私は何を与えよう？
否、与えるのは私ではないが、
私は、一言、言うだろう；tyst！

分かること、分からないことに
敬意を持とう！
世界がまた生まれ出てきたときに、
勝者として残るのは誰か；正直者！

Aug 2024
D.I.