海外を旅するくまさんＡ165「龍崎文衡殿」

くまさん一行は、関廟山西宮から山の仲を東に進み龍崎（ロンチー）区に入りました。その中にある龍崎文衡殿ます。ここも三国志で猛将と謳われた「關羽」（関羽）を神格化した関公を祀った寺院で、これを作った陳慶飛と言う人は、關公の霊が彼を救いに現れ、事業にも協力し、病も薬なしで治癒するという、まさに順風満帆な日々を送れるようになったという事で、關公に感謝する為に、20年の歳月をかけて龍崎文衡殿を建て、別の關帝廟から關公を分霊したと言います。さらにここは信徒の芸術性を高めるために、早くから銅の彫像、木の彫刻、陶芸などの芸術作品を、廟の広場、中殿、中庭などに設置していました。その関係があったのか、後の廟の代表者は、孫をとても可愛がっていて、その孫 が映画『アイアンマン』の大ファンだったためにアイアンマンは廟に寄贈され、その後『トランスフォーマー』のキャラクターなど様々な映画のキャラクターが廟内に安置されるようになりました。
ということで、このキャラクターたちを眺めるくまさん一行。日本では恐らく見かけないであろう不思議な文化の融合。これは海外ならではと感心したくまさん達なのでした。

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