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ここがタメになった「科学のあらゆる疑問に答えます ミックオヘア」1/②

科学雑誌ニューサイエンスのコラムに掲載されていたものです。
読者が質問を投稿して複数の人間が回答出すというものです。なぜ白髪になるのかといった根本的な科学の疑問を答えてくれます。回答者によって分析の仕方が違うのでそれを比べるのも面白いです。
Google 検索で調べ物をすると大抵答えがわかるのですが、なぜその答えになるのか深いところまで説明されません。この質問コーナーは物理的、化学的な観点で根本的なところまで説明してくれるため応用力がつき、自分の言葉で説明しやすい利点があります。
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雑誌の質疑応答コーナーはたいてい編集者が無難な回答出して終わりなことが多いです。この難しめの科学雑誌は読者に解答を出させる、しかも複数の読者に解答させています。回答者によって重視するポイントが違うため内容は異なります。それでいて的外れではなく皆正解です。
科学はとらえ方ひとつで違うものになりえることを痛感しました。だから科学は面白いんですね。

私は腰痛で座り続けると痛みが出るので、座りすぎ問題のテーマは注目しました。悪い姿勢で座っても大丈夫な仕組みのイスを使うと、悪い姿勢を改善しなくなり最終的に解決しないという意見は衝撃でした。
こまめに姿勢を切り替えてストレッチで筋肉をゆるめて改善中です。

~~以降は内容説明~~

地球は自転しているのはなぜかという質問にたいしては、減速はしていてまだ止まっていないという状態とのことでした。

太平洋と大西洋を同時に眺められる場所はありますかという質問があります。パナマ海峡付近の丘、パナマの隣の国にある富士山ほどの高さの山が挙げられていました。地図を用いて距離計算して目視で見える範囲を考慮して出しています。三角比の良い使い方を見せていました。

水切り石が飛び跳ねるのは水面と石の面の角度が大事という話でした。複数の解答者が出てそこからギネス記録の話につなげたり、長距離兵器の開発の話につなげる人がいて面白いです。

生き物は進化し続けていて本当ならオスはもっと少なくても問題ないわけです。家畜の世界ではオスが5%だと増加させるのに効率が高いです。しかし現実は男女比は半分です。メスばかり増えるとポジション取りが激しくなり、母と娘で利害衝突が多くなって効率良く増殖できない問題がありました。オスはそんなにも数が入らないのですが、自分の子孫の中から優秀なオスが出てきたら自分の遺伝子が広く行き渡るメリットがあるのでオスがたくさん必要という競争の問題もあります。

人間の腰痛は原始人の頃はなかったと言われています。現代人は沢山座るため、座る姿勢が悪い癖がついていると腰痛になります。前かがみの姿勢で股関節ではなく腰のところで体を曲げるとなります。
バランスの良い体の動かし方と姿勢を身につける必要があります。

座るときにまっすぐ座って姿勢を良くする方が腰痛になりにくいのに、前屈み姿勢の方が楽なのはなぜなのかという質問がありました。体に悪いやり方の方が簡単だということになります。
筋肉を正しく使って正しい姿勢を保てますが休む時はその姿勢を崩し筋肉を緩める必要があります。そのため常に正しい姿勢を続けることはできないです。
背もたれを時々使い前かがみの姿勢をとると筋肉を休めることことができます。まっすぐの姿勢で座ることで呼吸や内臓にもメリットがあるので正しい姿勢は重要です。筋肉を使って疲れてでも姿勢を保つメリットは大きいです。


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