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スモールビジネス、右から行くか、左から行くか

サラリーマンを辞めて、転職はせず、起業という道を選択してはいますが、今までは、ややモラトリアム的でもありました。自分が副腎疲労という要素も大きいです。正直、週5で通勤電車で通勤してフルタイムで働く体力はまだない。

モラトリアム的という仮面を付けつつも、実験的にいろいろやってみたところ、我流ではそんなに上手くいかないことも痛いほど実感し、今年はビジネスの再構築をしようと、とあるビジネス塾に参加しています。

これまでも大小さまざまなビジネス塾に参加してきましたが、やっぱりまずは王道から。「守・破・離」という単語もあるので、破るのは(オリジナルを持ち出すのは)一旦ちゃんと王道を守った後です。

今参加しているビジネス塾では、最初に、価格の設定をしました。これが私には一番のヒット、一番の肝でした!

バックエンドでの月あたりの単価×人数が決まれば、月商が導き出せます。このブルー(一番右)のところのために、オレンジ(左)・グレー(中左)・イエロー(中右)は、無料もしくは経費がペイできるくらいでいいのです。後は、オレンジ→グレーの移行率、グレー→イエローの移行率、イエロー→ブルーの移行率を上げていくか、オレンジ(もしくはグレー)の人数を多くするかのどちらか、もしくは両方に取り組んでいけばいいのです。

外資系製薬メーカーの前は、人材紹介会社で法人営業をしていました。このプロセスは採用もまったく同じ。募集→応募→書類選考→一次面接→最終面接→内定→入社。母集団の確保と歩留率のアップに取り組んでいきます。応募率をあげるために会社説明会をやったり、内定辞退を防ぐために、内定者フォローをしたり、という具合。もちろん、企業ですので、予算や採用単価というものもありますので、それに応じて、募集広告にかけていい経費なども決まってくる訳です。

さて、本題に戻ります。モラトリアムという仮面をつけ、まだ本気出してないだけ、と言い訳していましたが、手法に対する私のマインド面にも問題がありました。今まで参加した大小のビジネス塾は、振り返ってみると、本業で稼ぎがある人が主催する塾でした。例えば、本業は保険診療のクリニックの医師で、副業として栄養療法を教えているというような。なので、とにかく、オレンジ・グレー・イエローの左3つを無料でやれ、の一択。理由の説明はナシ。そもそもが生活費の心配のない人で、経費も青天井ではないものの、そこそこ潤沢だったりする人の意見です。(栄養療法を学ぶ講座として、ではなく、ビジネス塾としての話です)

本業がある方がその成功パターンを真似るのは、そんなにマインドのブロックがかからないかもしれません。

しかし、資金もなく、生活費もこのスモールビジネスで捻出しなくてはいけない私にとっては、それがビジネスの王道だとわかっていても、真似のできるものではありませんでした。恐怖でマインドブロックがかかってしまっていました。

今になってやっと、オレンジ・グレー・イエローの左3つが無料、もしくは低価格であることの意味が腑に落ちてきました。

それはブルー(一番右)が決まったからこそ!

ブルー(一番右)が決まらないと、オレンジ・グレー・イエローの左3つを無料にする勇気もでないし、オレンジ・グレー・イエローに使っていい経費の上限がわかりません。もはや、恐怖だけが積み上げられていきます。経費ばかり無限大にかかるような気がして、収益もイメージできず、恐怖×恐怖で、恐怖の二乗です。

ブルー(一番右)を決めることができたのは、ビジネスを本業としている師匠についたからこそ。

守・破・離。誰を師匠にするかはとても重要です。じゃないと、守のステージをクリアすることができません。

ちなみに、弟子側の準備が整うと、師匠が現われると言います。きっと私の準備が整ったのでしょう(超・前向き)。

一方、今日こんな記事を書きたくなった原動力があります。

現在参加しているビジネス塾で発信方法(SNSやメルマガ、LINE@、独自ドメインなど)について研究しているところなのですが、参加者のステージは様々。自分のビジネスで社会的成功をおさめたい人、自分のビジネスをもっと大きくしたい人、自分のビジネスで生活していけるくらいでいい人、稼ぎは別にあって社会活動をしたい人、生活費は別にあって(ご主人とか、家賃収入とか)お小遣い稼ぎだけしたい人、何かを通じて人と繋がりたい人、まだ自分探しの段階の人。いい・悪いではありません。その人がそうしたいのであれば、どれも正解です。自分の人生は自分で決めていいのだから。

そうなってくると、発信に何を求めているかは人それぞれです。どのSNSがいいか、というのも人それぞれ。

今までのビジネスのセオリーで行くならば、図の右から逆算して考えていくのが王道です。採用もそうでしたね。

instagramかFacebookのどちらが優れているかではなく、採用したいキャリアの人がどちらに多くいるか、という視点で、SNSを選択できるようになってきます。

でも、なかには、左から始めて、いつの間にか収益が上がっていたというパターンもあると思います。

ひたすらに「好き」を発信していたら、いつの間にかファンが増えて、オフ会をするようになって、オフ会がライブとなり、グッズ販売で収益が上がる、みたいな。とは言え、そんなシンデレラストーリーが成立する確率は正直そんなには高くないことは予想できると思います。

スモールビジネス、右から行くか、左から行くか。人それぞれ、自分次第。自分の「好き」という感覚や感情が何よりも大事、確率なんてクソ食らえってタイプは是非、左から。着実・堅実・慎重派は、今まで通り右から。どちらからでも自分がよければOKなのです。左から始めたけど、やっぱり右から、右から始めたけど、やっぱり左から、もOKです。

ここで突然ホロスコープ(星座)のお話し。

今、200年以上続いた、「地」の時代が終わろうとしています。地の時代は、物質主義、貨幣価値、社会ステイタスなどわりと実直・堅実な世界。それに対して、これからくる「風」の時代は、地の時代とは真逆の時代。もしかしたら、右から行く人・左から行く人の比率が大きく変わる転換期なのかもしれません。

とはいえ、翌朝、目が覚めたら、自分の価値観が180度変わってた!なんてことは滅多にないので、しばらくは地の時代の価値観を引きずる人が多いのも事実。今、左から行っている人、これから左から行こうとしている人、時代を先取りしているのかもしれませんね。

スモールビジネス、右から行くか、左から行くか。結論は、人それぞれ、そんでもって時代によって変わるかも。



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