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データの誤謬#5 『誤った因果関係』

” 誤謬(ごびゅう)とは、つまり、間違っていることである。”
データにまつわる誤謬を紐解き、やさしく知るシリーズ(全15回)


海賊が減っているのは、地球温暖化のせいだって?
そもそも、海賊ってまだいるの?


#5 誤った因果関係   

2つのイベントが同時に発生したときに、一方が他方を引き起こしたに違いないと誤って想定すること。

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過去150年間、「地球の温度」は着実に上昇しており、
「海賊の数」はそれに匹敵する割合で減少しています。

海賊の減少が地球温暖化を引き起こした。とか、
海賊が増えれば地球温暖化が元に戻る。とは、、、考えられませんよね。

いや、もしかしてもしかすると、、、ないですね。

しかし、日常では、こんなに明確には判断できないケースがたくさんあります。二つの事柄の間に相関関係があると、一方が他方を引き起こしたと信じたくなってしまうのです。

しかしながら、それは偶然であったり、両方の効果を引き起こす
第3の要因(第3因子)」があったりします。

海賊と地球温暖化の例では、両方に関わる第3の要因に「工業化」などが考えられます。

データ分析では、相関関係だけで因果関係を決めつけるのではなく、
第3の要因を探すなど、必ずより多くの証拠を集めるようにしましょう。

簡単に見つける方法があればいいんですけどね。

おまけ:海賊の今
なんと現代も海賊は活動してまして、武装して金品の強奪や身代金要求のハイジャックなどしています。国際海事局(IMB)の報告書によると、2020年全世界の海賊・武装強盗発生件数は195件だったようです。海賊対策のため、身代金の支払いや海賊保険、派遣される軍で多額のマネーが消費されていて、思わぬ経済効果を生み出しているとかいないとか。


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忙しい毎日、しかし、生産的であるとは限りません。
多くのチームでは、データのカオスに時間を奪われています。

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※当記事は、英国ロンドンDatachoice Solutions Limited社とのライセンスに基づいて、転載・加筆しています。

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