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データの誤謬#6 『ゲリマンダリング』

” 誤謬(ごびゅう)とは、つまり、間違っていることである。”
データにまつわる誤謬を紐解き、やさしく知るシリーズ(全15回)


語源が、ちょっぴりファンタジー!!!
なんです。


#6 ゲリマンダリング   

結果を変えるために、データをグループ化するための地理的境界を操作すること。

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多くの政治システムでは、選挙区を再定義することで、当選する可能性を高めるなどの操作をすることが可能です。

例えば、農村部を選挙区に含めることで、都市部で人気のある政党を不利にすることができるなど。

同様の現象は、データ分析の際に「可変な単位領域問題(Modifiable Areal Unit Problem: MAUP)」として知られています。

データを集計する地域をどのように定義するかによって、
データの見え方や分析結果が変わってしまうぞ!
ということを覚えておきましょう。

ことばの解説:Gerrymandering (ゲリマンダリング)
この謎な単語は、なんと人名と精霊の名前が合体してできているんです。
1812年、アメリカのマサチューセッツ州の当時知事Gerry(ゲリー)さんの政策に由来します。Gerryさんは、自分の所属する政党に有利なように選挙区割りを実施しました。その形がSalamander (サラマンダー=トカゲに似た火を司る精霊) に似ていたことから,それをもじって,多数党に有利な恣意的な選挙区割りをすることをゲリマンダーする=ゲリマンダリングという新語が生まれたようです。ちょっとファンタジー感じません?

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忙しい毎日、しかし、生産的であるとは限りません。
多くのチームでは、データのカオスに時間を奪われています。

「データの確認」に毎日、何回クリックしてますか?
「数字の読み合わせ」に時間を割くミーティングは効率的ですか?
「深刻なエラー」を見逃さない工夫がありますか?

Geckoboard(ゲッコーボード)で解決できるかもしれません。

あなたがこれから目にするものは、他に類を見ない、見る者の目を奪う「揺るぎないシンプルさ」を追求した、美しいダッシュボードです。

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※当記事は、英国ロンドンDatachoice Solutions Limited社とのライセンスに基づいて、転載・加筆しています。

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