(発達障害)イライラ感情との上手な付き合い方

はじめに

記事にアクセスいただきまして、ありがとうございます。
はいいろと申します。

私は、主治医から発達障害の傾向が強いと言われています。
認知の歪みにも振り回され、生きづらさに悩む人生を送ってきました。
しかし、今ではわりと穏やかな気持ちで生活を送っています。
もちろん、障害特性に悩まされるのは、今も変わりません。
けど、それでも楽しいと思います。

私の体験が、どなたかの悩み解決のきっかけにでもなれば、との思いで記事を書いております。
どうぞ宜しくお願いします。

今回のテーマは「(発達障害)イライラ感情との上手な付き合い方」です。

怒りの感情は厄介です。
強い感情ですから抑えるのもパワーが要りますし、頑張って押さえていてもイライラが頭にちらついて、目の前のやるべきことに集中できないこともあります。
かと言って、感情に身を委ねてしまうとトラブルになりかねませんし、それでスッキリするかと言うとそうでもなかったりします。
物に当たって壊してしまって、後で後悔するなんて話も聞きますし。

私は、こだわりが強くて、対人関係でちょっとしたイライラを感じやすいところがあります。
場合によっては、しばらくそのイライラを引きずってしまいます。
怒りが収まるまで、その不快感にじっと耐えていないといけませんでした。
また、否定的な言葉を浴びせられてしまい、それによって怒りを感じることもあります。

でも、怒りについて知ってからは、腹立たしいと感じても、引きずることは少なくなりました。
場合によっては、怒り自体が解消することもあります。

私が実際に試してみて、効果があったなと思う体験談について、例を交えてお話してみます。

怒りの感情に振り回されてしまい、困っている方、気持ちがちょっとでも楽になれば幸いです。

怒りは二次感情って知ってる?

以前、アンガーマネジメントの講義を受けたことがあるのですが、その中でも、個人的にとても役立ったと思っているのが「怒りは二次感情である」という知識です。
実は、怒りというのは、何かしらのネガティブな感情が引き金となり、沸き起こっているものなのだそうです。
ちょっと意外ですよね。

私の体験を例に、どういうことなのかお話してみます。
前回の記事でも取り上げましたが、前に通っていた病院で理不尽に怒られてしまったエピソードです。

発端は、薬の副作用でした。
私は、セロトニンが作用するというタイプの薬がとても苦手です。当時、処方されたのはサインバルタだったと思います。
飲み初めだけきついと聞いていたので最初は我慢していたのですが、飲めば飲むほど吐き気が酷くなってしまいました。
しばらく飲み続けていても一向におさまる気配がなく、薬を飲んでいる方が日常生活に支障をきたすような有様だったので、薬を変えるなど、何か手を打って欲しくて主治医に相談したのです。

すると、何を思ったのか、当時の主治医から「じゃあ何の薬なら良いんだ!」と怒鳴られてしまいました。
何がなんだか分からずにびっくりしてしまい、とりあえず平謝りしてその場を後にしましたが、「どんな薬が良いのかを考えるのが、あなたの仕事でしょうに!」と怒りが湧いてきたのを覚えています。

さすがにこの一件は、今思い返しても理不尽だったなと思います。
当時は、しばらく怒りを引きずることになり、知人に愚痴を聞いて貰ったりしながら、悶々とした日々を過ごすこととなりました。

このエピソードで感じた怒りの裏には、どんなネガティブな感情が潜んでいるのでしょうか。考えてみましょう。

そもそも、私としては、副作用が本当に苦しかったので、それを解消して欲しくて医者に相談しました。
しかし、頼みの綱としていた医者に話を聞いて貰えず、解消して欲しいという願いが聞き入れられませんでした。
このように経緯を振り返ってみると、聞き入れて貰えなかったという事実に対して、悲しい感情が湧いてきます。

つまり、私の一次感情は、悲しみだったわけです。

私は自分の感覚に鈍感なところがりまして、こうやって整理してみるととても意外に感じますが、皆さんはいかがでしょうか。

もしお時間許すようでしたら、是非、時間をとって考えてみて下さい。
私の場合は、事実に着目して経緯を振り返ってみると、一次感情に気づきやすいです。



ちなみに、私は、一次感情に気づくと、それだけで怒りの感情が雲散してしまい、ほっとしたような落ち着いた気持ちになることが多いです。
置き去りにされてしまった感情が、受け止めてもらえたかのような安心感があります。
そのため、一次感情を見つけること自体が、私にとっては意味があることです。

みなさんの一次感情は、どのような感情でしたでしょうか。

一次感情を受け止めることができたら。

自分の本心に気づけたら、せっかくなので、本心が満たされるにはどのようにしたら良いかを考えてみて下さい。

私の例で言えば、薬が合わないという問題を解消したい、という願いを聞いて貰うことが本心でしたね。
当時の主治医はあまり協力してくれなそうですから、医者を変えるなりする方が手っ取り早そうです。

過去の私は、家に帰って悶々とした怒りを抱き続けていたわけですが、もし気持ちを整理し、自分の本心に気づいていたらどうなったでしょうか。
きっと違う医者に診て貰って、対処をして貰って、それで終わりでしょう。
前の医者のことなんてどうでもよくなり、すぐに忘れてしまうと思います。
自分の本心は、もう満たされていますから。

こう考えてみると、怒るという行動自体、そんなに建設的ではなかったことに気づきます。
悶々と怒っていたところで何も解決しませんし、嫌な気持ちを引きずるので精神衛生的にも良くないです。
しかし、自分の本音を受け止めて、それが満たされるような行動をとると、怒りから解放されて望みも叶います。とても建設的です。

この、建設的な行動につなげられるというのが、この知識の凄いところだと私は思います。

まとめ

怒りは二次感情であり、一次感情となるネガティブな気持ちをきっかけとして、沸き起こるものでした。
なので、怒りを感じたら、一次感情となった、本当の自分の気持ちを見つけてあげて下さい。
自分の本心が見つかったら、どうしたら気持ちが満たされるのかを考え、そのために必要な行動をとってみて下さい。
すると、怒るよりも、建設的に事を進められそうじゃないでしょうか、というお話でした。

いかがでしたでしょうか。

”怒り”や”二次感情”といったキーワードで検索すると、ネット上でも詳しく解説されているページがたくさんヒットします。
ぜひ調べてみて下さい。

ちなみに、今回あげた例では、問題になった本人と距離をおくことで解決できましたが、場合によっては、本人と直接会話しなくてはいけないこともあるでしょう。
次回は、そんな時に役立ちそうな知識をお話してみます。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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