全体概要
全体的に以下の3点が論点となっている
PKO協力法に対する議論の甘さ
現地での自衛隊の活動内容
日本の国際的立場
これらがPKOを通してどう報じられているのかを以下にまとめる。
記事説明
1面:自衛隊の449人帰国 カンボジアPKO実質終了
課題を残して終えた、と報じている。
2面左端:対応棚上げ連立政権 埋まらぬ隔たり/PKO変質に戸惑いも
連立政権がPKOに対して一枚岩ではなく、連立与党内で主張の違いが生じていると報じている。
3面:自信と議論残す
「十分やった」胸張る隊員 と題し、報じた。
一方で、PKOの今後の位置づけをめぐり、防衛庁内で意見が割れていると報じた。
9/12 2面 「派遣はよかった」では済まぬ
9/25 主張・解説 武力より民政第一
9/25 主張・解説 予防的機能 重視を
まとめ
議論の甘さ
与党内でも決して一枚岩になっておらず、各党の思惑が錯綜している
現地の自衛隊の活動内容
一貫して武力行使に反対であり、武装解除がなされていない地域に派遣する場合に不可抗力で自衛隊が武力行使や危険に巻き込まれるのではないか、という懸念を報じている。
日本の国際的立場
強い影響力を持つ米国などからは、日本の積極的な参加を求められる一方で、日本としては憲法9条などの問題から武力行使の恐れがあるPKO活動には慎重にならざるを得ないという板挟みになっている。